トピック
7月発売の「パルワールド オフィシャルカードゲーム」先行体験レポート
体験会デッキも全公開! ゲームの世界観を上手くTCGに。奥深い対戦が楽しめる
- 提供:
- ブシロード
2026年6月24日 00:00
- 【パルワールド オフィシャルカードゲーム】
- 2026年7月30日発売予定
- ブースターパック『パルパゴスの夜明け』
- 価格:440円(1パック7枚入り)
- トライアルデッキ『パルパゴスの夜明け レッド・ブルー』
- トライアルデッキ『パルパゴスの夜明け グリーン・パープル』
- 価格:1,980円(カード固定60枚セット)
2026年7月30日、ブシロードから新作トレーディングカードゲーム『パルワールド オフィシャルカードゲーム』(以下、パルワールドOCG)が発売される。名前から分かるように、人気のオープンワールドサバイバルクラフトゲーム『パルワールド』の世界観をカードゲーム化したもので、日本だけでなく全世界で同時発売される期待の新作である(日本語版、英語版、簡体字版で多言語展開される)。
発売はまだ少し先だが、5月3日と5月4日に東京ビッグサイトで開催された「GENDA GiGO Entertainment presents カードゲーム祭2026」において、先行体験会が行なわれた。今後も体験会が開催される予定だが、日本での一般公開はこのカードゲーム祭での先行体験会が初となる。先行体験会の様子とそこで明らかになった詳細ルール、体験会で使われたデッキの中身をレポートしたい。
メインデッキとソウルデッキの2つのデッキを使う
まずは、体験会で明らかになった『パルワールドOCG』のルールについて説明する。TCGは、大きくマナ(土地)ベースのTCGと、それ以外のTCGに分けることができる。前者の代表が「マジック:ザ・ギャザリング」や「Shadowverse EVOLVE」、「デュエル・マスターズ」などであり、後者の代表が「遊戯王オフィシャルカードゲーム」などだ。
『パルワールドOCG』は、マナ(土地)ベースのTCGだが、メインデッキに土地カードが含まれるタイプではなく、マナに相当するソウルカードから構成されるソウルデッキを別に使うデザインとなっている。メインデッキの枚数は50枚で、同名カードは4枚まで、ソウルデッキの枚数は10枚である。
TCGの元祖である「マジック:ザ・ギャザリング」は、土地カードがメインデッキの中にあるため、引き運が悪いと、手札に土地カードが少なくてカードのコストを払えなかったり、逆に土地カードだらけになってクリーチャーを出したり、呪文を使うことができなかったりといった事故(土地事故などと呼ばれる)が起こりやすい。それを改良したのが「デュエル・マスターズ」で、すべてのカードを土地カードとしても使えることで土地事故を防ぐ設計になっている。さらに、最近のDCGやTCGでは毎ターン自動的にマナが増える仕組みになっているものも増えている(「Shadowverse EVOLVE」もその一つだ)。
『パルワールドOCG』ではそうした流れを踏まえ、ソウルデッキを分離することで、毎ターン必ずソウルを増やせるようになっており、土地事故が起きる心配はない。また、今後特殊な効果を持つソウルが出てくることも予想され、ゲームデザイン的な可能性も大きい。
『パルワールドOCG』の勝利条件は相手プレイヤーのライフを先に0にするというシンプルなものだ。また、自分の山札がなくなってしまった場合は、そのプレイヤーの負けとなる。
プレイシートもシンプルで、手前がソウル置場(いわゆるマナゾーン)、その奥が拠点となっており、ソウルデッキは左下に、メインデッキは右側に置かれる。メインデッキの下が墓地となる。
メインデッキに入れられるカードの種類は、「パルカード」「イベントカード」「建築物カード」「ギアカード」の4種類である。建築物カードのみ横向きのデザインになっており、他は全て縦向きのデザインだ。全てのカードに共通する要素がコストであり、カードの左上に書かれている数字がそのカードを使うために必要なコストを表している。このあたりはマナベースのTCGではほぼ共通なので、「Shadowverse EVOLVE」などをプレイしたことがあればすぐにわかるだろう。また、パルカードの下側中央には、戦闘力と打撃力という2つの数値が書かれている。戦闘力はパル同士の戦いやパルによる建築物への攻撃の際に参照される値で、打撃力は相手プレイヤーへの攻撃の際に参照される値だ。
イベントカードは、使い切りのカードであり、いわゆる呪文カードに相当する。「クイック」というアイコンがあるイベントカードは、自分のターンだけでなく、相手の攻撃のタイミングでも使うことができる。「Shadowverse EVOLVE」の「クイック」とほぼ同じだと考えてよいだろう。
建築物カードは、コストを払って拠点に設置することでさまざまな効果をもたらすカードであり、パルに利用させる(アサイン)ことで別の効果を得ることもできる。このアサインは特徴的なギミックであり、ベースとなっているゲームの世界観を上手く落とし込んでいるといえるだろう。また、建築物カードに攻撃力はないが、耐久力が設定されており、この数値が0以下になると破壊される。
ギアカードも、建築物カードと同様に拠点に出すことができるが、こちらは耐久力は設定されておらず、相手のパルの攻撃対象にはならない。
また、各カードには色が設定されており、デッキ構築時には「赤」「青」「緑」「紫」の4色のうちから2色を選ぶ必要がある。また、どの色のデッキにも採用できる「無」色があり、これらを組み合わせて50枚のメインデッキを構築することができる。
ダメージチェックのドキドキ感が魅力の一つ
それではゲームの流れについて解説する。各ターンは、スタンドフェイズ→ドローフェイズ→ソウルフェイズ→メインフェイズ→エンドフェイズという流れで進行する。スタンドフェイズは、前のターンで攻撃などによって横向きに寝かせた状態(レスト状態と呼ぶ)のパルカードやソウルカードを縦向き(スタンド状態と呼ぶ)に戻すフェイズだ。ドローフェイズは山札から1枚カードを引くフェイズであり、次のソウルフェイズではソウルデッキからソウルを2枚、縦向きにソウル置場に置く。
他のTCGでは基本的に毎ターン1枚ずつマナが増えるルールになっていることが多いが、『パルワールドOCG』では毎ターン2枚ずつソウルが増えるので、コストの大きな大型パルも比較的早いターンで拠点に出せる。当然ゲームの高速化にも貢献しそうだ。なお、後攻プレイヤーは、ゲーム開始前に1枚だけソウルデッキからソウルをソウル置場に置くことができる。
メインフェイズでは、コストを払って手札のパルや建築物、ギアを拠点に出したり、手札のイベントを使ったり、パルでバトルを行ったり、拠点のカードの「起動能力」を使うことができる。拠点に出たパルは、いわゆる召喚酔いがなく、すぐにバトルを行なうことができるので、展開もスピーディーだ。また、ソウルがたくさんあるが手札に有効なカードがないときは、1ターンに1回だけソウルを3枚レストすることで、カードを1枚引くことができる。
拠点にいるパルは、相手プレイヤーか、相手のレスト状態のパル、建築物にアタックできる。レスト状態のパルにアタックする場合、お互いのパルの戦闘力を比較する。バトルによってお互いに戦闘力分のダメージを与え合い、自身の戦闘力以上のダメージを受けると墓地に置かれる。例えば、戦闘力300のパルが戦闘力200のパルに対してアタックをすると、戦闘力300のパルは200ダメージを受け、戦闘力200のパルが300ダメージを受けて破壊され、墓地に行く。なお、パルが受けたダメージはそのターンは継続するが、次のターンになると回復する。建築物にアタックする場合は、こちらのパルがダメージを受けることはなく、相手の建築物の耐久力が減る。
相手プレイヤーに直接攻撃をした場合、打撃力が参照される。打撃力が1なら相手プレイヤーのライフが1減り、打撃力2ならライフが2減るのだが、このときにポイントとなるのが、ブシロードTCGではよくあるダメージチェックだ。ダメージの分だけ1枚ずつ自分の山札をめくっていくのだが、このときに右上にラッキーアイコンがあるラッキーパルが出ると、その受けたダメージがすべてキャンセルされる。ラッキーパルはデッキに最大8枚しか入れることができない。勝敗を決める攻撃が通るかどうかは運次第となるが、ダメージチェックで山札をめくるドキドキ感が魅力の一つだ。
また、全てのパルがいわゆるブロッカーとしての役割も果たしており、スタンド状態のパルがいる場合、他のパルやプレイヤーへの攻撃をブロックできる。なお、通常のプレイでは各プレイヤーのライフは10からスタートする。コストの支払いは、ソウル置場にあるソウルカードを横向きに寝かせることで行なう(他のマナベースのTCGも同じだ)。
初期手札は5枚だが、手札枚数の上限はない。手札のマリガン(引き直し)ルールもあり、マリガンをする場合は、最初に引いた手札を山札に戻し、しっかりシャッフルしてから再度5枚引く。マリガンは1回しかできない。
先行体験会でスピーディーかつ戦略性が高いプレイを体験
それでは実際の先行体験会のプレイの様子を紹介する。TCGの体験会ではよくある固定デッキ(デッキの山札の順番が固定されており、シャッフルせずにティーチング担当者の指示通りにプレイする)での短時間でのプレイではあったが、『パルワールドOCG』のスピーディーで戦略性の高いプレイを楽しむことができた。なお、プレイヤーのライフも本来は10だが、今回は3でスタートしている。
先行体験会で使われたデッキは全て同じもの(1種類のみ)であり、参加者にも配布された。筆者は後攻となったため、ソウルデッキからソウルを1枚縦向きにソウル置場に置いて、ゲームをスタートした。
まず相手が「ツッパニャン」を拠点に出し、そのまま筆者へ攻撃。ダメージチェックでラッキーアイコンがあるカードが出なかったので、そのまま1ダメージ受けた。返しのターンで、2コストの「モコロン」を拠点に出し、相手のレスト状態の「ツッパニャン」を攻撃。こちらの戦闘力が上回っているため、「ツッパニャン」を撃破。
相手は2ターン目に、4コストの「キツネビ」を拠点に出し、そのまま筆者に攻撃。「キツネビ」の打撃力は2であり、この攻撃を受けてしまうと厳しい。そこで筆者は手札から妨害を持つ「ペンタマ」を使った。相手の攻撃タイミングに対して、クイックで使うことができ、「1コスト払ってこのカードを捨てる」か「このカードと他の手札を1枚捨てる」ことで、相手のアタックを失敗させることができる。今回は1コスト残っていたので、前者を選択。これで相手の打撃力2のアタックを防ぎ、再び筆者のターンに。
5コスト貯まったため、まず1コスト使って「原始的な炉」を拠点に出した。ここでスタンド状態の「モコロン」をアサイン(レスト状態になる)することで、「原始的な炉」の上から2つ目の能力を起動。追加で1枚カードを引いた。このパルがアサインすることで建築物を利用できるというのが、「パルワールドOCG」の面白いところだ。この能力によって、ギアカードの「シングルショットライフル」が手札に。このカードを使うには本来4コスト必要だが、拠点に「原始的な炉」があるため、その永続効果でギアを使うコストが2減り、2コストで「シングルショットライフル」を拠点に出せた。「シングルショットライフル」の登場時効果で相手の拠点のパル1体に1000ダメージを与えることができるため、相手の拠点の「キツネビ」を撃破。さらにまだ2コスト残っていたので、2コスト使って「タマコッコ」を拠点に。あえて攻撃せず、相手の攻撃に備えるためにそのままエンドフェイズに移行。これだけの動きを後攻2ターン目でできるというのも、テンポ重視の現代TCGらしい。
相手の3ターン目、相手が「モコロン」でこちらのプレイヤーへの攻撃を選択した。これは受けるわけにはいかないので、スタンド状態の「タマコッコ」をレスト状態にして相手の攻撃をブロック。どちらも戦闘力300なので相打ちになる。しかし、相手が残りのソウルを使ってさらに「ツッパニャン」を拠点に出し、こちらのプレイヤーへの攻撃を選択。もうブロックに回せるパルはいないので絶体絶命だ。ここで運を天に任せてダメージチェック。ラッキーアイコンを持つ「アグニドラ」が! ラッキーパルの登場によって、ダメージがキャンセル。ぎりぎりのところで助かった。
まだゲームは途中だったが、残念ながら体験会会場の時間の都合でここでプレイは終了した。文章で書くと長く見えるが、実際はかなりスピーディーな展開だ。妨害を持つカードやクイックで使えるイベントカード、そしてラッキーパルの存在により、最後までどちらが勝つか分からない熱い攻防が楽しめる。
体験会で使ったデッキを全公開
ここで、体験会で使用したものと同じデッキを入手できたので、その中身を公開する。具体的な中身は写真とキャプションを見てほしいが、パルカードが9種類36枚、イベントカードが1種類2枚、建築物カードが2種類6枚、ギアカードが2種類6枚で、合計14種類50枚となる。なお、この体験版のカードを発売後の製品版と混ぜて使うことはできない。
後発TCGらしい練られたルールで発売が非常に楽しみ
『パルワールド オフィシャルカードゲーム』は、これまでブシロードが培ってきたTCGに関するノウハウが注ぎ込まれた、分かりやすく、奥が深いルールのTCGだというのが筆者の感想だ。ソウルデッキの採用により、土地事故をなくし、マリガンルールによって初期手札の事故もかなり防げる。また、妨害やクイックの採用は、バトルの戦略性を高め、熱い攻防が可能になる。もちろん、パルたちのデザインも可愛らしい。『パルワールド』のプレイヤーはもちろん、『パルワールド』自体の知識がなくてもプレイに影響はないので、新しいTCGをやってみたいという人にもおすすめできる。筆者も発売日が待ち遠しい。
なお、6月27日と28日には、それぞれ東京と大阪で先行販売会も実施される予定となっている。会場ではトライアルデッキが先行購入できるほか、プロトタイプデッキを使用した講習会も開かれ、参加者には参加賞として箔押しPRソウルカードもプレゼントされる。『パルワールドOCG』に興味のある方はぜひ参加してみては如何だろうか。





















































































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