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PS4「Uncharted 4: A Thief's End」衝撃の韓国デビュー
これが本当のAAAタイトル! あまりの凄さに拍手も忘れる
(2015/11/15 00:00)
SCEKはG-STAR 3日目の11月14日、PS4向けアクションゲーム「アンチャーテッドコレクション」と「Uncharted 4: A Thief's End(邦題:アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝)」に関するステージイベントを開催した。
プレイステーションプラットフォームを代表する人気フランチャイズである「アンチャーテッド」は、比較的古くからハングルローカライズされてきたタイトルの1つとして、ここ韓国でも人気が高く、多くのファンがいる。絶対数では日本のほうが多いものの、装着率では断然韓国といった感じで、韓国では欠かせないフランチャイズとなっている。
このためステージイベントも他のタイトルより力が入れられており、「アンチャーテッドコレクション」と「Uncharted 4: A Thief's End」でそれぞれ30分ずつ取り、実機を使ったデモンストレーションにたっぷり時間を割いていた。シングルプレイのデモが、そのまま見世物になるというのは、コンソールゲームならではであり、とりわけ「アンチャーテッド」シリーズは、ハラハラする展開が絶えず差し込まれるためデモに向いている。
「アンチャーテッドコレクション」のデモでは、アフリカTV等で活躍しているブロードキャストジョッキーBJ Great Library(BJ)氏が、シリーズの中でも傑作ステージとして有名な「Uncharted 2(邦題:「アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団」)のネパールステージをプレイしまくるという内容で、ゲーマーらしく慣れた手つきで次々に家屋を飛び渡り、若干進行方向を忘れた風ではあったものの、しつこく襲ってくるヘリの銃撃を避けながら、建物そのものが倒壊するというギミックも突破、何度かコンティニューしながらクリアしていた。
「アンチャーテッド」シリーズでは、格闘戦時はスローモーションになり、敵のストレートを避け、カウンターのアッパーを当てるようなカッコイイアクションがQTEで簡単にできる。プレイしている側は、表示が出るがままにボタンを押しているだけだが、見ている方は、あたかもスーパープレイを見せられたかのような気持ちになり、拍手喝采したくなる。
それにしても「アンチャーテッド」は、今回、「アンチャーテッド コレクション」でPS4に移植され、現行水準のグラフィックスを手に入れたことで、さらに多くのファンを獲得しそうだが、もともとのゲームが素晴らしい。それを、HD化のプロフェッショナルであるBluepoint Gamesが移植を手がけたことで、完全に2015年世代のゲームに生まれ変わっている。1080p/60fpsに最適化されただけでなく、ゲーム全体のバランス調整も行なわれているため、すでにクリアした人にとっても遊びごたえのある内容に仕上がっている。ぜひ多くのゲームファンにプレイして貰いたい傑作だ。
そしてその素晴らしい出来映えの「アンチャーテッド コレクション」を“前座”扱いにしてしまうほど強力なタイトルが、シリーズ最新作「Uncharted 4: A Thief's End」だ。E3などで披露された高台にある街から始まるステージを、SCEKのスタッフが実機で1ステージまるまるプレイするというもの。
筆者もE3トレーラーで公開されている先まで実機で見たのは初の機会だったため、ゲームファンと一緒に非常に楽しませて貰ったが、実機デモによって実感したのは、これだけボリュームと密度がある内容でありながら、オープンワールドゲームのように、進行ルートが自由に選択できるところだ。
特にステージ中盤のジープで街路に沿って街を下るシーンは、E3トレーラーとは進行ルートが違っていた。E3トレーラーでは、ベストルートが選択されているが、G-STARの実機デモでは、途中の進行ルートが違っていたり、複数の自動車が渋滞して進めなくなっているところがあり、引き返している途中に、新たな会話が発生したりなど、様々な表情を見せる奥行きのあるレベルデザインに、再び感動してしまった。
E3トレーラーのワイヤースイングシーンの後は、川の向こう岸に到達し、ワイヤーに引きずられながら、銃撃戦に突入する。敵を倒し、空になった車両に乗り込み、トラックに乗り移り、最後はバギーに乗り移って、向かい来るバイク軍団を蹴散らしていく。見ているほうはハラハラさせられっぱなしでたまらないが、早く自分で遊んでみたい気持ちにさせられた。
最後にオンラインモード「Uncharted 4: Multiplayer」のトレーラーを公開して終了となった。「Uncharted 4: A Thief's End」は、日本では2016年3月18日にリリース予定。発売が非常に待ち遠しいタイトルだ。