ニュース

【特別企画】開発現場に“創造の時間”を生み出す「IncrediBuild」

最新バージョンではプレイステーション 4にも対応

最新バージョンではプレイステーション 4にも対応

 「IncrediBuild」はWindows XPをはじめ、Vista、7、8、Server 2003、Server 2008といった32bit/64bitすべてのWindows上のみで動く。これらのOSが混在しているようなネットワーク上でも問題なく動く。ただし、Dev Toolsで64bitのネイティブアプリケーションを分散させる場合のみ、64bitOS同士でしか分散できない。

 2013年4月30日にVersion 4.6がリリースされたが、Windows 8や64bitネイティブアプリの分散に正式対応している。また、7月にはVersion 4.6.1のリリースが予定されており、PS4のビルドに対応する。

最新版のダウンロードはこちらのページから可能

小規模開発にも使える柔軟性

 100台200台といった大規模な開発現場だけではなく、PCが5台ほどもあれば分散処理を始めることが可能で、小回りの利く現場でも十分力を発揮するという。

 「導入にあたっては、検証としてまずは5台から使っていただいて、効果があるかどうか、使いやすいかどうかをみていただきます。もちろん使いたいというお客様が何人ぐらいいるかで台数が決まるのですが、30台とか40台を入れていただくケースが多いですね。もちろん5台といった構成でも十分実用的だと思います」(鳥居氏)。

 「1度使い始めるとなかなかやめられない止まらないということで、導入台数をどんどん追加されて、100台200台と増えていったケースもあります」(世古口氏)。

 また、同一のネットワークノード上にあればよいため、VPNを使って接続されているようなケースにも十分対応する。独自のデータ圧縮によって、やり取りするデータ量が少ないことも、VPN運用に現実性を出している。

ネットワークモニタ画面。「Network Connectivity Test」機能では全Agentのネットワークパフォーマンスのベンチマークを収集し、ネットワーク管理者が速度に問題があるノード調整をサポート。ネットワークテスト終了後、画像のようなレポートを表示する

ゲームだけでなく、カーナビ、医療の開発現場へさらなる可能性を模索

 現在、主にゲーム開発環境に向けてリリースされている「IncrediBuild」だが、「カーナビや医療などの開発現場などにも積極的にアピールしていきたい」(世古口氏)という。また、ビルドだけではなく、「XGE」を活用すればさまざまなデータ処理系にも活用でき、またアプリケーションの作り方にもよるが、CGのレンダリングなども分散処理で高速化できる可能性もある。

 「実際にお使いいただくと有効なソリューションになっていて、多くのお客さんに喜んでいただいています。『XGE』をうまく有効に使っていただけるようなケースが未開拓ですので、代理店営業も強化しながら進めていきたいと思います」(吉岡氏)。

 非常に強力かつ、簡単に分散コンピューティングを実現することのできる「IncrediBuild」ソリューション。「待ち」によってタイムロスのストレスを抱えている現場にぜひ役立ててほしいし、よりよいソフトウェアの開発を目指して欲しい。

同社のホームページより「IncrediBuild」評価版を試用可能。ライセンスは30日間有効で、すべての機能をあますことなく使える

(坂本章)