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「初音ミク×セガ」5周年をお祝い!「SEGA feat. HATSUNE MIKU Project 5th Anniversary スペシャルトークショー」開催

7月2日 開催

【SEGA feat. HATSUNE MIKU Project 5th Anniversary Party in JOYPOLIS】

6月23日~7月27日 開催

会場:東京ジョイポリス

 セガは、6月23日~7月27日まで東京ジョイポリスにて「初音ミク×セガ」の5周年をお祝いするイベント「SEGA feat. HATSUNE MIKU Project 5th Anniversary Party in JOYPOLIS」を開催中だ。

「SEGA feat. HATSUNE MIKU Project 5th Anniversary スペシャルトークショー」

左より内海統括プロデューサー、大崎プロデューサー、林プロデューサー

 その一環として、7月2日、5周年の記念日として「SEGA feat. HATSUNE MIKU Project」とジョイポリスのコラボレーションイベントとして「SEGA feat. HATSUNE MIKU Project 5th Anniversary スペシャルトークショー」がジョイポリス1st Floor「メインステージ」にて開催された。

 ステージでは初音ミクさんがライブを披露したほか、林 誠司(『初音ミク -Project DIVA-』シリーズ プロデューサー)氏、大崎 誠(『初音ミク Project mirai』/『初音ミク Project DIVA Arcade』シリーズ プロデューサー)氏、内海 洋(『SEGA feat. HATSUNE MIKU Project』統括プロデューサー)氏が登壇した。

 最初に、「初音ミク×セガ」プロジェクトが累計出荷本数250万本(ダウンロード版含む)を突破したことを会場とともにお祝いし、トークショーがスタートした。

ジョイポリスで開催中の「SEGA feat. HATSUNE MIKU Project 5th Anniversary Party in JOYPOLIS」の紹介コーナー
コラボメニューを3人で「食レポ」してみたり

 「本音でトークショー」コーナーでは、5年の歴史を年表で振り返り、当時のエピソードなどが語られた。

 PSP「初音ミク -Project DIVA-」が2008年に発表され、当時のプロモーション映像が上映されたところから話が始まり、「製品版と全然変わってるなと。影も形もない感じ(林氏)」、「プロジェクト会議に通すために作った映像(内海氏)」となつかしさ満点の映像となっていた。「プロジェクトメンバーは当時5人ぐらいしかいなかった。なんとか8月31日に発表しようと無理やりいろんなものをねじ込みました。にちゃんねるに『盛大な釣り』って書かれた(会場笑)」と当時の思い出を披露。

 「開発中に山あり谷ありで、ものすごい深い谷に落ちたことがあって。あの時は『ダメかな』とか思ったんですが、なんとかなりましたけれども。いろんなことがありまして何とか発売にこぎつけることができました(林氏)」。

 「その頃僕らは『バーチャファイター』に、ねんどろいどのアクセサリーを付けたりやってましたね。勝ったらしゃべってくれるとか。『なんでやったんだろう?』って全然覚えてないんだけど(大崎氏)」。

 「『Project DIVA』が発売されたら、この人(大崎氏)たちのチームがすごいハマってて。『アーケードが作りたい』って言ってきたんですよ。『これはチャンス!』と思って、『ライブの仕事手伝わない?』って振ったのね(内海氏)」。

 「それが7月の16日なのよ。8月31日の話を7月16日にしてるのよ(大崎氏)」、「ああ、間に合うんだ~(内海氏)」。「夏休み、なくなっちゃいましたからね。あの時は、AM2研が『バーチャファイター』のデュラルを取っ払って、ミクに差し替えて。だから鉄山靠とか出してました。とても見せられない(笑)。VE研(当時)の髪が硬いけど表情のいいモデルと、AM2研の髪はやわらかいけど表情が硬いモデルと平行して作業していて、お盆に(モーション)キャプチャとかしてましたね。「これでいいのか? これがゲームにつながるのか? って思ってましたね。つながったけど(大崎氏)」。

 「『ミクフェス’09(夏)』は感動しました。会場の一体感とかあって、こういう空気感みたいなものをゲームの中でもまたなんとか出せないかなと、すごく気持ちを新たにしましたね(林氏)」。

 「そのとき『-DIVA 2nd-』の企画はまだなかったんだよね(内海氏)」、「まだもやっとしてましたね。どうすればいいのかな? みたいな(林氏)」、「思ったより売れちゃったね、みたいな(内海氏)」、「社内で取り寄せられなくて、売り切れちゃってて、当時ダウンロード版とかなくて、1週間ぐらい探しましたよ(大崎氏)」というような感じで、それぞれの立場から「初音ミク」と「Project DIVA」との関わりが語られていった。

「Project DIVA」のお披露目時点のビデオが上映された
歴史を年表とともに振り返り、当時のエピソードを披露した

 ニコニコ動画のコメントで受け付けた質問コーナーでは「F3まだー?」という質問に関しては「続編をやりたいなー、ぐらいの感じです(内海氏)」、「いろいろ考えています。勉強しているところです(林氏)」という回答。「PS4で60fpsで遊びたい」、「PS4の初音ミク仕様は?」という声には前向きな反応があった。

「初音ミク Project mirai Remix」海外で2015年発売!

3DS「初音ミク Project mirai Remix」(仮題)が欧米/アジア地域で2015年に発売される

 イベントも終盤にさしかかり、最新情報コーナーではいくつかの新情報が公開された。
 「初音ミク×セガ」プロジェクト5周年記念アルバム「初音ミク Thank you 1826 Days」が9月17日に発売予定、「ヴァイスシュバルツ 初音ミク -Project DIVA- F2」ブースターパックが7月25日発売と続いた中、ニンテンドー3DS「初音ミク Project mirai Remix」(仮題)が2015年に欧米/アジア地域で発売されることが明かされた。

 これは、ゲーム中でニコニコ動画のPVをそのまま3Dにしたものを、10曲前後をねんどろいどによるものにリミックスしたり、イベントなどの要素を増やしたりなど、いわゆる「完全版」的なものになるという。日本でも「欲しい」という声がたくさんあれば、前向きに考える、という。

「初音ミク Thank you 1826 Days」9月17日発売。初回限定生産盤:3,685円(税別)/通常盤:3,000円(税別)。ゲーム用に書き下ろされた28の楽曲を中心に、39曲を収録予定。初回限定生産盤は豪華ブックレット&スペシャルBOX仕様
「ヴァイスシュバルツ 初音ミク -Project DIVA- F2」ブースターパックが7月25日発売
SEGA feat. HATSUNE MIKU Project 5th Anniversary Party in JOYPOLIS 限定アイテムも紹介。7月11日、12日、16日と発売日が異なるので、欲しいものがある人は、発売日をお忘れなきよう

「SEGA feat. HATSUNE MIKU Project 5th Anniversary Party in JOYPOLIS」

 ジョイポリスで開催中の「SEGA feat. HATSUNE MIKU Project 5th Anniversary Party in JOYPOLIS」。こちらもお邪魔してきたので、少しご紹介しよう。

 今回、3rd Floorの「マルチステージ」周辺で展示されている「初音ミク -Project DIVA- 博覧会」は今までのコラボイベントにない充実振り。「SEGA feat. HATSUNE MIKU Project」5年間の歴史を振り返る年表、販促物などのグッズのほか、ゲームモデルの成り立ちがわかる解説や、動画で見られるモジュールの数々や多数のイラストなどがところせましと展示されている。

3rd Floorでは、「フレーム カフェ」にてコラボメニュー(注文するとコースターがもらえる)を展開中
同じく3rd Floorの「フォーチュンフォレスト」では占いの結果用紙が「SEGA feat. HATSUNE MIKU Project 5th Anniversary」バージョンに(期間限定)
2nd Floorの「D-ラウンジ」横では「アルプス一万尺」をミクさんと遊べる
「D-ラウンジ」ではコラーゲン入りのステッカー付きドリンク7種が販売
「カーニバルゲームコーナー」もコラボ仕様に。クリアすればオリジナルグッズがもらえる(オリジナルリングは7月中旬より)
大当たりはオリジナルクッキー
1st Floorの「ファンゾーン」のUFOキャッチャーには「初音ミク」のプライズが多数
同じく1st Floorの「ジョイポリ探検隊 ダイーバの秘宝と謎の紋章」でも謎が解けたら、期間限定で「SEGA feat. HATSUNE MIKU Project 5th Anniversary」フレームの記念写真がプレゼントされる
「ハーフパイプ トーキョー」では「Project DIVA」および「Project mirai」の楽曲11曲が追加
室内コースター「ヴェール オブ ダーク」では、ライドが「初音ミク」仕様に装飾されているだけでなく、アトラクション中のナレーションを藤田咲さんが担当。コースの後半では「Sadistic.Music∞Factory」(アーティスト:cosMo@暴走P)も!
「JP STORE」では順次限定グッズが発売されていく

(佐伯憲司)