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ヤマハ、ルーターの“グラビアカレンダー”を制作!?

担当者にメールインタビュー、そのこだわりを聞いた

非売品

「ヤマハルーター総選挙」でNo.1に輝いた「RTA50i」は、4月のカレンダーに登場

 ヤマハは自社のルーターをモデルにした“グラビアカレンダー”を制作した。これはヤマハネットワーク機器20周年を記念して企画された「ヤマハルーター総選挙」の参加賞として、3月下旬に参加賞品として500人に配布されたもので、非売品となっている。

 このカレンダーの正式名称は「卓上型ヤマハルーター20周年記念卓上カレンダー」で、総選挙で選ばれたルーター上位12機種が登場している。南の島の海岸でビーチチェアの上に乗るルーターや、あじさいを見上げるように置かれたルーター、落ち葉の降り積もる場所で白い椅子の上にあるルーターなど、実際のグラビアアイドルのようなモチーフでルーターの写真が掲載されるエキセントリックな作品となっている。

 今回、この“グラビアカレンダー”制作担当者に、メールインタビューをしてみた。

――「ヤマハルーター総選挙」はどういった経緯で始まったのでしょうか?

 ヤマハネットワーク機器は、2015年3月に20周年を迎えました。20周年特設サイトを運営して、取材や出稿を通して、今までの20年間を記録・共有することに務めてきました。

 そして、ユーザーさんに盛り上げていただけるツールとしてロゴ、壁紙、ペーパークラフトなどを用意してきましたが、20周年企画運営メンバーから「もっとユーザーさんと一緒に祝いたい」という声を切っ掛けに、気軽にご参加いただけるようにツイッターを活用して「ルーター総選挙」を企画・実施いたしました。ルーター総選挙のページはこちらになります。

 ルーター総選挙というのは、人気アイドルグループの総選挙をオマージュしていて、
ヤマハルーターの20年間を象徴するNo.1ルーターを決め、また、プレゼント用に制作するカレンダーのセンターを決める、選挙として位置付けました。

――何故ルーターの“グラビアカレンダー”を作ろうと思ったのですか?

 人気アイドルグループのオマージュなので、グラビア風にして、ルーターを擬人化しました。“「よくある風景にルーターを溶けこませる」シュール感”、“せっかく作るんだった「楽しい物」”、“ルーターで四季感を出そう”といったポイントを心がけました。

――「ルーターのグラビアカレンダーを作る」という説明をしたとき、カメラマンや編集担当の反応はどうだったでしょうか?

 普通に背景をあしらって画像レタッチでなんとなくかっこ良くするというのは面白くないということで、“面白くすること”にこだわりました。注意事項としては、ルーターをものではなくて、人として捉えるということでした。

――ロケ地で最もこだわった場所はどこですか?

 実はロケをしていません。「ヤマハが使用権を購入したロイヤリティフリーの画像」に別撮りした製品写真をハメ込んでいます。

 しかし、ありものの写真を単純にハメ込んだら違和感がでてしまいますので、購入した背景画像にうまくハメ込めるように改めて撮影し直しています。

――オススメの写真はどれですか?

・表紙:センターを決めるルーター総選挙ですから。
・4月:No.1のセンターです。
・5月: 浜松らしい季節感のある凧揚げ。
・7月:最もグラビアっぽいですね。

――ルーターファンに一言。

普段は、全方位で「ド真面目」一辺倒の私たちですが、20周年という記念の年なので、ユーザーさんと一緒にお祝いをしたかったのです。まず、自分たちが面白がって取り組むことを心がけました。ユーザーさんの心に残る記念イヤーになりましたら幸いです

【卓上型ヤマハルーター20周年記念卓上カレンダー】

 ちなみに、「ヤマハルーター総選挙」では、「RTA50i」が優勝した。1998年10月発売で、ISDN環境でインターネットにかんたんにつながるオールインワン・ルーターだ。2位の「ギガアクセスVPNルーター RTX1200」もかなりの得票数であり、3位以下を大きく引き離している。この熱戦の記録は「ヤマハルーター総選挙」のページで見ることができる。

 このページで担当者は「これからも皆様が盛り上がれる胸熱な企画を実施して行ければと考えています。」とコメントしている。非常にユニークな企画であり、今後にも注目していきたい。

(勝田哲也)