先行レビュー

「GUNDAM ROGUE ORBIT」最速試遊レポート

ガンダムゲーム史上最高のハイスピード高機動バトルを体験!

【GUNDAM ROGUE ORBIT】
2027年3月5日 発売予定
価格: コレクターズエディション 15,840円
デジタルデラックスエディション 11,880円
通常版 8,910円

 バンダイナムコエンターテインメントは、プレイステーション 5/Xbox Series X|S/PC向けアクションゲーム「GUNDAM ROGUE ORBIT」を2027年3月5日(金)に発売を予定している。

 人と人との戦争ではなく、未知の敵である「アポカリプス」との戦いを描く、これまでのガンダム作品とは一線を画す完全オリジナルの世界観。6月の「Summer Game Fest 2026」にて公開されたロボットが巨大なモンスターと戦う映像を見たときは誰もが“ガンダムに似ている新作のロボットアクションゲーム”だと思ったことだろう。

 発表からガンダムファンの間では話題となっている本作「GUNDAM ROGUE ORBIT」を、一足先にプレイする機会を得られた。ガンダムゲーム史上かつてないハイスピード&爽快アクションを体験することができたので、そのプレイフィールをお届けしよう。

簡単操作でエースパイロット気分が味わえる、新機軸の爽快ガンダムゲーム

 ゲームステージクリア型の形式で、インターミッション画面で機体のカスタマイズやミッションを選択して戦場へ赴く。ミッションをクリアすれば物語が進み、また新たなミッションが追加されるというのがゲームの基本的な流れだ。

 ガンダムといえば欠かすことができない母艦からの出撃シーンも力が入っており、格納庫から発進用のカタパルトまでエレベーターで上がっていく場面だけでテンションが上がる。

 主人公・レクスたちが乗る独立特務艦ステラヴェーンのカタパルトが展開し、戦地にガンダムヘリックスが射出されるシーンはガンダムファンにはたまらない演出だ。

ミッションリストからステージを選択する
ガンダムがエレベーターで上がってくる演出はゾクゾクする
コックピットにはハロの「ヴィー」も搭乗。原作のような無機質な喋り方ではなく、まるで人間のような滑らかな口調でレクスに語りかける
カタパルトが展開し、パイロットの出撃のセリフと共に発進。男のロマンがここに凝縮されている

 今回の試遊では2種類のミッションを体験することができた。最初のミッションである「レイルブリッジの攻防」は、本作の世界観や基本操作などを学べるチュートリアルステージ。

 自分好みにガンダムをカスタマイズできるのが本作の売りでもあるが、今回はカスタマイズはできず、プリセットされていた武装の異なる3体のガンダムを使用してゲームを遊ぶことができた。

 まず初めにガンダムを動かした感想だが、通常の移動はロボットらしい重厚な動きを感じられた。しかし、ブーストを使うと世界が一変し、ハイスピードアクションの名に違わない軽快な動きとスピード感でフィールドを駆けることができた。

用意されていたのはこの3種。もはやガンダムの面影がない機体も
ただ軽くて速いだけではなく、モビルスーツらしい重厚さもしっかり兼ね備えている

 基本となる攻撃アクションは弱と強の近接攻撃と射撃、武器ごとに設定された固有アクションがある。ガンダムゲームでは珍しく接近武器で戦うのがメインのゲーム性となっている。

 ブーストを吹かしたハイスピードで敵に近づき、弱と強を組み合わせた豪快なコンボでアポカリプスたちを蹴散らすのはとにかく気持ちがいい。ただ2つのボタンを押しているだけなのだが、スタイリッシュなアクションの見栄えの良さによって“アクションゲームがすごく上手い感”を感じられるのも楽しさを増幅させている。

 攻撃力重視の「アサルトソード」、鞭を振り回して敵をまとめて攻撃できる「ウィップソード」、中距離戦が得意な「ソードランス」の3種類を使ってみたが、武器が変わるだけで操作感がガラリと変わるので、気分によっていろいろな武器を使って遊びたくなる設計になっている。

簡単操作でド派手なアクションが繰り出せるのも本作の魅力である
武器によって全く別のアクションゲームに変わるのも面白い

 基本的には簡単操作で遊べるゲーム性になっているのだが、本作ならではの数々の特殊アクションの存在がゲームに深みを出している。

 「タクティカルゲージ」を使用する特殊アクションに「タクティカルスキル」と「タクティカルムーブ」の2つがある。

 まずタクティカルスキルは、武器によって性能の異なる強力な攻撃を繰り出すことができ、タクティカルムーブはどんな場面でも行動をキャンセルして高速回避移動を発動できる。どちらのアクションも共通のゲージを使用するので、攻めで使うか守りで使うか、どれだけゲージを温存させながら戦うかなどが重要になりそうだ。プレーヤーによってかなりプレイスタイルが分かれそうなシステムである。

タクティカルスキルは武器ごとに様々なスキルがあり、好きなものを選んでセットできる
敵の攻撃がヒットする瞬間にタクティカルムーブを使えば、敵の側面に瞬時に移動する「シフト」が発動

 サポート系の兵装として「アポカリプスユニット」と呼ばれるものも存在している。本来は数あるアポカリプスユニットの中から好きなものを2つ装備させて出撃可能なのだが今回の試遊ではこちらは固定されており、敵に追従し射撃を行ういわゆるファンネル系の武装である「シルフィード」と、前方にビームシールドを展開して敵の射撃を無効化させる「ガーディアン」の2つが使用できた。

 使っていてシルフィードがかなり面白く、敵を自動で狙ってくれるので、射撃と斬撃の同時攻撃をしかけて敵を殲滅できるのが非常に爽快。まさにニュータイプ気分をゲームで存分に味わうことができる。

今回使用できたのはこの2種類だったが、他にはどんなアポカリプスユニットがあるのか気になるところ

 ピンチを切り抜ける一発逆転のアクションもあり、それが「OVER-RAISE」だ。

 敵に攻撃を当てることで溜まっていく「G.U.N.RISE」ゲージが最大になると一定時間強化状態となるOVER-RAISEが使用できる。発動するとタクティカルゲージが全回復し、発動中はブーストが無限に使用でき、さらには敵の攻撃を自動回避してくれるので実質無敵の状態となる。さまざまなガンダム作品で見られる覚醒状態を本作でも見事に落とし込んでいる。

OVER-RAISE発動でスピードが格段に上がり、まさにTRANS-AMのようなムーブができる

 これだけでも半端じゃない能力だが、OVER-RAISE中には「APユニットバースト」と呼ばれる、まさに必殺技ともいえる強力な攻撃を発動することができる。

 効果は装備しているアポカリプスユニットによって変化するのだが、今回確認できたシルフィードのAPユニットバーストは四方八方からビームの雨を降らせ、相手の体力をゴッソリと奪う必殺の一撃であった。

 G.U.N.RISEゲージを溜めるのは結構時間がかかるので、本当に最後の切り札としてここぞという場面で使うのが有効そうだ。

ド派手な演出で、他のアクションとは段違いのダメージを与えられる

部位破壊要素もあり! プレーヤーの腕が試される巨大アポカリプス戦

 最初のミッションである程度の操作を覚えたら、本番ともいえる2つ目のミッションである「本能」をプレイした。このミッションはザコ戦などは一切なく、開幕から大型ボス「ドレイク」との戦いが待っている。

 ドラゴンのような見た目をしており、その大きな翼を活かした機動力の高い空中戦を仕掛けてくる。最初のミッションのボスはサクッと勝てたのに対して、ドレイクとの戦いはかなり歯応えがあった。

 ドレイクの攻撃力はかなり高いため、痛い一撃をかわすために回避行動のタクティカルムーブはかなり重要だと感じられた。

大型アポカリプスのドレイク。ガンダムと比較してこのデカさ
タクティカルゲージが尽きてしまうとタクティカルムーブが発動できなくなってしまうので、ゲージを温存しながら立ち回りたい

 大型のアポカリプスとの戦闘では「部位破壊」という要素も存在し、ドレイクなら翼を壊すことで一定時間ダウンさせると同時に機動力を奪うことができるのだ。

 ただひたすらに攻撃を与えるだけではなく、弱点を発見してピンポイントで狙い撃ちして弱体化させるといった戦略的な戦い方ができるのも面白いと感じた。

部位破壊に成功すれば、敵は一定時間動けなくなるので大きな攻撃チャンスが生まれる

 OVER-RAISEやさまざまなアクションを駆使してドレイクを倒すことができたが、1つ目のミッションと比べて結構歯応えのある相手であった。

 死にゲーと呼ばれる高難易度アクションゲームと比べたらかなり優しい難易度だが、軽くアクションゲームをプレイするくらいのユーザーには簡単すぎず程よいやり応えがあるゲームバランスだと感じた。

 これまでのガンダムゲームとは比較にならないほどのハイスピードで動かしていて気持ちよい操作感であった。ガンダムという要素抜きにしても非常に魅力的なロボットアクションゲームになっている。発売は2027年3月5日(金)と少し先だが、ガンダムファンやロボットアクションゲームファンなら目が離せないタイトルである。