PCショップ「ドスパラ」を展開する株式会社サードウェーブは、明日12月23日より、東京秋葉原にあるベルサール秋葉原にて「『第4回 秋葉原PCゲームフェスタ』Powered by Galleria」を開催する。会期は12月23日から29日までの7日間で、会期中は連日、地下1Fにおいて日替わりで終日型のゲームイベントを実施する。今回は、急ピッチで設営が進むイベント会場を取材してきたので前日レポートをお届けしよう。

会場となるベルサール秋葉原

設営が進む会場の模様

これが今回の目玉コンテンツ「エンペラー1510」

会場入り口の内側にはビニールシートまで完備。使い捨てカイロも配布し、防寒対策は万全だ

　「秋葉原PCゲームフェスタ」は、サードウェーブが自社のゲーミングPCブランド「Galleria」の販売促進を目的に開始したゲームイベント。ゴールデンウィークとクリスマスシーズンに開催されており、今回で4回目となる。

　基本的なイベントの内容は、主催のサードウェーブが場所とPC機材を提供し、「Galleria」ブランドの推奨ゲームPCを展開しているメーカーが1Fの「タッチ＆トライコーナー」に最新タイトルを出展するという形で展開されている。地下1Fでは既報のようなスケジュールで連日ゲームイベントの実施を予定している。なお、12月24日のみ、地下1Fと2Fの両方でイベントが実施される。週末の開催と言うこともあり、多くの来場者で賑わいそうだ。ステージイベントについては今回もStickamによるライブ放送を予定。遠方や都合で会場に来られない人は、こちらを利用したい。

　今年は1Fの「タッチ＆トライコーナー」では約20社から約40タイトルの出展を予定。ハードベンダーからはNVIDIA、Razer（MSY）、Roccat（ドスパラ）などが出展し、NVIDIA 3D Visionやゲーミングマウスなど、最新ゲームと共に自社ハードウェアをアピールする。1Fスペースは第3回よりいくぶんゆったりとした感じで、余裕を持ってPCゲームをプレイできそうだ。

　今回の変わり種としてはモダニティのPCシステムチェア「エンペラー1510」の出展だろう。3画面のゲーミング仕様で、最新PCタイトルを試遊することができる。「エンペラー1510」はドスパラでも取り扱っており、試遊して気に入ったら購入することも可能。ただし、価格は本体のみで84万円（配送料、PC、モニターは別売）という超弩級のシステムチェアであるため、会場でも衆目を集めそうだ。ちなみに「エンペラー1510」でプレイできるタイトルは、「The Elder Scrolls V: Skyrim」（ゼニマックス・アジア）、「バトルフィールド 3」（エレクトロニック・アーツ）、「F1 2011」（コードマスターズ）の3タイトルをローテーションで回すとしている。

　また、今回の新たな施策として注目したいのは“暖かい”ことだ。昨年末に実施された第2回では、多くの来場者を呼び込むために、ベルサール秋葉原1Fフロアを取り囲むように設置されているガラスの壁を取り払った形で実施されたが、その結果、試遊コーナーに絶えず冷たいビル風が吹きつけ、来場者には寒いと不評だった。

　今回は前回の反省を踏まえ、ガラスの壁は締め切り、イベント期間限定の特設の扉を設け、また、扉の奥にビニールシートを配置して冷気が入り込まないように工夫するなど、徹底した寒冷対策を施している。さらに来場者全員に使い捨てカイロまで配布する。今年はむしろ暖を取るために活用できそうなぐらいだ。

　開催の狙いについてサードウェーブの担当者に話を伺ったところ、「PCでゲームが遊べるということを伝えたい。前回のアンケートでは半分以上が、ぶらっと入ったと記入していて、我々としてはまだまだ大きな潜在需要が眠っていると考えています。今は10万円程度でハイスペックなPCが購入できますし、ドスパラでもゲーム毎に最適な環境で楽しめる推奨PCを用意していますので、ぜひ会場で気に入ったゲームを見つけてみてください」とコメントしてくれた。

　「第4回 秋葉原PCゲームフェスタ」は、12月23日12時より開幕する。年の瀬の12月29日まで連日開催しているのでPCゲームファンはぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。

【タッチ＆トライコーナー】
設営が進む1Fフロア。1カ所しかない入り口を抜けると、「Skyrim」と「ファンタシースターオンライン2」の試遊台が目に飛び込んでくる。会期中、もっとも人気を集めそうなエリアだ。メーカーによってはコンパニオンを配置することもあるようだ

【スペシャルイベントステージ】
地下1Fのスペシャルイベントステージでは連日終日型のゲームイベントが実施される。明日23日はネクソンの「カウンターストライクオンライン Japan Championship 2011 Final」。PCゲームイベントではあまり使われない40インチモニタを投入する予定と言うことで、かなり観戦しやすそうだ