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ソニー、PS4は330万台を売り上げ全体に貢献――2014年度第2四半期(7-9月)決算

 ソニーは、2014年度第2四半期(7-9月)決算を10月31日に発表した。売上高は、前年同期比7.2%増の1兆9,015億円。営業利益は856億円の赤字、税引前利益は900億円の赤字で、純利益は1,360億円の赤字となった。

 G&NS(ゲーム&ネットワークサービス)分野においての売上高は、前年同期比83.2%増の3,095億円。プレイステーション 3のハードウエアおよびソフトウエアは減収となったが、プレイステーション 4と導入に伴うネットワークサービス収入の大幅な増加が貢献し、全体売上高でも大きな存在感を示している。据え置き型ハードウェアの売り上げ高は401億円で、うちPS4は330億円を稼ぎ出している。PlayStation VitaおよびVita TV、PSPの携帯型ハードウェアは70億円の売り上げ。ソフトウェアの売り上げは1,060億円となっている。

 売り上げ台数に関しては、据え置き型ハードウェアは410万台(うちPS4は330万台)、携帯型ハードウェアは70万台となっている。据え置き型は前四半期より伸びたが、携帯型は5万台低下している。

 2014年通期の各分野の見通しの中でも、G&NS分野に関しては、売上高は7月時点の見通しを上回る見込みで、営業利益もコストの米ドル建て比率が高く、損益に影響をあたえるものの、前四半期の増収の影響などにより、7月の見通しを上回ると見ている。

(佐伯憲司)