「初音ミク」取り巻く創作文化の今を発信するイベント「マジカルミライ 2015」が、8月4日に科学技術館で開幕した。期間は9月6日までで、企画展入場料は500円。ライブと企画展を併催するこのイベントは今回で3回目の開催で、ライブは日本武道館、企画展は科学技術館が会場となった。イメージモチーフは「キューブ」で、「初音ミク」、「鏡音リン・レン」、「巡音ルカ」、「MEIKO」、「KAITO」のキャラクター性と多角的な創作文化を表現している。本稿では、科学技術館で開催中の企画展の模様をレポートしていく。
当日は平日にもかかわらず、昼過ぎには多くの来場者が会場に足を運んでいた 企画展の会場は科学技術館の展示・イベントホールのほぼ全てを使って、初音ミクたちを盛り上げるメーカーや団体の19のブースが出展、物販や展示などを行なっている。ここからは入口から館内順路の順番に各ブースを写真にて紹介していこう。
GAME Watch的には、セガゲームスから発表されたばかりの「初音ミク Project DIVA- X」をプレイできる同社ブースや、ソニー・コンピュータエンタテインメントのProject Morpheusで初音ミクのライブを楽しめるブースもオススメだ。
セガゲームスのブースはグッズ販売のほか、発表されたばかりの「初音ミク Project DIVA- X」のPS Vita版の試遊台を出展。30分~1時間程度の待ち時間となっていた セガ×メディコムトイ×ホビージャパンによる「初音ミク -Project DIVA- F ハニーウィップver.」フィギュアのサンプルも展示。2016年3月24日発売、価格は「スタンダード版」が25,800円、「デラックス版」が35,800円(ともに税別) VRヘッドセットProject Morpheusで、セガ製作の初音ミクのVRライブを体験できるPlayStationブース。体験するための整理券は抽選にて配布される ポニーキャニオンの「スマホロ」のブースでは、スマホを使ってミクの立体映像を楽しめる「スマホロ」を先行販売した。価格1,700円 「キャラネーム印」はタイトーが発売するキャラクター入りハンコで、当日受付をすると約2週間後に名前が入った製品が届く。全6種、価格各2,000円 ガチャスペースでは、ホビーストックの「マジカルミライ 2015缶バッジコレクション」と、バンダイの「デスクトップ初音ミク」を販売。1回300円 グッドスマイルカンパニーのブースは、「ねんどろいど」の「ミクダヨー」をはじめとする各シリーズが人気。「figma」や各種グッズも販売された グッドスマイルカンパニーが展開する新作フィギュアも展示された。こちらは「初音ミク グレイテスト・アイドルVer.」。2016年5月発売予定、価格12,000円(税別) Giftブースでは、ミクぬいぐるみの新製品をイベント価格で販売。こちらで販売したグッズは、9月11日より、同社公式サイトで通販もされる予定だ ボークスのブースでは、「ドルフィードリーム」の初音ミクドールが展示された。会場での販売はなく、購入申込用紙の配布が行なわれた キャラクターのウェアが人気のコスパブース。コスプレ用のコスチュームセットなども販売されていた PIITのブースでは、一見ではキャラクターグッズに見えない初音ミクのアパレルを販売し、長い行列ができていた アイウェアの和真パレットは、初音ミクとコラボレーションしたメガネフレームやサングラス、クリーニングクロスを販売。それぞれ試着も可能だ このイベント限定のグッズを販売したムービックのブース。クッションが人気で、昼過ぎの時点でミクの柄は当日販売分を完売していた 「雪ミク」とコラボしている札幌観光協会のブースでは、クリアファイルを無料配布。また公式アプリ「さっぽろグルメクーポン」を見せれば(その場でDLもOK)、ステッカーがプレゼントされた 赤い羽根共同募金のブースでは、募金をすることでオリジナルのクリアファイルやピンバッジ+組み立て貯金箱が配布された。募金額は300円からで、グッズによって額は異なる モデルやクリエイターとして活躍する木村 優さんが手掛けた初音ミクグッズを販売するバリュークリエイションのブース クリプトン・フューチャー・メディア(CFM)のサウンド配信サイト「SONICWIRE」のブースでは、ボーカロイドのパッケージ版販売や、デモンストレーションが行なわれた YAMAHAのウェブキャスティングミキサー「AG03-MIKU(ミクミキサー)」のブースでは、同製品を使った会場からのニコ生配信に、人気の生主3人と参加できる TOY'S FACTORYとタワーレコードの合同ブースでは、CDやコラボグッズの販売、人気ボカロPのサイン会(CD購入者対象)が行なわれた。写真は八王子Pさん CFMモバイルコンテンツチームは、夏祭り風のアトラクション「たこルカ救出大作戦」、「ミクミクわなげにシテヤンヨ」コーナーを用意。成功すると缶バッジなどがプレゼントされた ミクの絵柄のクレジットカードが作れる三井住友カードのブースは、申込み希望者の行列ができていた 出口手前の10号館は主催者展示のコーナー。グッズやイラスト作品、イラスト制作者のサイン色紙などを楽しめる イベントのイメージイラストを立体化した公式フィギュア「初音ミク『マジカルミライ 2015』 Ver.」も展示。GOODSMILE ONLINE SHOPにて予約受付中。2016年6月発売予定、価格は8,900円 CFMのコンテンツ投稿サイト「ピアプロ」が企画する、2016年の「ピアプロカレンダー」の選考作品を決定する最終投票を実施 公式イラストのミクのツインテールに来場者がメッセージをしたためるコーナーも ボカロ音楽レーベル「KARENT」の視聴コーナー。サウンドを映像とともにヘッドフォンで楽しめる ボカロ曲「深海少女」をイメージしたミクの等身大フィギュアは記念撮影をする人も多かった ライブは日本武道館にて2日間、3回公演が行なわれる 9月4~5日には「マジカルミライ 2015」のライブが日本武道館にて開催され、科学技術館のサイエンスホール及び会議室ではステージイベントやワークショップ(事前申込制につき、当日参加は不可)なども行なわれる予定だ。この企画展は3日間行なわれ、開催時間は5日が9~19時まで、6日が9~16時までとなっている。企画展に限り、当日入場が可能なので、この週末はぜひ遊びに行ってみるといいだろう。
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