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アトラス×ヴァニラウェア「オーディンスフィア レイヴスラシル」をプレイ!

表情、アクション、背景、すべてを美しく“リ・クリエイト”した2DアクションRPG

9月17日~20日 開催(17、18日 ビジネスデー)

会場:幕張メッセ

入場料:当日 1,200円(税込)

 TGS 2015において、セガブースの一角に位置するアトラスは、2016年1月14日発売予定のプレイステーション 4/3/PlayStation Vita用2DアクションRPG「オーディンスフィア レイヴスラシル」の試遊出展を行なっている。

 「オーディンスフィア レイヴスラシル」は、2007年に発売されたヴァニラウェア開発のPS2「オーディンスフィア」の“リ・クリエイト”作品。単なるHDリマスターではなく、背景からアクション、さらにはゲームシステムまでを刷新して挑むタイトルとなる。

【「オーディンスフィア レイヴスラシル」PV#01】
【パッケージビジュアル】

キャラの仕草がかわいい! アクション要素も強化で爽快に

グウェンドリン。動きを見ているだけで引き込まれるものがある
ビジュアル的には原作とほぼ同じ。ただし、動かしてみれば一目瞭然だ

 「オーディンスフィア レイヴスラシル」におけるリメイクのアプローチとして面白いのは、見た目をガラリと変えるのではなく、キャラクターの造形や世界の描き方の方向性はほぼそのままということ。そのためぱっと見はどの辺りが刷新されているのかわかりづらいのだが、これは実際に動いているものを見ればわかる。

 まず気づくのは、キャラクターのアクションが派手になっているということ。今回プレイしたグウェンドリンは槍使った攻撃を繰り出すが、空中をある程度浮遊できるようになっており、ステージを大きく使って敵と戦闘できる。また方向入力と攻撃ボタンの組み合わせによって出せる攻撃も変化するので、多彩な攻撃の組み合わせでアクションゲームとしての爽快感を味わうことができる。

 そしてプレイしていてさらに気づくのは、キャラクターの表情やアニメーションがより繊細になっているということ。上方向を入力すると顔をくいっと上に向けたり、走りだす瞬間に一瞬ためがあったり、ふとした仕草がこと細かに積み重ねられる。グウェンドリンは優雅な動きが特徴で、何はなくとも動かしているだけで彼女の魅力を十分に感じられる。

 さらに、すべて描き直しているという背景は遠景まで細かく描かれており、2Dゲームでありながら奥行きを感じることができる。原作以上に何層にもわたる背景の運動視差効果は高く、総合的に言って“リ・クリエイト”と呼ぶのも納得だ。

 またフィールドには破壊できるオブジェクトが登場したり、背景の一部は足場にもなっていたり、ギミック的な変化も多くある。ここへ派手になったアクションが加わることで、どちらかというと「ドラゴンズクラウン」に近い印象を受けた。

 今回のプレイではここまでしかわからなかったが、ほかにも様々な追加要素があるようだ。なおTGS2015の試遊版では、グウェンドリンをはじめとした5人の主人公から1人を選択してステージをプレイできるようになっていた。気になるキャラクターの進化したアクションをいち早く動かして確かめられるので、チャンスがあればぜひプレイしていただきたい。

【スクリーンショット】

(安田俊亮)