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「ソニックファン感謝祭 2015」を開催
「4月には25周年記念ライブを開催!」と発表
(2015/12/28 18:41)
セガゲームスは12月27日、ゲーム「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」の発売25周年を記念したイベント「ソニックファン感謝祭 2015」を開催した。
イベントは東京ジョイポリスにて開催され、シリーズプロデューサーである飯塚隆氏をはじめ、上川祐司デザイナー、瀬上純サウンドディレクター、大谷智哉サウンドディレクターや、ゲームの主人公であるソニック・ザ・ヘッジホッグといったソニックシリーズを代表するスタッフ、キャラクターが登壇した。
イベント中は瀬上、大谷両氏による「ソニックランナーズ」収録楽曲の生演奏や、12月23日に発売された「セガ3D復刻アーカイブス2」内に収録されている初代ソニックを使ったゲーム大会、ソニックファンによる日本初のコスプレコンテスト、来場者プレゼント抽選会などが開催された。
来場者の中から選ばれた3名が出場したゲーム大会は、初代ソニックのなかでも特に有名であろう「グリーンヒルゾーン」が選ばれた。
このステージのACT1(最初のステージ)を30秒以下でクリアするとボーナスポイントが加算されるという裏技があるが、それにちなんで30秒以内でクリアしたプレーヤーにはぬいぐるみをプレゼント。ただこの裏技の達成が、無駄のないジャンプ、正確なルート選びなど、かなり難易度が高いこともあってか、実際に30秒以下でクリアできたプレーヤーは1人のみであった。
コスプレコンテストは、先に行なわれていた予選選考を通過した5名が出場、登壇したスタッフ達が審査員となる形での最終選考が行なわれた。出場したコスプレーヤーたちは納得の衣装のクオリティで、それぞれ手作りでの出場とのこと。作られた衣装は主人公ソニックだけでなく、そのガールフレンドのエミー・ローズや宿敵エッグマン、「ソニック ロストワールド」にのみ出演した敵キャラ「ザボック」と、出場者各々が好きなキャラクターを再現していた。
そんな中で優勝したのはエミー・ローズのコスプレ。審査委員長となった飯塚氏は「スカートから覗いた尻尾に再現度の高さを感じた」と語った。
引き続いて来場者対象のプレゼント抽選会が行なわれたあと、スタッフへの質問コーナーが設けられた。
質問コーナーでは「神曲を作る上での秘訣は?」が第1問。それに対して大谷氏が回答。「神曲を作れているとは思っていないが、毎日作りたいと思って曲を作れば、いつかは作れないんじゃないかと思います。継続が大事ですね」とコメント。
第2問は「ゲームでのアイディアが日常生活でひらめくきっかけなどはありますか?」というもの。回答者は瀬上氏。普段からレコーダーを持ち歩いていて、ふと浮かんだメロディーを録音しているそうだ。「歩いているときとか、浮かんだ瞬間に鼻歌で吹き込みます。あとで聴いてよかったと思ったものは作曲します」と答える。
そして第3問は「どうしてもソニックたちが描けません!立体感のあるソニックを描くには?」という質問だ。デザイナーの上川氏は「ソニックなどのハリネズミシリーズは、顔に関しては球体を描いて、そこに(顔の線の)十字を切っています。それによって目の位置や鼻の位置などが間違いなく描けるので。あとは耳の位置や、とげの部分が球体に収まるよう描くのがポイントです。直線の多いキャラクターなので、勢いで描くことが大事です」とアドバイス。
最後の質問は「今までに『これは大変!』と思ったことはありますか?そして出来上がったときの気持ちは??」。これに対して回答したのは飯塚氏。「すべてのタイトルに大変なことがあるんですね。どれが1つというのは難しいですが、特に言えば『ソニックアドベンチャー』。12月23日発売だったんですが、12月になっても終わっていなかった。これは間に合わないかもと心底思った。間に合ったときは心底ほっとした」と語った。
そして引き続き、今後行なわれるイベントの予定などを発表。ソニックの靴をモチーフにデザインされたスリッポンやBGMサウンドトラックの発売が発表されるなか、「Game Symphony Japan SEGA Special 2016」の開催が決定されたことを紹介。
飯塚氏は「前回はソニックの曲が多く使われなかったが、ソニックシリーズの発売25周年を記念して、それに会わせた構成になっている。私もすごく楽しみです」とコメント。同コンサートは2016年7月17日、東京芸術劇場での開催を予定している。開演時間やチケット価格については近日発表とのこと。
さらに、発売25周年を記念するキックオフイベントも発表された。ステージやキャラクターセレクト時に使用されているBGMを演奏するため、2016年度最初のイベントとして予定しているとのこと。
さまざまなイベントが予定され、来年には25周年を迎えるソニックシリーズ。最新作やイベントの情報から目が離せない。