NHN Japan株式会社は、Windows用MMORPG「TERA: The Exiled Realm of Arborea」にて、「進化」アップデートを11月22日に実施する。

　このアップデートでは、2つのインスタンスダンジョンが追加される。1つ目の「ビビッシュの実験場」は、吹雪が吹き荒れる屋外のフィールドを使ったインスタンスダンジョン。馬での移動も可能で、これまで明かされていない物語が展開されるという。

　もう1つの「鉄壁の修練場」は、配置されたオブジェクトを攻め入ってくるモンスターから一定時間守るのが目的のダンジョン。既存のインスタンスダンジョンより短時間でクリアでき、難易度やクリア方法によって報酬が変化するのが特徴。またここでは「高級紋章」が入手できる。「高級紋章」には新たなオプションのものと既存の紋章の強化版の2種類があり、より特定のスキルに特化したセッティングが可能になる。

【スクリーンショット】
ビビッシュの実験場	鉄壁の修練場

エリーンの「座る」エモーションは足をそろえてしゃがむ

　そのほかにもシステム面でのアップデートが行なわれる。まずプレーヤーからの要望が多く寄せられていた「座る」エモーションが実装される。座り方は種族により異なる個性的なものになっている。

　PK可能サーバー向けの独自システムも実装される。ギルド同士が争う大規模戦闘「ギルド戦システム」、これまでPK宣言の際に必要だった「悪神の印章」に代わる、パーティーとギルドのメンバーを除く全プレーヤーにPK宣言する「無法者宣言スキル」、他のプレーヤーを死亡させると加算され各種ペナルティを受ける「悪名数値」が実装される。

　採集や製作システムでは、採集・製作の成功時に経験値が獲得できるようになるほか、採集の際、一定確率で戦闘に役立つバフが付与される。また都市や村でログアウトすると、接続していない時間に応じて「休息ボーナス」のポイントが付与される。貯まったポイントがある間は、経験値やアイテムドロップ率が向上する。ポイントは経験値を得るごとに減少する。

　このほか、パーティープレイ時のモンスターとのレベル差による経験値とドロップ率のペナルティの緩和、パーティープレイ時の獲得経験値にボーナスを付与、「軍馬召喚」スキル書の獲得クエストの受注可能レベルをLv11に引き下げ、Lv20から「紋章」の装備が可能になるなどの変更も加えられる。

　同社はこのアップデートにあわせて、本作をプレイしたことがある人を対象に、6日間の無料利用券をプレゼントするキャンペーン「大感謝祭」を実施する。11月15日までに何らかの利用券を入手した人があることが条件で、オープンβテストの参加者も対象となる。利用券の配布は11月16日に行なわれる。

　さらに同社は11月16日のメンテナンス終了後から12月14日のメンテナンス開始前まで、本作に30日以上ログインしていない人を対象とした「戦列に復帰せよ！」キャンペーンを実施する。対象者が期間中にゲームにログインすると、ソロプレイ時には取得経験値が20%上昇、パーティープレイ時にはパーティーメンバー全員の取得経験値が30%上昇する「セレンの祝福」という効果が自動的に付与される。