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PSVR「THE PLAYROOM VR」第3の刺客「GHOST HOUSE」を遊んでみた

“みんなの声”を頼りにゴースト退治する新感覚パーティーゲーム

11月12日~15日開催



会場:韓国釜山BEXCO

 PlayStation VR(PSVR)で、SCEジャパンスタジオが制作してるVRタイトル「THE PLAYROOM VR」は、VRを使って楽しむパーティーゲーム。PSVRのローンチタイトルを目指して開発に力が注がれているタイトルだ。G-STARでは、「THE PLAYROOM VR」の3つ目のミニゲームとなる「GHOST HOUSE」がプレイアブル出展されていたので、さっそく体験してきた。

3つのミニゲームが収録された「THE PLAYROOM VR」
「MONSTER ESCAPE」や「CAT & MOUSE」では、ソーシャルスクリーン側はコントローラーを使うが、「GHOST HOUSE」は声だけでゲームに参加する
PSVR側は、DUALSHOCK4でゴーストを攻撃し退治していく。ただしその場所は見えない
ソーシャルスクリーン側は、ゴーストの位置を声で伝える。どう伝えるか、どれから伝えるかがポイントになりそうだ

 「GHOST HOUSE」は、「MONSTER ESCAPE」や「CAT & MOUSE」と同じように、同じ画面を複数人で共有するソーシャルスクリーンで楽しめるVRタイトルだ。ただ、従来の2作品と「GHOST HOUSE」が決定的に異なるのは、PSVRを被らないユーザーは、コントローラーを操作する必要はなく、その代わり、声を出してPSVRユーザーを助ける役割を担う。「GHOST HOUSE」は、対戦ゲームではなく、協力プレイのゲームというわけだ。

 プレーヤーは、ゲーム内でDUALSHOCK4を手に、ゴーストに支配された幽霊屋敷に単身で乗り込んでいく。集まったロボットたちはゴーストの存在に全身を震わせて怯えており、しばらく見つめたくなるほど可愛らしい。DUALSHOCK4のアナログパッドを前方にスライドさせて規制線を切ったり、アナログパッドをクリックした扉を開いたり、細かいギミックが楽しい。

 建物に入ると、DUALSHOCK4が、ゴーストを退治するガンになり、アナログパッドをクリックすると、電撃のようなエネルギー弾が前方に飛んでいく。制限時間内に5体のゴースト全員退治すればプレーヤーの勝ち、制限時間以内に倒せなければ負けとなる。

 PSVRの画面にはゴーストは一切映っていないのに対し、TVのソーシャルスクリーンはゴーストが見える。そこでソーシャルスクリーンを見ているユーザーは「鳥かごの後ろ!」、「ぬいぐるみの上!」、「そのすぐ左!」などと声を出して、PSVRユーザーを誘導していく。

 すべてのゴーストを退治するか、制限時間一杯になると、外に戻り、謎の車両に、DUALSHOCK4を接続し、中に閉じ込めたゴーストたちを1体ずつはき出していく。このあたりはPS4の「PLAYROOM」に似た演出でおもしろい。最後にクリアタイムが出て終了となる。

 「GHOST HOUSE」は、参加者全員で協力し合ってひとつの目的に向かって邁進していくというVRタイトルとしては非常に珍しいタイプのゲームとなる。コントローラーを人数分集める必要がないという点もありがたい要素で、「THE PLAYROOM VR」の中でも気軽に遊べる定番ゲームのひとつとなりそうだ。

【BJ Great LibraryがPSVRを体験!】
BJ Great Libraryのおふたりが夫婦で登壇し、PSVRで「THE PLAYROOM VR」の「MONSTER ESCAPE」を体験。BJ Great Library氏はオーバーリアクションで、存分にVRを楽しんでいた

(中村聖司)