“Toward Solving Pathfinding”というセッションでは、Rockstar New EnglandスタジオのKevin Dill氏とRelic EntertaimentのChris Jurney氏による、経路探索関連の話題が展開した。Jurney氏は、ゲームの内部処理で必ず使用する距離評価関数を並行利用して、AIの戦略判断の精度を高める方法や、フォーメーション制御における応用案を提示した。またDill氏は、経路探索に用いられるナビゲーションメッシュの作成方法、また、ゲーム的な戦略価値判断を経路探索に織り交ぜて活用するアイディアなど、いくつかの研究成果を披露した。“AI Summit”は、このような知識を共有しようとするセッションが多かったように思える