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ゲーム開発会社のイメージエポックが破産

関係会社スマイルオンラインゲームも連鎖破産に

5月13日発表

イメージエポック代表取締役社長の御影良衛氏(2010年撮影)

 帝国データバンクによると、ゲーム開発会社のイメージエポックおよび関係会社のスマイルオンラインゲームの2社が5月7日、東京地裁より破産手続き開始決定を受けたことを明らかにした。負債総額は2社合計で約11億300万円。

 イメージエポックは、グラフィックスデザインを得意とする独立系の受託メーカーとして2004年に設立され、2011年にゲームパブリッシャー事業に本格参入し、「ルミナスアーク」シリーズ(マーベラス)、「セブンスドラゴン」(セガ)、「Fate/EXTRA」(マーベラス)などを手がけた。最盛期の売上は、2011年9月期で約17億5,100万円。

 ここ数年はヒット作を生み出せず、2015年に入ってからは、PlayStationでの過去タイトルの配信が終了し、公式サイトが消滅するなど、その動向が注目されていた。スマイルオンラインゲームはその事業内容については明らかになっていないが、イメージエポックに連鎖する形で行き詰まったとしている。

(中村聖司)