クリエイティブメディア株式会社は、10月下旬から「Sound Blaster」ブランドのヘッドセットおよびオーディオデバイスを発売する。

■「Sound Blaster Recon3D」（PS3/Xbox 360/PC/Mac対応）

　 価格：オープン（オンラインストア価格：12,800円）

　クアッドコアのオーディオ&ボイスプロセッサー「Sound Core3D」を搭載したオーディオデバイス。プレイステーション 3およびXbox 360（アナログor光デジタル接続）またはパソコンやMac（USB接続）を接続し、ヘッドセットやヘッドフォン、スピーカーを本機に接続することで、「THX TruStudio Pro」によるサラウンド効果が得られる。ほかにも、「Dolby Digital」のハードウェアデコードにも対応しており、PS3やXbox 360の5.1chサラウンドもバーチャルで楽しめる。

　Windows PC接続時の対応APIとしては、DirectSound、DirectSound 3D、EAX 1.0/2.0/EAX ADVANCED HD/4.0/5.0、Open ALが挙げられている。

　また、PS3やXbox 360のオンラインチャット対応ゲームでヘッドセットを利用する際、通常は片耳タイプのヘッドセットを利用し、マイク音声のみ片耳より聞き、ゲームサウンドはテレビ音声を聞く形になっているが、この製品を接続することにより、マイクの音声とゲームサウンドをステレオ音声にて聴くことが可能となる。

　ほかにも、ゲーム内の環境音をハイライトする「スカウトモード」を搭載。このモードでは、「足音」や環境音などが強調されるため、対戦ゲームなどサウンドによる敵の認知に効果を発揮する。

　ボイスエフェクトやマイク音のノイズリダクション、エコーキャンセルなどボイスチャット向けの機能を搭載した「CrystalVoice」（PC/Mac接続時のみ使用可能）なども搭載されており、PC/Macと接続時には、「THX TruStudio Pro」と「CrystalVoice」のカスタマイズが可能。「THX TruStudio Pro」の設定は、本体内に保存することで、PS3やXbox 360との接続時にも利用できる。

　本機をPS3、Xbox 360と接続する場合は、同梱のアダプターを介してサウンド/マイク音声を出力する。PS3の場合はステレオヘッドセットのみを接続しモードスイッチを「PS3」に、Xbox 360の場合はステレオヘッドセットに加えてXbox 360のコントローラーに搭載されているボイスコミュニケーター端子とアダプターを接続し、モードスイッチを「XBOX」に切り替える必要がある。

THXに対応	「CrystalVoice」

■「Sound Blaster Tactic360 Sigma」（Xbox 360対応）

　 価格：オープン（オンラインストア価格：7,980円）

■「Sound Blaster Tactic360 Ion」（Xbox 360対応）

　 価格：オープン（オンラインストア価格：4,980円）

　いずれもXbox 360に対応した「Sound Blaster」ブランド初のXbox 360向けのステレオヘッドセットとなる。ゲームサウンドとボイス音声を手元で個別に音量調節できるSound Blaster Tactic360インラインステレオアンプと、ノイズキャンセリングマイクを搭載しており、1つのステレオヘッドセットでゲームサウンドとボイスチャットの両方を楽しめる。

　「Sigma」と「Ion」の違いは、ヘッドセットのドライバー径。「Sigma」が50mm、「Ion」が40mmとなっている。

【Sound Blaster Tactic360 Sigma】	【Sound Blaster Tactic360 Ion】

どちらもSound Blaster Tactic360インラインステレオアンプが搭載されている	「Sigma」はドライバーユニットの向きを変えて収納することが可能

■ 今後はワイヤレスモデルも登場予定

　さらに、発売日は未定だが、ワイヤレスヘッドセットのラインナップも予定されている。

【Sound Blaster Recon3D Omega Wireless】	【Sound Blaster Tactic3D Omega Wireless】
「Sound Blaster Recon3D」に「TacticLinkカード」を追加、非圧縮ワイヤレス転送を採用したワイヤレスヘッドセットをセットにしたモデル	PS3、Xbox 360、PC/Macで使用可能なワイヤレスヘッドセット