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「CoD ゴースト」マルチプレイで松田社長が大奮戦!

会場選抜チームとニコニコ選抜チームの戦いの行方は如何に!?

11月8日開催

 スクウェア・エニックスは11月8日、青山スパイラルホールにてプレイステーション 4/プレイステーション 3/Xbox One/Xbox 360/Wii U/Windows用FPS「コール オブ デューティ ゴースト」の発売記念イベントを開催した。

 本稿ではイベント後半の本作を開発したInfinity Wardで本作のシニア環境ディレクターを務めるジョン・ドビー氏や、スクウェア・エニックス代表取締役社長の松田洋佑氏が参加した協力プレイや、「ニコニコゲームマスター選抜チーム」と会場での対戦プレイの様子をレポートしたい。

 さらに今回のイベントでは抽選で選ばれた100名のユーザーが会場の試遊台でゲームを体験できたのだが、今回キャンペーンモードの冒頭をプレイでき、「コール オブ デューティ」シリーズ最新作ならではの圧倒的な演出表現を見ることができた。

協力プレイやマルチプレイに新しい楽しさたっぷり。キャンペーンは圧倒的な演出が

Infinity Wardで本作のシニア環境ディレクターを務めるジョン・ドビー氏
スクウェア・エニックス代表取締役社長の松田洋佑氏

 今回のイベントで登壇したInfinity Wardで本作のシニア環境ディレクターを務めるジョン・ドビー氏はゲームのマップデザインなどを担当している。ドビー氏はまず本作の特徴を語った。トビー氏のゲーム要素の紹介の後、松田氏、司会を務めるタレントの松嶋初音さん、ドビー氏、ローカライズ担当のスクウェア・エニックスの二木達博氏の4名が協力プレイの「Safeguard」に挑戦した。

 「Safeguard」は次々と襲いかかってくる敵を4人で撃退するモード。プレーヤーは波状攻撃を仕掛けてくる敵を倒し、敵が落とすメダルや、定期的に投下される支援物資を集め装備をアップデートしていく。「開発者だから強いだろう」という会場の声に対し、ドビー氏はかなり弱気な様子。松田氏は何故か初期装備のハンドガンにこだわるという中、二木氏がひたすら他のメンバーを助けて戦うという展開になった。

 「Safeguard」では最初のウェーブから敵の数がかなり多い。おまけに接近して弾をばらまくショットガンを使って来るため正面からぶつかるとすぐ倒されてしまう。倒された後、プレーヤーキャラクターは床に倒れた状態になり、この時他のプレーヤーが来てくれれば生還する。二木氏は敵を倒しつつ戦場を走り回りメンバを助けていった。

 松田氏はずっとハンドガンというプレイスチルにツッコミを入れられつつもあくまでハンドガンにこだわり会場を盛り上げていった。松田氏の動きはきびきびしており、ゲームに対しても真剣に取り組んでいるのがうかがえた。しかし各人の健闘空しく第5ウェーブで現われた軍用犬の群れにチームは全滅してしまった。

【Safeguard】
ローカライズ担当のスクウェア・エニックスの二木達博氏
タレントの松嶋初音さん
4人で協力し波状攻撃を撃退する。松田氏は何故かずっとハンドガンを使用
左が選抜チーム、右が会場チーム

 次のデモプレイは2月に行なわれた「ニコニコゲームマスター with Call of Duty: Black Ops 2 ニコファーレ本選」の上位6名を集めた「ニコニコゲームマスター選抜チーム」と会場での挑戦者を募ったマルチプレイモードでの対戦。選抜チームは3月に行なわれた「大学対抗戦」でまさかの1回戦負けになってしまい、今回は雪辱戦という意気込みで臨んだ。しかし会場のプレヤー達もかなり強そうで、どちらが勝つか注目の戦いとなった。

 最初の対戦ルールは「BLITZ」というルールで、敵と味方の陣地にポイントが出現し、このポイントにたどり着くことで得点が入手できるというもの。いかに味方のポイントを敵から守り、メンバーを敵のポイントに送り込むかの連携が重要になる。

 会場で募った即席のチームにドビー氏も参加した。マップのデザインを担当しているだけにポイントへのルートを進むのはさすがだった。会場チームにはうまいスナイパーもいて、最初のラウンドは会場チームが勝利した。

 しかしこのことが選抜チームの心に火をつけたようで、2ラウンドは猛攻で会場チームを追い詰めていった。2ラウンドは選抜チームが取り、キル数で選抜チームの勝利となった。会場チームもかなり善戦したのだが、選抜チームの突進力は凄まじかったようで、スナイパーを担当したメンバーも彼らを止めるためにライフルに持ちかえたが、それでも止めきれなかったとのことだ。

 選抜チームと会場チームはさらに「CRANKED」というルールでぶつかった。敵を1人倒すとその後のスコアが倍になるが、1人倒すと30秒のカウントダウンがはじまり、その間敵を倒さなければ爆死してしまうのだ。このため1人倒すと次の獲物を求めて敵を探さなければ自分が死んでしまうと言う、待ち伏せを許さないルールだ。

 このルールでの戦いは激しかった。多くのメンバーが戦場中央で集まり、倒し倒され激しく戦い合う。このため連続で敵を倒す事で発動できる「キルストリーク」が使える状況になりにくい。しかしその中で選抜チームのメンバーがキルストリークを発動、戦場の上空から支援物質と煙幕を投下できるサポート系のキルストリークを使い、見事勝利に導いた。会場の挑戦者を退け、選抜チームならではの強さを見せつけた。

【BLITZ】
敵陣地のポイントを目指す「BLITZ」どう攻め、どう守るかが重要となる

【CRANKED】
連続して敵を倒さねば自分が倒れてしまう「CRANKED」
イベントの最後は試遊台での先行プレイができた

 選抜チームと会場チームの戦いの後、イベントの最後には来場者が会場の試遊台でプレイをすることができた。PS3版、Xbox 360版、Wii U版が出展されており、PS3版は12月に発売される日本語吹き替え版をプレイすることができた。

 会場では6対6の対戦のほか、キャンペーンモードの最初のステージをプレイできた。ここではまず、主人公のローガンとその兄ヘッシュの“10年前”のエピソードが語られた。兄弟達はいきなり地面を揺るがす天変地異に見舞われる。パニックを抑えつつ外に出た2人は、空から落ちてくる巨大な何かに森や山が次々と焼かれる大災害を目撃する。

 ここで「15分前」というテロップと共に画面が切り替わる。米国上空に浮かぶスペースコローニー突如謎のテロリストが襲来。防衛隊は必死に敵に立ち向かうが力及ばず戦略衛星である「オーディン」を米国本土に向けて発射させられてしまう。兄弟達が目撃した大災害は、オーディンのものだったのだ。

 キャンペーンモードの冒頭部分は凄まじい表現を連続で見せつけられた、大きな山が形を変えるほどの大災害。地形がリアルタイムでダイナミックに形を変えるその凄まじさに圧倒された。さらに巨大建造物が無残に破壊されていくという宇宙ステーションのシーンはものすごいインパクトで、これまでにない新しいゲームならではのパワーを感じた。早くプレイしたいと強く思った。

【試遊台でのプレイ】
Wii U版も出展されていた。PS3版は日本語吹き替え版だった
今後のニコニコでの取り組みも発表された

(勝田哲也)