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「モンスターハンタークロス」初登場の「ニャンター」のプレイを堪能!

各種キャンペーンも発売に向け続々発表

11月19日 体験版配信

【モンスターハンタークロス】

11月28日 発売予定

価格:
5,800円(パッケージ版 税別)
5,546円(ダウンロード版 税別)
CEROレーティング:C(15歳以上対象)

プレイ人数:1人(通信プレイ時:最大4人)

 カプコンは11月28日に発売予定の「モンスターハンタークロス」のメディア先行体験会を都内にて開催した。

 今回の体験会では、これまでの11月19日に配信が予定されている本作の体験版と同様のバージョンが出展され、約1時間15分設けられた時間の中で自由にプレイすることができた。

体験会では、カプコンの「モンスターハンター」シリーズプロデューサー辻本良三氏(中央)と、本作プロデューサー小嶋慎太郎氏(右)が解説とニャンターのデモプレイを行なった。司会はおなじみの宇佐美友紀さん(左)

 体験版の内容はこれまでメディアや一般の体験会に出展されたバージョン同様、「ドスマッカォ(初級)」、「ホロロホルル(中級)」、「ナルガクルガ(上級)」のそれぞれのモンスターと戦えるクエスト3種類に、ソロとマルチの両方で挑めるという内容で、14種類の武器(種類ごとに固定)と4つの狩猟スタイルを選んでプレイすることができるというもの。クエストの制限時間がそれぞれ25分になり、モンスターの討伐もしやすくなっている。

 その中でも今回注目されたのは、オトモアイルーをプレイアブルキャラクターとして使う「ニャンターモード」が体験できるという点だ。今回本稿では初のプレイアブルとなったそのニャンターを中心にプレイレポートをお届けしていこう。

 体験版でニャンターは、各モードの武器選択時に選べるようになっている。マルチプレイではニャンター4匹でクエストに挑むことも可能で、ソロプレイではオトモアイルーが2体同行してのプレイとなる。

 ゲーム中のニャンターの画面を見てみると、通常のハンターでプレイするときの画面とは若干異なっていることがわかる。ニャンターは手持ちの武器で攻撃することができるほか、彼らならではの「サポート行動」を発動できるのが最大の特徴だ。

 このサポート行動は、これまでオトモアイルーがクエスト中などで使っていた回復やタル爆弾などをプレーヤーの任意で発動できるというもの。発動には一定時間で溜まっていく「サポートゲージ」を消費するが、種類によってはゲージを消費せずに使えるものも存在している。

体力ゲージ下にはスタミナゲージはなく、復活のための「モウイチドングリ」(後述)が表示。右下にあるのはサポート行動のアイコンとサポートゲージだ

 ニャンターのサポート行動は、ハンターがアイテムを使う要領で発動できるのだが、アイテムと違い武器を構えたままでも行なえる(武器構え中にRボタン+Yボタン)のも面白いところだ。なおニャンターはアイテムを使用できないため、今回の体験版ならばホロロホルルの鱗粉攻撃による混乱を回復する手段がなく、混乱状態のまま戦わなければならないということもあった。

 ちなみにサポート行動には、仲間全員に効果のある笛を吹くタイプの技(「回復笛の技」、「オトモ鼓舞の技」等)と、敵に対して攻撃を行なうタイプ(「ネコまっしぐらの技」、「大タル爆弾の技」等)が存在していた。

サポート行動にはかなりいろいろな種類があるようだ。体験版では5種類のサポート行動を使用できる

 さて気になるプレイ感覚だが、ハンターよりもがぜん軽快で、全ての行動を素早く行なえるという印象だ。武器を構えている状態でも移動速度は早く、採集・剥ぎ取りは該当の場所でボタンを押しっぱなしにすることで連続して行なえ、動作自体もハンターより早い。

 またニャンターにはスタミナが存在せず、ずっと走り続けていられるので、ハンターよりも早くマップを移動することができる。さらに、武器をしまった状態のときにR+Bで行なえる「地面潜り」でモグラのように地面の下を移動することも可能で、このときは無敵状態でモンスターに発見されることもなくなり、これらの習性を利用することで、クエスト序盤でモンスターを探すための索敵要員としても活躍できそうだ。

ニャンターは戦っていると怒り状態になることがある。このときは「怒りラッシュ」からの連携を発動できるようになる
狩猟スタイルの「エリアルスタイル」のように自ら跳ぶことはできないが、段差を使った跳躍も可能。モンスターに乗れるかどうかは確認できなかった

 体験版のニャンターはメインイラストで持っている杖のような武器で攻撃を行なうほか、Aボタンで繰り出せる「ブーメラン」での遠距離攻撃も可能。ブーメランの射程はさほど長くないが、相手に接近せずとも攻撃ができ、溜め(Aボタン長押し)や2投目へと続く連携に発展させることもできる。

 通常攻撃のリーチはかなり短く、当てるにはモンスターにかなり接近しなければならないため、敵からの攻撃をくらいやすいだけでなく、マルチプレイ時に一緒にいるハンターの攻撃の巻沿いをくってしまうことも多かった。ハンターが一緒にいるなら、モンスターへの攻撃は彼らに任せて、ニャンターはサポート行動やブーメランを使った後方からの支援に徹したほうが、チームのバランスが取れるような気もした。

 今回筆者はソロではニャンターを使ってドスマッカォに、マルチではニャンター4匹でのホロロホルルと、ハンター×2&ニャンター×2でドスマッカォにそれぞれ挑戦している。

 ソロでは多少時間はかかるものの、ニャンターの特徴を把握できれば、ドスマッカォ相手なら十分に戦えたという手応えだった。アイテムは使えないものの、ピンチに陥ったときはダッシュや地面潜りでで一気に離脱し、「薬草笛の技」(サポートゲージ消費量0、回復量は少なめ)を連続して発動することで体力を上限まで回復することもできる。万が一力尽きてしまっても、体力ゲージ下にある「モウイチドングリ」の数だけその場で復活できるので、ハンターよりも力尽きたときのリスクは少なくなっている。なおモウイチドングリは、キャンプで寝ることで数を増やすことが可能だ。

 一方マルチでは、全員がニャンターならば当然全員がサポート行動を発動できるので、前述の回復量が少ない薬草笛の技でも、何人かで交互に発動しているだけで十分に効果がある。何より、ニャンターたちがよってたかってモンスターをタコ殴りにしていたり、反対に敵の一撃で一斉に吹っ飛ばされたりする様子は、見た目的にもかなり面白いものだった。

 またハンターのサポート役に回ったときは、サポート行動をプレーヤーの任意で選択・発動できるぶん、オトモアイルー以上に頼もしい仲間となり、ハンター1人がいない枠を十分にカバーできる存在となるのではないだろうか。

 今回、一緒にプレイしたメディア関係者の1人が「モンスターハンター」シリーズのビギナーだったのだが、その人にニャンターを担当してもらったことで、力尽きてクエストが終わってしまう(ニャンターの場合、モウイチドングリが0になると力尽きてしまう)可能性を減らしつつ、サポート役として大いに活躍していただいたという結果もあって、初心者が気軽にマルチプレイに参加できるキャラクターとしての存在感も実感できている。

 今回の体験会では、ニャンターを中心としたプレイインプレッションをお届けしたが、体験版では「狩技」や「狩猟スタイル」など、ハンターのアクションの幅が広がる本作からの新要素を全て味わえるようになっている。ローカル通信でのマルチプレイも可能なので、これまでのシリーズをプレイしている、いないにかかわらず、ぜひダウンロードして、「モンスターハンター」シリーズの新たな楽しさを味わってみてほしい。

 今回の体験会ではこの「モンスターハンタークロス」の新しいコラボレーションなどについても発表されたので、そちらの情報をもって、本稿の締めとしたい。

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体験会会場には、既に発表済みのコラボレーション商品などが展示されていた
こちらはカプコンバーにて提供される予定のコラボメニュー。「モンスターハンタークロス」にまつわるフードとドリンクが用意される予定
Amazonで購入

(稲元徹也)