セガとバンダイナムコゲームス

ICカード1枚で両社のアミューズメントゲーム機が利用可能に


9月9日発表



開催中の「第48回アミューズメントマシンショー」会場におけるプレゼンテーションでも軽く発表が行なわれた

 株式会社セガと株式会社バンダイナムコゲームスは、アミューズメントゲーム機においてICカードシステムの相互乗り入れを行なうと発表した。セガ側の新しいICカードシステムの名称は「Aime(アイミー)」で、バンダイナムコゲームス側のシステム名称は未定。1枚のICカードで両社の対応ゲームを遊ぶことができるようになる。

 両社の新しいカードシステムでは、データはサーバー上に管理されており、1枚のICカードに、対応するすべてのゲームの成績やキャラクター情報などを収めることができる。もちろん複数のゲームのデータを保存可能で、さらにセガとバンダイナムコゲームスにおいてゲームデータの保存機能について相互乗り入れを行なうという。

 「Aime」ではPC・モバイルサイト「Aimeサービスサイト」でカードの登録を行なうと、カードの故障・紛失時に復元も可能となるだけでなく、PC・モバイル向けサービスとの連携も可能となる。さらにはゲーム間にまたがった新しいサービスも予定されている。

 バンダイナムコゲームスは今回の新カードシステムについて「ゲームごとに完結していたデータを関連付けることも可能になり、今までにない楽しみやサービスも提供できます。今後は、アミューズメント施設におけるサービスにとどまらず、音楽や映像など、業界の枠を超えたエンターテインメントとの連携も視野に展開していきます」とプレスリリースにコメントを寄せており、様々な業界の垣根を越えて活用していきたい意向だ。

 Aimeは、この秋のリリースが予定されている「戦国大戦」から導入を予定している。両社の新ICカードシステムの相互乗り入れについては、来年以降に発売されるインターネットに接続可能なゲーム機より対応することが決定している。


(2010年 9月 9日)

[Reported by 船津稔]