オープンアプリプラットフォーム「aima」

「サンシャイン牧場」、「サンシャインタウン」など4タイトルを追加


9月29日 発表



7月に行なわれた発表会の様子。遂に複数のアプリが揃い本格始動となった

 ACCESSPORT株式会社をはじめとしたインターネットメディア各社による、オープンアプリプラットフォーム「aima」を設立した「aima事務局」は9月28日、人気のソーシャルアプリ4タイトルのサービスを開始した。

 「aima」では、システムの基幹となるオープンソーシャルプラットフォームと課金システムをACCESSPORTが開発し、システムを共通化。入り口となるインターネットメディアとアプリケーションを提供したいSAP側を結びつけ、より多くの顧客が共通プラットフォームの中でゲームを楽しめるシステム作りを目指して企画されたプラットフォーム。

 インターネットメディアはプラットフォーマーになりたくても、システム開発にリスクが伴うためなかなか参入できず、一方でプラットフォーマーの乱立はSAP提供者にとっては開発工数がかかるという点で参入に慎重にならざるを得ない。このため、プラットフォームを共通化し入り口を増やすことで、プラットフォーマーにとっては参入のリスクが下がり、SAP側にとってはアプリの開発工数を下げることができる。

 「aima」では7月21日に発表会を開催し、設立を発表。9月16日には15メディアで「農場パラダイス+」の提供を開始している。ただ、これまでは1タイトルしかアプリはなかったが、9月28日から新たに4タイトルのアプリのサービスがスタートした。追加されたタイトルはRekoo Japanの「サンシャイン牧場」と「サンシャインタウン」、ACCESSPORTの「ハッピーキャリア」、サンビ株式会社の「幸福農場」となっている。

 「サンシャイン牧場」は農場育成ソーシャルゲームとして人気を誇るタイトルで、畑ステージで数10種類の作物を育て、畜産ステージでは可愛らしい動物を育てることができる。知人の牧場を訪れ害虫を退治したり協力することなども可能。コミュニケーションを取ることでたくさんの作物の収穫や動物を育てることができる。

 「サンシャインタウン」では、プレーヤーは海辺に面した小さな街の管理者として、街を発展させていく。スタッフを雇いお店を開き、住宅を建て住民を増やし、デコレーションを行なうことなどで住人を楽しませていく。

 「ハッピーキャリア」は、女性をメインターゲットにした経営シミュレーションアプリ。仲間と一緒にオフィスで働きながら会社を成長させていく。出社してタイムカードを打刻すると給料がもらえ、任務をこなすとボーナスをゲットできる。会社の机まわりなどをデコレートし、魅力的な会社を目指す。資金が貯まり起業し社長になれば、社員を募集し会社を運営していく事になる。友人にプレゼントを贈ったりメッセージを送るといったコミュニケーション要素も用意されている。

 「幸福農場」は、農作物の作成や家畜の育成のみならず、農畜産物の加工、酪農製品の販売、副資材の調達など農場経営全般を行なっていく。友人の農場で水やりや除草、除虫、家畜の世話などをしたり、家畜が襲われたときは友人とコミュニケーションを取りながら敵を退治するなどのイベントも発生する。

 今後も10月中に10メディア、6タイトルが追加される予定となっている。


【今回サービス開始となったアプリ】

サンシャイン牧場

サンシャインタウン

幸福農場

ハッピーキャリア


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(2010年 9月 29日)

[Reported by 船津稔]