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【スマホアプリ今日の1本】“ソリティア”に仕掛けを入れた「ピラミッドソリティア」

「上海」のようなソリティア? カジュアルに楽しめるトランプパズルゲーム

6月5日 配信

ダウンロード:無料

利用料金:無料

ビジネスモデル:アイテム課金制

手前に表示された手札より、1だけ前後にずれた数字を持つカードのみ回収できる
手札をめくれる回数にはレベルごとに制限がある。何もタップできなくなると“手詰まり”だ
レベルによっては手札を右側にいったんストックして必要なタイミングで使うことが可能

 今回おすすめしたいのは、「キャンディークラッシュ」や「ファームヒーロー」といったアプリで有名なKingが放つ「ピラミッドソリティア」。「ソリティア」と聞くと筆者などはWindowsに標準で付属している、トランプを使ったカードゲームを思い出すが、そもそも「ソリティア」とは1人で遊ぶボードゲームやカードゲームの総称。ゆえに本作もまた、トランプに似たカードを使って遊ぶステージクリア型の1人用ゲームとなっている。

 「ピラミッドソリティア」の基本ルールはとてもシンプルで、場に出ているカードのなかから、現在オープンしている手札の数字より1だけ大きいか小さいカードをタップして回収するだけ。以降は、最後にタップしたカードよりも1大きいか小さいカードを見つけてタップする……という繰り返しでゲームが展開していく。

 場のカードはステージによって構成パターンが変わり、どちらかというと「上海」のような感じで折り重なっている。上のカードを回収すればその下の段のカードが回収対象となるのだが、下の段は見えている場合もあれば隠れている場合もあり、どのカードを先にめくっていくかが勝負どころとなっている。

 場に出ているカードを回収していき、最終的に「場のゴールデンカードをすべて回収せよ」など各ステージに設定されたクリア条件を満たせばつぎのレベルへと進むことができるようになる。

 数字はトランプと同様にA(=1)~K(=13)で構成されていて、KからA、またはAからKにつなげることも可能。ただし、場にあるカードは必ずしもデッキの数字と続くようにはできていないため、ときには「カードデッキ」をタップして、別の数字を持った新たな手札をめくらなくてはならない。また、レベルによっては、全ての数字の代わりとなる「ジョーカー」も用意されているので、こちらも状況に応じて使っていくことになる。

 ゲームではほかにも、ロックされているカードをタップするにはキーがついたカードを先に回収しなければならないなどといったパズル的な仕掛けも多数存在する。ただし制限時間はないので、じっくりと考えながらプレイできる。

 「ソリティア」タイプのゲームが好きならばこれだけでも十分に楽しめるが、本作にはスコアランキングの要素も搭載しており、ほかのプレーヤーとのスコア争いに興じることも可能。ランキングはリアルタイムで変化するので、高得点を出せばすぐにランキングへと反映される。すべてのレベルにおいて上位に自分の名前を刻めれば、達成感もひとしおだろう。

 なお、スコアは、カードを連続で回収したり、手札より多く残したりすることでより高められる。また、「ゴールデンカード」や「フォーチュンカード」といったカードを回収すると「カナブン」が画面上に出現し、これをタップすればさらなるボーナス点の獲得も可能だ。

 ちなみに、本作にはプレイするためのスタミナが用意されているが、これはクリアに失敗しなければ減ることがなく、また、減っても一定時間で回復する。1プレイの時間こそ短いが、この仕様のおかげで、気づけば何時間も遊んでいた、ということもあるのでハマりすぎには注意してほしい。この辺りは、他のKingのゲームと同じような感触となっている。

 ゲーム中には、プレイを助けるための課金アイテムなどもあるが、クリアに必須というほどのものではないので、無料の範囲内でも存分にゲームの楽しさが味わえる。通勤・通学の電車内やちょっとしたひまつぶしなど、ライトに遊びたいときにオススメのアプリだ。

(泊 裕一郎)