コーエー、Wii「戦国無双3」

新アクションや登場キャラクターなどを紹介


11月 発売予定

価格:7,140円



 株式会社コーエーは、11月発売予定のWii用タクティカルアクション「戦国無双3」の新情報を公開した。

 Wii「戦国無双3」は、日本の戦国時代を舞台にした一騎当千アクション「戦国無双」シリーズの最新作。操作はクラシックコントローラーPROなどの従来型のコントローラーを採用し、無双奥義を上回る「無双奥義・皆伝」や簡単な操作で強力な連続攻撃が繰り出せる「影技」などの新システムを搭載し、シリーズ最高の爽快感が味わえる。

 今回公開されたのは、新システムが導入されたアクションのほか、シリーズ初登場となる「北条氏康」を含む登場キャラクターの一部、そして戦いの舞台となるステージについて。



■ アクション

 今作ではシリーズの伝統的なアクションである「通常攻撃」、「チャージ攻撃」、「特殊技」、「無双奥義」などに加え、新たに「影技(えいぎ)」と「無双奥義・皆伝」が登場する。新アクションの2つは、新たに追加された「練技ゲージ」を溜めることで使用できる。

・通常攻撃
 従来と同じく、技が早く連続攻撃も容易な「通常攻撃」、通常攻撃と組み合わせることでより強力な攻撃が出せる「チャージ攻撃」、武将独自の技を繰り出す「特殊技」の3種類のアクションで構成される。

通常攻撃、チャージ攻撃、特殊技と「無双」シリーズにおいて基本となる攻撃アクション

・影技
 練技ゲージを消費して繰り出す技。通常技をキャンセルしての連続攻撃が可能で、さらに再び通常攻撃に繋げることもできる。ゲージの残量次第では強烈な連続技も繰り出せるだろう。

・無双奥義
 無双ゲージが溜まっているときに発動できる必殺技。無双奥義中は周囲の敵がスローモーションになり、コンボ数やダメージが稼ぎやすくなる。

・無双奥義・皆伝
 練技ゲージが最大の時に無双奥義を繰り出すことで発動する、最強の必殺技。比類のない高い攻撃力はもちろん、キャラクター固有のカメラワークによる迫力の演出も見られる爽快な大技。

本作初登場となるアクション「影技」シリーズおなじみの必殺技「無双奥義」
無双奥義を超える超必殺技「無双奥義・皆伝」。キャラクターごとに固有のカメラワークで必殺技を演出



【登場キャラクター紹介】

 

■ 北条氏康

 武器:仕込杖
 アクションタイプ:通常攻撃

 相模北条家の3代目当主。別名「相模の獅子」。一見、不敵な不良大名。その実、言葉とは裏腹に人を思いやる人間味を持ち、民や兵卒と同じ視線でものを見ることができる。戦においては奸智にも長けるが、筋目は通す。

 武田信玄、上杉謙信と関東の覇を巡り、抗争を繰り広げる。

 様々な仕掛けが施された、仕込杖を用いて戦う。杖の先端からは銃弾を発射したり、杖を変形させて槍状の武器とする事もできる。また、頭突きやジャンピングエルボーなどの体術も織り交ぜてのアクションが特徴的。


■ 上杉謙信

 武器:七支刀
 アクションタイプ:通常攻撃

 越後を治める大名。別名「越後の龍」と呼ばれ、神がかり的な軍略の才を持つ。戦いそのものに生き様を見出す孤高の求道者。常に無口で、感情を表に表わさない。

 武田信玄、北条氏康を自ら認めた敵と定め、闘争を続ける。

 攻撃速度はやや遅いものの、一撃一撃の攻撃力の高さが魅力。特殊技で毘沙門天の力を借りることで、攻撃範囲や威力がさらに上昇し、有利に戦うことができる。前方に集中する技がやや多いため、眼前に敵を集めてから攻撃を開始することが重要になる。


■ 武田信玄

 武器:軍配
 アクションタイプ:特殊技

 信濃を治める大名で、別名「甲斐の虎」。余裕と知性に満ちた、明るく快活な策士。自ら掲げる王道の世のために戦う。

 好敵手である上杉謙信、北条氏康の才を高く評価しており、戦いを通し絆を深め合っていく。

 巨大な軍配を使ったアクションは、攻撃範囲は広いものの、攻撃後の隙は大きい。集団戦では特殊技で自身の能力を強化して一気に殲滅したり、武将戦では相手を投げ飛ばすなど、状況に合わせた攻撃が要求される。


■ 今川義元

 武器:刀+蹴鞠
 アクションタイプ:チャージ攻撃

 駿河を治める大名で、戦や政治よりも歌や蹴鞠を愛する風流人。

 武田、上杉、北条三者の関東をめぐる抗争に巻き込まれていく。

 刀を振り回しつつ、蹴鞠を使った妙技で戦う。戦いの途中でリフティングを始めたり、突然死んだフリをしたりなど、人を食ったユニークなアクションが特徴的でが、その攻撃は侮れない。


■ 風魔小太郎

 武器:籠手
 アクションタイプ:チャージ攻撃

 北条家に仕える忍者軍団「風魔忍軍」の長。非人間的な容貌と残忍な性格を持つ。

 秩序を忌み、乱と混沌を好むため、その幻術で数々の戦を攪乱する。

 伸縮自在な腕で、多彩な体術を見せる。忍者らしく動きは俊敏で、素早い打突や蹴りを繰り出して戦う。また、長い腕を振り回したり、離れた場所にいる敵を掴んで投げ飛ばすなど、広い攻撃範囲も兼ね備えている。


■ 徳川家康

 武器:槍大筒
 アクションタイプ:通常攻撃

 三河の大名。長く人質の境遇を強いられたため、思慮深く忍耐強い性格。だが戦いの中、織田信長や豊臣秀吉との絆を得て、やがて天下への大志を抱く。

 以降、強力な家臣団を率い、貫禄とともに着実に歩を進めていく。

 槍と大筒が一体になった武器を持ち、時には槍で敵を斬りつけたり、時には砲撃で敵を吹き飛ばしたりするなど、バリエーション豊富な攻撃が魅力。攻撃や移動の速度は遅いものの、砲撃での攻撃はそれを補って余りある威力を誇る。


■ 服部半蔵

 武器:鎖鎌
 アクションタイプ:特殊技

 徳川家康に仕える忍びで、伊賀忍軍の頭領。主・家康に影のように付き従い、主の天下取りに影から尽力する。

 冷徹無情に任務をこなし戦いに臨むが、その心の奥底には、かすかに優しさも持ち合わせる。

 鎖鎌を使った通常攻撃は範囲の狭さが弱点だが、それを補えるトップクラスのスピードを誇る。特殊技で生み出した分身と共に連携攻撃を行なえば、波状攻撃が可能になるため、いかに分身を利用するかが重要になる。


■ 稲姫

 武器:長弓
 アクションタイプ:特殊技

 本多忠勝の娘。父親と共に戦場に立つ、勇敢で礼儀正しい、清楚な大和撫子。厳格さと優しさを併せ持つ武人・忠勝を深く尊敬し、自らの目標としている。

 婚姻によって真田幸村と義姉弟の関係となり、互いのもののふとしての生き様を交差させていく。

 両端に刃の付いた長弓を持ち、遠くの敵に対しては矢で、近くの敵に対しては弓で斬りつけるなど、攻撃の使い分けが戦い方の基本になる。また、刃での斬りつけから弓矢での攻撃へと続く、流れるようなアクションも繰り出せる。




【ステージ紹介】

 

■ 小田原

 豊臣秀吉が天下統一の仕上げとして行なった「小田原討伐」。その戦いは、相模の国(現在の神奈川県)で行われた。小高い山の麓に位置し相模湾に面し、この戦国最大といわれた城塞都市を舞台に、時代の英傑達が集結する。

 城の内外に植え揃えられた杉並木や、整理された街並みは、よりこの城の美しさを映えさせている。


■ 川中島

 川中島は、現在の長野県長野市に位置し、武田信玄と上杉謙信が長年に渡り続けてきた争いの中でも、最も激しい戦いの舞台となった場所。

 本作では、ステージ北方に位置する善光寺と、南方に広がる妻女山に挟まれた八幡原を中心に、史実同様激しい戦いが繰り広げられる。


■ 関ヶ原

 言わずと知れた、天下分け目の「関ヶ原の戦い」の舞台。美濃国(現在の岐阜県)不破郡に位置する、ここ関ヶ原で、徳川家康を総大将とした東軍と、石田三成が中心となった西軍との戦闘が行われた。この合戦で勝利した徳川家康は、この後に豊臣政権の主導権を掌握し、徳川幕府を開くことになる。

 本作では、秋深く紅葉が映える大平原にて、両軍の戦いが繰り広げられる。


■ 三方ヶ原

 徳川家康の唯一の敗戦として有名な「三方ヶ原の戦い」の舞台。現在の静岡県浜松市北区近辺に位置するここ三方ヶ原で、徳川軍と武田信玄率いる武田軍は激突した。史実においては、武田軍の策によって歴史的大惨敗を喫した家康が、居城である浜松城へ逃げ帰ることとなる。

 本作では、遠方に浜松城を臨む雪化粧の木々と台地にて、合戦が繰り広げられる。


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(2009年 8月 28日)

[Reported by 滝沢修]