株式会社スクウェア・エニックスは、現在リニューアル中のMMORPG「ファイナルファンタジーXIV」において、E3にて公開を予定していた新バージョンの「ファイナルファンタジーXIV」、いわゆる新生「FFXIV」のトレーラー公開をスキップすると発表した。新しい公開時期は8月を予定し、E3では新生「FFXIV」の情報公開と、E3からあまり間を置かずにプロモーションサイトを立ち上げるとしている。

「第28回 FFXIVプロデューサーレター」

新しいロードマップ。PV関連の情報のほかにも、パッチ1.23も4月から6月へ延期されたこともしっかり反映されている

　今回の発表は、「FFXIV」プロデューサー/ディレクターの吉田直樹氏が、定例の「FFXIVプロデューサーレター」の中で明らかにしたもの。

　レターでは、新生「FFXIV」のロードマップの変更について触れ、「6/5からアメリカのロサンゼルスで開催されるE3にて、新生FFXIVの新たなトレーラーを公開させて頂くつもりでしたが、これをスキップします」とコメントし、トレーラーの公開時期を延期する方針を明らかにした。

　その理由については、「今回のグローバルPRプランの最終打ち合わせの出張の中で、『新生FFXIV』を世界的にかつ、大々的にアピールするために、もっと多くの素材を同時に公開する方が、より効果的だろうという決断をしました」と説明。E3での新しい発表内容について問い合わせたところ、「E3での発表をお待ち下さい」ということだった。

　更新された新しいロードマップによれば、トレーラーの公開は8月。新しいロードマップでは、「2012 E3にて新PV披露目」から「新生『FFXIV』本格PR開始（各種トレーラー公開を含む）」と文言も代わり、8月にE3より規模の大きい発表を行なうことを示唆している。

　ロードマップ通りに行けば、現行の「FFXIV」は8月にゲーム世界であるエオルゼアに激変が起こり、現行世界のストーリー展開に一定のピリオドが打たれ、新生への移行が行なわれる予定となっている。なお、8月の「エオルゼア激変」、10月の「新生クライアント配布」、11月以降の新生PC版再無料期間およびプレイステーション 3版のクローズドβテスト開始についてはスケジュールに変更はないとしている。