トピック
本⽇発売「モンハンワイルズ」のロード時間を徹底検証︕ M.2 SSD「Samsung 990 PRO with Heatsink」をPS5/PS5 Proで試す
- 提供:
- 日本サムスン株式会社
2025年2月28日 17:00
ゲームをプレイする上で、どうしても気になるのは起動してから操作できるようになるまでの「ロード時間」ではないだろうか。プレイ時間も短め、容量も小さいライトなゲームであればまだしも、それが人気の大型タイトルともなれば、データのロードにはそれなりの時間がかかる。
近年ではゲーム機器のスペック向上でロード時間はずいぶんと短くなっているが、それでもロード=待ち時間は発生する。ゲームを遊び尽くせば尽くすほど、トータルで見るとかなりの時間が積もっていくことになる。ロード時間をできる限り減らすことで、ゲームライフはより快適になっていくはずだ。
その解決方法のひとつと言えるのが、より高性能なSSDの増設だ。今回焦点を当てるPS5/PS5 Proでは、本体ストレージとは別に、M.2 SSD用の増設スロットが搭載されている。高性能なM.2 SSDを選び、本体に装着すれば、ストレージ容量確保と同時にロード時間の短縮にも期待ができる。
そこで今回紹介するのが、サムスン「990 PRO with Heatsink」だ。「990 PRO with Heatsink」は、PS5/PS5 Proにまさに高品質かつ最適なM.2 SSDと言えるだろう。発売したばかりのカプコンのハンティングアクション「モンスターハンターワイルズ」を使用し、ロード時間にどのくらい効果があるのかを検証していきたい。
最新M.2 SSDの最上位モデル「990 PRO with Heatsink」
改めて、今回使用する「990 PRO with Heatsink」について簡単に紹介しておこう。「990 PRO with Heatsink」は、PS5/PS5 Pro動作確認済みとなるM.2 SSD。容量は1TB/2TB/4TBの3モデルがある。
最大の特徴はなんといっても、公称値で最大7,450/6,900MB/秒のシーケンシャル読み出し/書き込み速度を実現しているパフォーマンスの高さだろう。M.2 SSDにおいて、速さは正義だ。
「Samsung 990 PRO with Heatsink」は前モデル「980 PRO」と比べてもパフォーマンスと電力効率が向上しており、性能面において最高クラスと言える。なおPCで使う場合には、SSDの状態をリアルタイムで確認できる管理ソフト「Samsung Magician ソフトウェア」も利用できる。
また、パッと見ただけで分かる特徴的でクールなデザインも「990 PRO with Heatsink」の魅力の1つ。メタリックな黒と赤の色合いや、立体的な形状はモノとしてのカッコよさがある。この天面部は全体がヒートシンクになっており、内部のチップを冷却する役割を持つ。まさに、見た目と機能の両方を兼ね備えたデザインだ。
装着後は直接見る機会は減ってしまうが、自分のPS5本体に、このカッコいい製品が備わっているというハイステータス感は、かなりの心地よさがある。
PS5/PS5 ProにM.2 SSDを増設! プラスドライバーで簡単設置
SSD増設の準備では、事前にPS5/PS5 Proの電源を切り、横置きできる広いスペースを用意する。後はSSDに触れる前に静電気除去シートなどを使って、自身の静電気を除いておく必要がある。またプラスドライバーも1本用意する必要がある。
まず、最初にPS5/PS5 Proのカバーを外す。新型PS5(CFI-2000)やPS5 Pro(CFI-7000 model)にある4カ所のカバーのうち、M.2 SSDスロットは本体を電源ボタンを手前、右側にして横置きしたとき、上左側のカバーの下だ。
カバーの着脱にはネジ留めなどはなく、クリップを外すことでパカッと外せる。個体差の問題もあるのかもしれないが、このクリップがかなりガッチリと固定されている場合がある。カバーの手前からゆっくり力を加えていくことで外しやすくなる。
増設M.2 SSD用スロットはファン部分の隣。金属カバーのネジを外すと、いくつかネジ穴が切られ、「80」や「60」といった数字が刻印されたスロットと端子が登場する。スロットの数字はM.2 SSDのサイズを示しており、利用するM.2 SSDに合わせて留めるネジの位置が変わる。「990 PRO with Heatsink」の場合サイズは2280なので「80」が装着位置だ。
また実際に装着する前に、サイズ「110」の場所にあるM.2 SSD固定用のネジと丸形の金具(高さ調整用)を外しておく。「80」の穴に丸形金具を差し込み、続いて「990 PRO with Heatsink」を端子部に装着。さらに「80」の穴にネジを締めてSSDを固定すれば、増設作業は完了だ。後は、金属カバーをネジで再度固定し、カバーを元に戻せばすべての作業が完了となる。
なお今回は、PS5に「990 PRO with Heatsink 2TB」を、PS5 Proに「990 PRO with Heatsink 4TB」を装着した。
作業完了後にPS5/PS5 Proを起動すると、M.2 SSDをフォーマットするように促す画面が表示される。フォーマット完了後は自動でPS5/PS5 Proが再起動するので、これでいよいよ増設したM.2 SSDがPS5/PS5 Pro上で利用できるようになる。
M.2 SSDが正常に動作しているかを確認するには、「設定」の「ストレージ」を開く。ここでメニューの中に「本体ストレージ」のほか、「M.2 SSDストレージ」が表示されていればOKだ。ここを選択すると、「Samusung SSD 990 PRO with Heatsink 4TB」といった形で増設したSSDの名前が表示され、ストレージ容量も表示されるようになる。
インストール先も設定。本編データ移動は約21秒で完了!
増設完了したPS5/PS5 Proだが、このままでは単にSSDが増設されただけ。そこで早速、本体ストレージにインストールされている「モンハンワイルズ」を増設した「990 PRO with Heatsink」上で起動できるようにしてみたい。
手順は簡単で、「本体ストレージ」→「ゲームとアプリ」を選択。するとインストール済みのゲーム一覧が表示されるので、「モンハンワイルズ」→「移動する項目を選択」を選択する事で、ゲーム本編データをM.2 SSDに移動できる。移動時間は、手元の計測でPS5とPS5 Proいずれの場合も約21秒前後で完了した。
これで「990 PRO with Heatsink」上で「モンハンワイルズ」が起動できるようになる。なお移動の際、他のゲームにもチェックを入れておくと、まとめて移動できるので便利だ。
また最初からM.2 SSDにデータをインストールしたいという場合は、「ストレージ」→「インストール先」で設定可能だ。「インストール先」を開くと「PS5ゲームとアプリ」「PS4ゲームとアプリ」が表示され、デフォルトの「本体ストレージ」を「M.2 SSDストレージ」に変更すれば完了。以降は装着済みの「990 PRO with Heatsink」にインストールされるようになる。
ロード時間が長いほど速度の向上を体感!
では、本体ストレージと「990 PRO with Heatsink」とで起動速度や各種ロード時間にはどのくらい差が出るのだろうか。測定したのは以下の6つの場面だ。
まずは「モンハンワイルズ」起動時間だ。具体的には、PS5/PS5 Proのメニューから「モンハンワイルズ」を選択して「ゲームを開始する」を押した後、ボタンを連打して「セーブデータをロードしています」のウィンドウが表示されるまでの時間。
なお、「セーブデータをロードしています」のウィンドウ表示の後はネットワーク接続が発生する。この時間を含めてしまうと、ネットワーク接続の時間でズレが生じてしまうため、ここまでの時間での計測とした。
次はセーブデータの読み込みからゲームがスタートするまでの時間だ。具体的には「モンハンワイルズ」起動後のゲームスタート時、セーブデータを選択してから実際のゲーム画面が表示されるまでのロード時間を計測した。
3つ目は序盤のベースキャンプにて、トレーニングエリアに移動する時間だ。トレーニングエリアに入る際に、「トレーニングエリアに移動します。よろしいですか?」とダイアログが表示されるので、ここで「はい」を選択してからトレーニングエリアの画面が表示されるまでの時間を測定した。
4つ目はトレーニングエリアからベースキャンプに戻るまでの時間だ。トレーニングエリアからベースキャンプに戻ろうとすると「ベースキャンプに移動します。よろしいですか?」のダイアログが表示されるので、ここで「はい」を選択してからベースキャンプの画面が再表示されるまでの時間を測定した。
5つ目は序盤のベースキャンプで、フリークエスト「砂原にも虫はいる」を受注してからクエストが開始するまでの時間だ。具体的にはクエスト受注の画面から「フリークエスト」-「砂原にも虫はいる」を選択し、「受注して出発(クイックスタート)」を選択してクエストを受注し、クエスト開始画面が表示されるまでの時間を測定した。
6つ目はフリークエスト「砂原にも虫はいる」の画面上でクエストを終了し、ベースキャンプに戻ってくるまでの時間だ。クエスト終了後、報酬画面でボタンを押してから再びベースキャンプが表示されるまでの時間を測定した。
以上6項目において、PS5の本体ストレージと「990 PRO with Heatsink」、PS5 Proの本体ストレージと「990 PRO with Heatsink」の4パターンについて、各場面を5回ずつ測定し、平均を取ることとした。
本体ストレージ平均 | 990 PRO平均 | 差分 | |
---|---|---|---|
タイトル起動時間 | 14.73 | 14.426 | 0.304 |
セーブデータ選択 | 7.478 | 7.328 | 0.15 |
トレーニングエリア | 3.584 | 3.502 | 0.082 |
ベースキャンプに戻る | 4.516 | 4.398 | 0.118 |
フリークエスト開始 | 6.698 | 6.482 | 0.216 |
ベースキャンプに戻る | 6.898 | 6.746 | 0.152 |
本体ストレージ平均 | 990 PRO平均 | 差分 | |
---|---|---|---|
タイトル起動時間 | 14.322 | 14.002 | 0.32 |
セーブデータ選択 | 7.194 | 7.09 | 0.104 |
トレーニングエリア | 3.538 | 3.436 | 0.102 |
ベースキャンプに戻る | 4.408 | 4.272 | 0.136 |
フリークエスト開始 | 6.35 | 6.17 | 0.18 |
ベースキャンプに戻る | 6.578 | 6.452 | 0.126 |
結果から言えば、「990 PRO with Heatsink」の場合、本体ストレージよりも大体0.1~0.3秒ほどロード時間が短くなった。0.1~0.3秒はごく僅かな時間だが、「モンハンワイルズ」はプレイを極めるほどクエストの周回数が積み重なっていくため、やればやるだけ恩恵があると言える。
最も効果が出たのは、タイトル起動で、本体ストレージと「990 PRO with Heatsink」でPS5/PS5 Proとも約0.3秒の差がついた。傾向としては、よりロードに時間がかかる場面ではより効果を発揮するようだ。
またそもそも、本体ストレージの時点でPS5よりもPS5 Proの方が速いというのも興味深い。「モンハンワイルズ」ではPS5 Proならではのグラフィックス強化機能「PS5 Pro Enhanced」にも対応しており、PS5 Proと「990 PRO with Heatsink」を組み合わせることで、高品質なグラフィックス&高速ロードというPS5 Proの優位性をさらに伸ばすことができる結果となった。
今回はっきりと計測したのは上の6つの場面だけだが、全体を通して体験してみると、ちょっとしたデータのロード時などで「ん?もうロード終わった?」と感じる箇所がかなり多かった。「990 PRO with Heatsink」の速度があらゆる場面で効果的に働くことで、「モンハン」ライフの快適度が底上げされることだろう。
「モンハンワイルズ」と「990 PRO with Heatsink」の最強タッグでひと狩りいこうぜ!
「モンハンワイルズ」のように、読み込みが比較的多めに発生するタイプのタイトルには、「990 PRO with Heatsink」のような高速ストレージの増設はかなり効果的に刺さる。長い目で見れば、実際に使用することで、非常にありがたいと考えるハンターは多いことだろう。
また大容量ストレージがどかんと増える点では、「モンハンワイルズ」に限らず、「990 PRO with Heatsink」はその後のゲームライフまでをも底上げしてくれる存在になるだろう。3月1日からの価格は、2TBモデルが22,980円、4TBモデルが63,480円。今後も長い時間ゲームと向き合うのであれば、「990 PRO with Heatsink」はぜひチェックしていただきたいアイテムだ。
なお「990 PRO with Heatsink」については、Amazonにて対象のゲームソフトと合わせて購入することで、5%~10%割引になるキャンペーンを3月4日まで実施している。PS5版「モンスターハンターワイルズ」も対象ソフトのひとつなので、よりお得に購入するチャンスだ。
□Amazon「Samsungのヒートシンク付きNVMe SSDがPS5ソフトとまとめ買いで10%・5%OFF」のページ
さらに4月21日までは、「990 PRO with Heatsink」を含むサムスンのSSD製品を購入することで、PS5デジタル・エディションやPlayStation Portal リモートプレーヤーなどが129名に当たる「狩猟生活応援キャンペーン」を実施中。合わせて注目していただきたい。