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体験会から見えて来た「魔界戦記ディスガイア5」の新要素

「PlayStation 4 presents『魔界戦記ディスガイア5』反乱軍決起集会!」

ロビーではセラフィーヌ様とプリニーがお出迎え
3月26日 発売予定

価格:
7,776円(通常版/税込)
11,016円(初回限定版/税込)
6,171円(ダウンロード版/税込)
CEROレーティング:B(12歳以上対象)

プレイ人数:1人

 3月26日の発売も間近に迫り、期待も膨らむ日本一ソフトウェアのプレイステーション 4用史上最凶のシミュレーションRPG「魔界戦記ディスガイア5」。本作のユーザー体験会がソニー・コンピュータ・エンタテインメント社内で行われた。体験会の前にプロデューサーの新川宗平氏とディレクターの松田岳久氏による座談会形式のプレゼンテーションがあり、開発当初、本作がPS3とのマルチプラットフォームを想定していたなど、開発裏話が披露された。

日本一ソフトウェアの代表取締役にして、本作のプロデューサーである新川宗平氏
ディレクターを務めた松田岳久氏は「魔界戦記ディスガイア3」から参加している

聞かれる前に答えてみましたとばかり、移植は不可能と言い切る新川氏

 初代である「魔界戦記ディスガイア」から11年、シリーズの集大成という意気込みで開発された本作はマルチプラットフォームからPS4専用にすることで、フルHDのグラフィックスなど、ハードの先進性を十分に生かした作品になったという。そのため他ハードへの移植は難しく、ユーザーが期待するPS Vitaへの移植の可能性は新川氏によって否定された。その代り、リモートプレイは快適に遊べるとのこと。本作のポータビリティはリモートプレイによって担保されるようだ。

 また、反逆と復讐。そして魔王集結をテーマにしている本作は、ゲームシステムにもこのテーマが表れており、仲間が戦闘不能になったり、攻撃を受けたりすると発動するリベンジモードも特色のひとつとなっている。キャラクターがリベンジモードになると攻撃力が増大するほか、魔王であれば魔奥義が使えるようになる、これはキャラクターによって技の性質が異なるが、たとえば、主人公キリアなら行動回数が増え、セラフィーヌなら男性キャラを魅了するといった具合だ。

魔神集結というだけあって、暴走や巨大化など魔奥義も多彩

これまでのシリーズから発展したシステムの数々

 これまでのシリーズであったシステムも一部変更され、キャラクターメイクはスカウト屋で行なう。これは、職業と性別を選び、レベル、性格を設定してスカウト屋がそのキャラをスカウトしてくるというもの。この際、キャラクターの色も選択できるようになっている。

 シリーズお馴染みのアイテム界は、最下層が無くなりどこまでも潜れるようになったほか、キャラクター育成を行なうキャラ界はすごろく形式に変更されている。

スカウト屋画面。かなり詳細にステータスを設定できる
おなじみのアイテム界はこんな感じになっている

 このほかの新システムとして、部隊を編制できるようになった。これに伴い、出撃していないユニットで魔界調査団を組織し、探索に当てることが可能になり、魔界調査団が無事帰還できればアイテムや捕虜を獲得できる。さらに、拠点にあるカレー屋では戦闘前にカレーを食べることでステータスアップを図れたり、ゆかりの深いキャラ同士による合体技も豊富に用意されている。また、カレーネタをたくさん仕込んでいたら、愛があふれてしまったらしく、ゴーゴーカレーとのコラボレーションも発表された。

新システムである部隊編成画面
部隊を組めば部隊用の必殺技も使用可能に
ゴーゴーカレーとのコラボが発表されたが、詳細は不明。詳細は続報で

 一通りのプレゼンを受け、お待ちかねの体験会。70分とたっぷりした時間を使って、序盤のストーリーや新システムを体験できた。体験会のあとは、プレイしたユーザーとの質疑応答があり、「すごろく時サイコロを振った後にもマップを見渡したい」や、「ぺったんこ部隊があるなら、(胸の)大きい部隊も欲しい」など、さまざまな要望が寄せられていた。

 かくしてイベントも終盤に差し掛かり、新川氏と松田氏のサイン入りタンブラーがもらえるクイズ大会、参加者による記念撮影と密度の濃い決起集会は幕を閉じた。

PS4の性能を惜しみなく使った本作は、フルHDで制作されている。高精細なモニタで見るとそのグラフィックは圧巻
プレゼントがもらえる反乱軍○×クイズは、ディープなファンが集まったためか、クイズでは決着がつかず、結局じゃんけんで決められることとなった

(田中尚道)