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「艦これ」2014年夏イベント プレイガイド第1回 -AL作戦-

支援艦隊の活用が鍵! 第2海域「陽動作戦!北方港湾を叩け!」

支援艦隊の活用が鍵! 第2海域「陽動作戦!北方港湾を叩け!」

ルートは第1海域に似た印象だが、こちらの方がわかりやすい

 第2海域も軽量艦隊によるルート固定や、索敵値判定によるボス前での外れルートなど、第1海域に似た構成のマップとなっている。

 ルート分岐はわかりやすい。軽空母2隻、重巡または航空巡洋艦を2隻、駆逐艦を2隻の構成で、南ルートを取る。それ以外の構成で南ルートを取る構成は見つかっておらず、北ルートになると考えていい。

 第1海域で既に航空戦艦を投入していた筆者は、第1海域のクリア時と同じ構成で第2海域に突入し北ルートへ。1戦目は丸い形をした新型の艦載機を搭載した空母ヲ級flagshipと、戦艦ル級flagshipが入った、かなりハードな敵艦隊になっている。戦艦以外が狙われれば簡単に1発大破まで持っていかれる。

 2戦目は夜戦。敵艦隊は4隻となっており良心的に見えるのだが、戦艦ル級flagshipの連撃が強烈で、やはり1発大破しやすい。他の艦の攻撃も夜戦だけに大ダメージの可能性があるため、危険度は高い。筆者は北ルートで20回近く出撃したが、結局1度も2戦目を突破できなかった(相当な不運だと思うが)ので、諦めて南ルートを取ることにした。

【スクリーンショット】
最初は大火力の編成で進行したのだが、2戦目の夜戦がどうしても突破できず、南ルートに変更

 南ルートの敵艦隊は強烈な戦艦や正規空母が登場せず、北ルートに比べるとかなり弱めになっている。また夜戦がないため、その点でのリスクもぐっと低い。編成はかなり限定されるものの、レベル40~50程度の構成でも進行は可能だ。

 南ルートの最大の利点は、夜戦がないため支援艦隊を使いやすいところだ。支援艦隊は出撃させてもフラグが付かないため、後の作戦に投入したい強力な艦娘も投入できる(既にAL作戦に出撃させた艦娘は、支援艦隊に出撃できない)。また敵艦隊も弱めなこともあり、支援攻撃でかなりの敵を撃破できる。駆逐艦2隻、軽空母2隻による軽量の支援砲撃でも十分な効果が見込めるので、前衛支援は出しておくといい。支援艦隊は旗艦を戦意高揚状態(キラキラ)にしておくと、支援の登場確率が上がるので、そこだけは忘れずにやっておきたい。

 南ルートの欠点は、ボスに到達するための索敵値を稼ぐのが難しい点。高レベル艦や、利根型のように索敵値が高い艦なら比較的楽に到達できるが、そうでない場合は装備で補うしかない。筆者の場合は、重巡2隻に「零式水上観測機」、軽空母2隻に「彩雲」、駆逐艦に「33号対水上電探」を合計4つ持たせたところで、ボスに向かうルートを取れた(詳細は下のプレイ動画をご覧いただきたい)。

 進行において1点注意すべきことは、南北いずれのルートでも通ることになるボス前の敵艦隊が、水上艦隊と潜水艦のランダムになっていること。潜水艦が現われるかどうかはマップ上では確認できない。ここは潜水艦対策を諦めて、単縦陣を選ぶことをオススメする。もし潜水艦が出ればD判定での敗北がほぼ確実だが、大破さえ出なければボス戦には向かえる。

【スクリーンショット】
南ルートは夜戦がなく、敵艦隊も弱め。安定してボスに向かいたいならこちらがオススメ
ただし索敵値を意識的に上げないとボスには到達できない
南ルートでは支援艦隊が大活躍する。空母2隻での軽い支援でも十分に効果的だ
3戦目で潜水艦が出たら負けのつもりで。大ダメージがないことを祈るのみ

登場デモ付きのボス「北方棲姫」。今までになく子供っぽい外見をした敵

 ボスはオリジナルタイプの「北方棲姫」。過去のイベントでも見られた基地タイプの敵で、「三式弾」による攻撃が効果的だ。逆に言えば、それ以外の攻撃ではあまりダメージを与えられない上、雷撃は攻撃対象にすらならない。耐久値も360と高いため、「三式弾」による攻撃は必須と言っていい。

 ボスの随伴艦は特殊ユニットの「護衛要塞」と、重巡、駆逐艦といったところ。大した強さでもないので、南ルートの構成でも、重巡が「三式弾」を持っていれば、支援艦隊なしでも十分にボスの撃破を狙える。

 ここまでは南ルートで順調に進行できるのだが、問題はあと1回のボス撃破で海域クリアが可能になった時だ。「北方棲姫」のビジュアルが変化し、新型の艦載機を多数放つようになる。能力も耐久値が500に増えるなど、全面的にパワーアップする。敵艦隊も「護衛要塞」が増量され、航空戦力が大幅に強化される。その結果、航空優勢を取るのが極めて難しくなるため、昼間連撃ができなくなり、味方艦隊の火力の低下にも繋がる。

 こうなるとボスの撃破は極端に難しくなる。艦隊決戦支援を、駆逐艦2隻、正規空母2隻、戦艦2隻などの全力構成で出してあっても、ボス撃破の要になる重巡が大破して夜戦で撃てなくなれば、もうボス撃破は望めなくなる。ボスの攻撃を避けるか、重巡以外の敵を狙ってくれることを祈りつつ、夜戦までに取り巻きを掃除できれば望みがある……といった感じの運頼みになる。

 もし戦力に余裕があれば、最後の撃破だけは、戦艦を加えて北ルートを選ぶというのがセオリーだと思われる。これなら「三式弾」を積んだ艦を増やせるため、ボスの撃破は格段に楽になる。ただ筆者はどうしても北ルートでボスに到達できなかったため、南ルートで支援艦隊を全力で出撃させ続け、十数回の挑戦でようやくボス撃破に成功した。

【スクリーンショット】
新型艦載機を繰り出す「北方棲姫」
「三式弾」を装備して夜戦に持ち込めば、倒すのは簡単だ
あと1回撃破でクリアというところまで来ると、「北方棲姫」のビジュアルが変化する
性能も大幅に上昇。過去のイベントなら最終ボスクラスの能力を持つ強力な敵
削りはできるが、なかなか撃破はできない……
南ルートなら、決戦支援艦隊の利用はほぼ必須。数を減らしてもらったら、あとは運任せ

 この海域も、ルートを問わず運頼みになるところが大きい。もちろん艦のレベルが高ければ成功率も上がるはずだが、先々を考えると……というのは第1海域と同じジレンマだ。ただ逆を言えば、さほど高レベルでなくともクリアできるチャンスはある。特に艦隊司令部レベルが低い提督は、南ルートで少しずつ削る作戦に挑戦してみるといいだろう。最短で6回のボス撃破でクリアできる。

 海域撃破ボーナスは、軽巡洋艦「大淀」と、「応急修理要員」、「勲章」。「大淀」は、任務一覧で登場するおなじみの艦娘だ。改造すると「夕張」のようにスロットが4つになる。また索敵値が高く、水上機の搭載数が多いなど、これまでにない特徴を持つ軽巡となっている。

 AL作戦はこれで終了となる。第2海域の作戦名にあるとおり、AL作戦はMI作戦の陽動であり、本番はここからということになる。MI作戦ではさらに新システムである「連合艦隊」も登場する。次回はこのMI作戦についてレポートしていきたい。

【スクリーンショット】
海域撃破ボーナスの“任務娘”こと「大淀」。ユニークな特徴を持った軽巡だ
ボス戦では新駆逐艦「清霜」もドロップした

【第2海域「陽動作戦!北方港湾を叩け!」プレイ動画】

(石田賀津男)