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体験会から見えて来た「魔界戦記ディスガイア5」の新要素
「PlayStation 4 presents『魔界戦記ディスガイア5』反乱軍決起集会!」
(2015/2/7 22:18)
3月26日の発売も間近に迫り、期待も膨らむ日本一ソフトウェアのプレイステーション 4用史上最凶のシミュレーションRPG「魔界戦記ディスガイア5」。本作のユーザー体験会がソニー・コンピュータ・エンタテインメント社内で行われた。体験会の前にプロデューサーの新川宗平氏とディレクターの松田岳久氏による座談会形式のプレゼンテーションがあり、開発当初、本作がPS3とのマルチプラットフォームを想定していたなど、開発裏話が披露された。
初代である「魔界戦記ディスガイア」から11年、シリーズの集大成という意気込みで開発された本作はマルチプラットフォームからPS4専用にすることで、フルHDのグラフィックスなど、ハードの先進性を十分に生かした作品になったという。そのため他ハードへの移植は難しく、ユーザーが期待するPS Vitaへの移植の可能性は新川氏によって否定された。その代り、リモートプレイは快適に遊べるとのこと。本作のポータビリティはリモートプレイによって担保されるようだ。
また、反逆と復讐。そして魔王集結をテーマにしている本作は、ゲームシステムにもこのテーマが表れており、仲間が戦闘不能になったり、攻撃を受けたりすると発動するリベンジモードも特色のひとつとなっている。キャラクターがリベンジモードになると攻撃力が増大するほか、魔王であれば魔奥義が使えるようになる、これはキャラクターによって技の性質が異なるが、たとえば、主人公キリアなら行動回数が増え、セラフィーヌなら男性キャラを魅了するといった具合だ。
これまでのシリーズであったシステムも一部変更され、キャラクターメイクはスカウト屋で行なう。これは、職業と性別を選び、レベル、性格を設定してスカウト屋がそのキャラをスカウトしてくるというもの。この際、キャラクターの色も選択できるようになっている。
シリーズお馴染みのアイテム界は、最下層が無くなりどこまでも潜れるようになったほか、キャラクター育成を行なうキャラ界はすごろく形式に変更されている。
このほかの新システムとして、部隊を編制できるようになった。これに伴い、出撃していないユニットで魔界調査団を組織し、探索に当てることが可能になり、魔界調査団が無事帰還できればアイテムや捕虜を獲得できる。さらに、拠点にあるカレー屋では戦闘前にカレーを食べることでステータスアップを図れたり、ゆかりの深いキャラ同士による合体技も豊富に用意されている。また、カレーネタをたくさん仕込んでいたら、愛があふれてしまったらしく、ゴーゴーカレーとのコラボレーションも発表された。
一通りのプレゼンを受け、お待ちかねの体験会。70分とたっぷりした時間を使って、序盤のストーリーや新システムを体験できた。体験会のあとは、プレイしたユーザーとの質疑応答があり、「すごろく時サイコロを振った後にもマップを見渡したい」や、「ぺったんこ部隊があるなら、(胸の)大きい部隊も欲しい」など、さまざまな要望が寄せられていた。
かくしてイベントも終盤に差し掛かり、新川氏と松田氏のサイン入りタンブラーがもらえるクイズ大会、参加者による記念撮影と密度の濃い決起集会は幕を閉じた。
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