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ポケモン初のスローライフゲーム「ぽこ あ ポケモン」体験レポート。史上最も可愛らしいメタモンの街づくり!

【ぽこ あ ポケモン】
3月5日 発売予定
価格:8,980円

 今回紹介する作品は、ポケモンとゲームフリーク、コーエーテクモゲームスが企画開発し、3月5日に発売を予定しているNintendo Switch 2 用スローライフ・サンドボックスゲーム「ぽこ あ ポケモン」だ。

 本作はポケモン作品では“初”となるポケモンたちによるサンドボックス系タイトルで、今回主人公に抜擢された、見たものそっくりにへんしんできるポケモン「メタモン」の特性を活かした多彩なアクションや、様々なポケモンたちとのスローライフを楽しめる。

 公開されたPV内ではこれまでにない世界観が描かれており、ちょっぴりかわったすがたのポケモンが確認され、大きな話題となっている。

 今回は「ぽこ あ ポケモン」を少しだけ体験できたので、早速紹介していこう。

【【公式】『ぽこ あ ポケモン』特別映像(4分編)】

メタモンがイチからはじめる、ポケモンたちとの新生活

 本作でプレイヤーが操作する主人公は「ニンゲンのすがたにへんしんしたメタモン」だ。

 草木が枯れ果て、ニンゲンもポケモンもいなくなってしまったかつての街で目覚めたメタモンを操作して、街づくりを行なうのがストーリーの本筋となっている。

【ニンゲンのすがたにへんしんしたメタモン】
プレイヤーが操作する本作の主人公ポケモン
おとこのこ姿とおんなのこ姿を選べる
髪型や服装など見た目を変えることが可能となっている。ゲーム開始後も変えられるのだが、メタモンだからこそという納得感があって面白い

 今回の試遊では最序盤の物語をプレイでき、ちょっぴりかわったすがたのポケモンの1匹である「モジャンボ(はかせ)」と出会えた。

 「モジャンボ(はかせ)」は、はかせの名に相応しく様々な知識をメタモンに教えてくれるポケモンだ。荒れ果てた街を1人で復興しようとしていたところでメタモンと出会い、協力していくことになる。

【モジャンボ(はかせ)】
数あるポケモンの中から“はかせキャラクター”にモジャンボをチョイスするセンスは凄い……!
おだやかな口調とのほほんとした会話から、本作のゲームの空気感が何となくおわかりいただけると思う

 ゲームの主な流れとしては、荒れ果てた街をつくりなおし、ポケモンたちを呼び戻し「ともだち」となることで、やれることの幅を広げていくイメージだ。

 サンドボックスゲームらしく、素材収集やクラフト要素が多分に用意されており、街の発展に大きく影響する「大事なおねがいごと」をクリアしながら、プレイヤーは自由な街づくりを楽しむことができるのだ。

【クラフト要素】
【街づくり】
お気に入りの家具や家を作ったり、かつての街並みを取り戻しながら自由なクラフト要素を楽しめるぞ!

メタモンだからできる多彩なアクション!

 街づくりの中で輝くのが、本作一番の見どころであるメタモンを上手く活かした様々なアクション要素である。

 メタモンは「ともだち」となったポケモンにわざを教えてもらうことでアクションが解放されていく。例えば「ゼニガメ」から「みずでっぽう」を教えてもらえば枯れた草木に潤いを取り戻すことができるようになり、「フシギダネ」から「このは」を教えてもらえば、大地に草を生やせたりするなど、様々な方法で街を豊かにしていける。

 他にも行動範囲を広げるわざとして、水辺を素早く移動できる「なみのり」や、空を滑空して移動できる「かっくう」なども存在しており、多種多様なアクションを楽しめる。

 それぞれのわざを使用する際には、わざを覚えるキッカケとなったポケモンの要素がメタモンのビジュアルに現われて非常に可愛らしいので、ぜひ注目してみてほしい。

【わざを覚える】
「ストライク」とともだちになることで、「いあいぎり」を覚える
「このは」を使用する際には手がツタのように変化し、「みずでっぽう」を使用する際には尻尾が「ゼニガメ」のようになっている
「なみのり」中はラプラスのすがたに!
メタモンならではの可愛さをいかんなく発揮している

 これらのアクションを用いて街づくりを行なうのだが、おもしろいのがポケモンたちの「生息地」というシステムだ。

 草や岩、木、水辺など様々なものを決まった数だけくっつけて並べると条件に合致した「生息地」を作ることができ、その生息地を好むポケモンが現われるシステムとなっている。

 色々なロケーションに合わせた「生息地」を作って街づくりをしながら、新たなともだちと出会ってさらにアクションを増やしていく、というのが本作のゲームサイクルの1つだ。

【生息地】
花々を並べることで作れる生息地「きれいな花畑」
生息地をつくったら、そこにポケモンがやってくる
生息地の種類は多種多様!
様々なわざやクラフトを駆使して条件に合致した「生息地」を生み出していくのだ!

 ともだちづくり、生息地づくりの手助けをしてくれるのが「ポケモン」ではおなじみの「ずかん」だ。

 フィールドを探索していると発見できる「ポケモンの気配」をチェックすることで「ずかん」にそのポケモンのヒントや生息地が記録されていく。

 他にも「生息地ずかん」ではその生息地の作り方や出現するポケモンの種類が、「ポケモンずかん」ではともだちとなったポケモンの「とくちょう」や様々な好みの傾向を知ることが可能だ。

 今作のずかんはポケモンをゲットするのではなく「ともだち」が記録されていくというニュアンスなので、いつもの「ポケモン」とはまた違った雰囲気を楽しめるだろう。

【ずかん】
「生息地ずかん」と「ポケモンずかん」の2種類がプレイヤーのともだちづくりをサポートしてくれる! 各ポケモンの好みがわかるので、仲良くなる際にもチェックが重要となる
【ゲームサイクル】
探索で気配を見つけ、ずかんで生息地の詳細をチェックし、該当する生息地を作ってポケモンとともだちになるといった流れが本作の基本となる。多くのともだちを見つけてずかんコンプリートを目指すのも楽しそうだ

ポケモンたちとおくる自由なスローライフ!

 本作では街づくりだけでなく、可愛いポケモンたちとのスローライフを楽しめる点も推しポイントとなっている。

 「ともだち」となったポケモンたちはそれぞれの得意なことで街づくりをサポートしてくれるだけでなく、連れ歩いて一緒に行動したりするなど、交流を深めることが可能だ。

 他にもクラフトでつくった物をプレゼントしたり、各ポケモンたちからの「おねがいごと」を叶えてあげれば、より仲を深められるなど、ポケモンたちとの穏やかな暮らしを満喫できる。

 個人的には、登場するポケモンたちはそれぞれ“かなり濃いキャラクター性”があるように感じた。お気に入りのポケモンを見つけるだけで何倍も本作を楽しめるだろう。

【いっしょに街づくり】
【ポケモンたちとの交流】
すでにポケモンファンの間では「ピカチュウ(うすいろ)」や「ヤドン」の口調が癖に刺さるプレイヤーが数多く現われている模様
他にも特徴的な性格のポケモンが見受けられたので、ポケモンたちと交流しているだけで十分楽しめそうだ

 また、作った街でポケモンたちと暮らすという部分にも、本作では焦点が当てられている。

 「生息地」や建築した「いえ」などをポケモンの「すみか」とすることができ、各ポケモンの拠点とすることができるのだ。「すみか」の周りにそのポケモンが好むアイテムを置いてあげれば「すみごこち」が向上し、ポケモンたちとさらに仲良くなっていく。

 お気に入りのポケモンと一緒に暮らすことも可能なので、街づくりの大きなモチベーションになることだろう。

【すみか】

通信機能で街づくりを友達と一緒に!

 本作では通信機能を利用することで複数人での街づくりを楽しむことが可能だ。

 ゲームストーリーの進行に紐づかない「まっさらな街」の中で、本編と同じようにポケモンたちとの交流やクラフトを楽しめる。

 共同で1つの街を作り上げたり、お気に入りのポケモンを一緒に見つけてカメラ機能で撮影を楽しむのもいいだろう。

 またゲームソフトを持っていない人と最大2人で遊べる「おすそわけ通信」も可能だ。1人でも複数人でも自由なスローライフを満喫できる。

【通信であそぶ】
最大4人で一緒に街づくり!
【カメラ撮影】
ポケモンと……
みんなと一緒にカメラ撮影

“ポケモンと暮らす”自分だけの街づくりを楽しめるスローライフ・サンドボックス

 今回の試遊プレイでは序盤の基礎的な部分しかプレイできなかったが、本作のゲームサイクルと穏やかな空気感は十分に感じ取ることができた。

 “ポケモンと暮らす”という今までにありそうでなかったコンセプトの中で、メタモンの特性を活かした各種システムは非常にうまく合致していたように感じる。

 ポケモンに癒やされたいプレイヤーには特に強くおすすめできるタイトルだったので、気になる人は今後の続報もチェックしてみてはいかがだろうか。