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実物大「アイアンマン」がアクリルパネルのフィギュアとなって登場

新商品「3Dウォールフィギュア」で安価かつ大型フィギュアの生産が可能に

7月25日11時 予約開始

11月より 配送予定

価格:39,800円(税込、日本国内送料込み)

 バンダイは、新商品となる3Dウォールフィギュア「アイアンマン マーク7 ホール・オブ・アーマー」の展示説明会を7月24日に行なった。予約受付は7月25日11時よりプレミアムバンダイにて開始し、価格は39,800円(税込)。日本国内の送料込みで、商品は11月より配送予定。

【アイアンマン マーク7 ホール・オブ・アーマー】

アイアンマンの圧倒的存在感に美女の視線も釘付け!
横から見ると意外に薄い。軽いので持ち運びもラクラクだ

 「アイアンマン マーク7 ホール・オブ・アーマー」は、2mm厚の耐衝撃アクリル版を一体加工して成形し、映画「アベンジャーズ」で活躍した「アイアンマン マーク7」の前半身を高さ195cmの等身大の大きさで表現したもの。「アイアンマン」を産んだ社長ことトニー・スタークの格納庫「ホール・オブ・アーマー」に格納されている劇中同様の状態が1枚パネルで再現されている。

 展示説明会では、この実物を見ることができた。遠くから見るとインテリアとしてもインパクト大のマーク7が鎮座している印象だが、前半身のみの再現となっているため、近づくと壁にピッタリとくっついて思いの外薄いことがわかる(奥行きは約260mm)。またアクリルパネルのため約4.5kgと軽量で、設置や移動も楽に行なうことが可能だ。

 最近ではより大きいフィギュアが求められているが、フィギュアが大きくなるほど価格が何十万とかかってしまうのがネックとなっていた。そこで価格と大きさ、クオリティのバランスを考えた時に、安価で大きさも確保できる「真空押し出し成形」に辿り着いたのだという。

 技術としても未知の領域だったため、普段は車のバンパーや自動販売機のパネルなどを成形している日本のメーカーに企画を持ち込み、共同で作り上げていった。具体的な制作手順は、「大型真空成形」というシート状の樹脂を加工し、金型とシートの隙間を真空にして形状を出すというもの。裏面を彩色し、成形した時にマーク7がちょうど浮かび上がるようにすることで、アイアンマンらしいテカりや輝きを表現している。

 なおこの3Dウォールフィギュアの構造・製法に関しては特許出願中で、今後は第2弾として「スター・ウォーズ」シリーズの「R2-D2」(2015年発売、価格未定)を予定している。未だ開発中だというが、「R2-D2」は“音声”を発するものを考えているという。ちなみに「スター・ウォーズ」で「壁」と言えばハン・ソロだが、カーボナイト冷凍されたハン・ソロの制作予定はないとのこと。

 本商品を壁に飾れば、あっという間にトニー・スターク気分。社長同様にモテモテ……になるかどうかはわからないが、「アイアンマン」ファンは要注目の商品と言えるだろう。

【「アイアンマン マーク7 ホール・オブ・アーマー」製造過程映像】
近くで見ても光沢感はしっかりある。使用するアクリルや彩色についても検討を重ねたそうだ
なお目や手のひら、胸などは蓄光素材が使用されており、集光することで暗闇で発光する

(安田俊亮)