米Electronic Artsは、現地時間の12月2日、第二次世界大戦を舞台にしたFPS「Medal of Honor（メダル オブ オナー）」シリーズの新作を開発していることを発表した。発売時期は2010年の予定。プラットフォームはプレイステーション 3、Xbox 360、PC。

　「Medal of Honer」シリーズは、これまで第二次世界大戦の欧州戦線や太平洋戦線などをモチーフにしてきた。しかし、今回発表された新作では、戦乱のアフガニスタンへと舞台を移し、現代戦が描かれる。

　プレーヤーが所属するのは、他の誰1人として扱うことができないミッションを引き受ける国家指揮最高部直轄の、あまり知られていない存在である特殊部隊。本作の開発チームは、本物に近い現代戦を再現するため、開発の初期段階から特殊部隊のメンバーと緊密な連携を取り、実際の作戦からアイディアを得て開発しているという。

　また、ストーリーが展開するシングルプレーヤーキャンペーンに加え、EA DICEの協力のもと、マルチプレーヤーモードの搭載も予定されている。

　本作のエグゼクティブプロデューサーであるGreg Goodrich氏は、「私たちが『Medal of Honor』の改新に最初に着手した時、ただ現代戦をテーマにするというだけではなく、兵士を尊敬し、シリーズの原点である本物感に忠実でありたかったのです。特殊部隊兵は戦場で最も統制がとれており、慎重で、、臨戦態勢の兵士です。彼らは生きた精密機械と言っても過言ではありません。私たちは彼らの経験を共有するゲームを創るために、彼らと緊密に取り組む素晴らしい機会を持つことができてとても後衛です」とコメントしている。

　また、EAロサンゼルスのVP兼ゼネラルマネージャーのSean Decker氏は、「EAは常に兵士たちのストーリーを語ることを提唱してきました。新たな『Medal of Honor』は、その伝統によるものです。私たちは、最も今日的な意味を帯びたメディアであるゲームを通して、現代戦や優秀な兵士たちのストーリーを語ることが重要であったと感じていました。私たちは、このゲームを現実のものにするために、2つのエネルギッシュな開発チーム、EALAとEA DICEが一緒になって取り組むことをとても誇りに思います。『Medal of Honor』は現代戦シューティングゲームジャンルにおいて、必ずいつまでも記憶に残る作品となるでしょう」とコメントしている。

Xbox 360版パッケージイメージ	PC版パッケージイメージ