NHN Japan、WIN「G2 -Guns Gunner-」体験レポート
協力プレイを重視したカジュアルフライトシューティング


6月5日~11日 先行テスト実施予定

6月17日 プレサービス開始予定

7月1日 正式サービス開始予定


 NHN Japan株式会社は、韓国NPLUTOが開発するWindows用フライトシューティング「G2 -Guns Gunner-(以下、『G2』)」の先行テストを6月5日から6月11日にかけて実施する。募集人数に制限はないが、プレイデータはその後のサービスに引き継がれない。テスター募集期間は5月25日までなので、参加したい人はこちらからご応募いただきたい。GAME Watchからの応募者には、抽選でゲーム内アイテム「双発スマート砲A」と「HP回復10個」をプレゼントしている。

 一般的にフライトシューティングといえば、高度なテクニックが求められ、一瞬の操作ミスが命取りになってしまうシビアなイメージが強いが、「G2」は簡単操作で初心者も楽しめるフライトシューティングゲームだ。対人戦だけでなく協力モードを搭載しているのが特徴で、ストーリー形式で展開されるミッションや、プレーヤー同士が協力して戦うボスミッションなどが、気軽にプレイしやすい環境を作り出している。

 ちなみにベースとなった作品は、「ハンゲーム」運営初期の2006年からサービスされている、マウスによる簡単操作がユニークなカジュアルタイトル「ゴールドウィング」。「G2」ではそのマウス操作を受け継いだ上で、キーボードとゲームパッドにも対応し、ビジュアル、システムを大幅にグレードアップさせた作品となっている。

 先行テスト後のスケジュールは、ハンゲームのアカウントを持っていれば参加できるプレサービスを6月17日より開始し、7月1日から正式サービスに移行する予定。本稿では、NHN Japan本社にて一足先に体験した「G2」についてお伝えしたい。




■ シリアスなストーリーとコミカルな演出が織り交ざった世界観

創造体に創造主が迫害されるストーリーはシリアステイスト
一方ゲーム内はコミカルな雰囲気で戦闘を盛り上げてくれる

 「G2」ではSF風のストーリーが展開される。遥か宇宙の彼方に存在する惑星エルロスで暮らしていたエルロス人は、その高度な技術力で人工生命体タナトスを創造する。しかし、タナトスは突如反旗を翻し、エルロス人の駆逐を始める。強大な力を持つタナトスを制御しきれなくなったエルロス人は、惑星から脱出して地球に身を隠す。だがタナトスの力は地球にも及び始める。地球人はエルロス人と連合を組み、タナトスに立ち向かっていく。

 ストーリーはシリアスで重苦しそうな反面、演出は非常にコミカル。敵機を撃墜していくと、パイロットが嬉しさのあまり「ホホホホ!」と笑い出したり、「っしゃあ!」などとアニメ調のカットインが入る。シリアスなストーリーとコミカルな演出のキャラクターが織り成す世界観はギャップがあって面白い。

 プレーヤーキャラクターとなるパイロットは、エルロス人と地球人の男女がそれぞれ1人ずつ用意されており、キャラクター作成時にその中から1人を選択する。パイロットにステータス面の差はないが、ミッション中の台詞や、戦況に応じて出現する「エモティコン」と呼ばれるアニメ風の感情表現などが異なる。クールに戦いたければ温厚なエルロス人男性パイロットを、血気盛んな戦いをしたければ威勢のいい地球人女性パイロットを選ぶという感じでいいだろう。


【エルロス人】【地球人】
自信家でプライドが高いエリートガンナー「エルロイノ」柔和で温厚な性格で的確な判断と機敏な動きの「ラウディック」威勢が良く、唯一の家族である弟を守るために戦う「マヒロ・ミハラ」非常に面倒見のいいベテランガンナー「シリル・ヘル・バーケン」

 パイロット決定後、「Gunz」と呼ばれる戦闘機を選択する。初めに選択できる戦闘機は、飛行速度が速い「ニューポール」と、旋回性能の高い「フォッカーDr.I」の2種類。どちらもプロペラ式のレトロな複葉機で、ミッションをこなしていけば新しい機体が所有できる。「Gunz」は100種類以上が登場予定で、第一次世界大戦中に活躍していた有名なものから、最新鋭の実在戦闘機、さらにはオリジナルの戦闘機なども登場するという。

 また「Gunz」の豊富なカスタマイズ要素も「G2」の特徴となっている。カスタマイズパーツは、武器、特殊機動、機体の性能をアップグレードさせるパーツアイテム、デカール(ステッカー)などが合計で450点以上登場する予定だ。今後は性能を向上させる以外にも、ビームを発射するクマやネコの人形などの見た目に面白いものも登場する予定だという。そのほかにもパーツアイテム同士を合成して別のパーツアイテムに作りかえるシステムもある。

 ちなみに「ゴールドウィング」では戦闘機の前方に眼のようなものが描かれており、パイロットが描かれていなかった。しかし「G2」では眼のようなものは省かれ、パイロットが明確に存在している。「Gunz」は成長要素として、パイロットはストーリーの中心となるように、世界観も大きく変貌している。


パイロット選択画面。選択すると各パイロットが微笑んでくれる飛行速度が速いGunz「ニューポール」飛行速度は劣るものの、旋回速度に長けているGunz「フォッカーDr.I」



■ 初心者でも馴染みやすい簡単操作。特殊機動もボタン1つで発動

ゲーム開始時には、チュートリアル代わりの飛行訓練が開始される

 ゲームロビーから対人戦やミッションモードを選択すると、戦闘が開始される。戦闘中はずっと飛行しているため、離着陸の操作は不要。飛行中の画面は3D表示で、視点は飛行機の後方に位置する3人称視点となっている。機体は自動的に前方に進み続けるので、上下左右に対応したキーを押せばその方向へ旋回する。基本的な移動の操作はこれだけだ。

 主な攻撃方法は、メイン武器の機銃と、サブ武器のミサイルの2種類。機銃は、前方に連続して撃ち続けるマシンガンのようなもの。弾数は無制限で攻撃の中心となるが、撃ち続けるとオーバーヒート状態になり、放熱中は一定時間使用不能になる。

 もう1つの武器であるミサイルは、標的をセンターに捉えると自動的にロックオン状態になり、発射すると敵機を追尾していく。1度に複数の敵をロックオン可能で、1ボタンで一斉にミサイルが目標目がけて飛んでいく。弾数は限られているため乱用はできないが、複数の敵を1度に撃破できる威力がある。

 空中にはアイテムが浮かんでいて接触すると入手できる。ゲーム設定によっては、一定時間飛行しているだけでもアイテムが手に入る。アイテムは、後方に撒いて触れた敵に大ダメージを与える「空雷」や、ダメージを無効化する「シールド」、敵機に照射して一定時間コントロールに制限を加える「スタンアイテム」など様々な種類がある。アイテム1つで戦況が大きく変わることもあったので、積極的に活用したいところだ。

 機体速度のコントロール方法は、最大2段階加速するブースターと、押しっぱなしで減速するエアブレーキがある。敵機に急接近したり、一気に逃げ去ったりする場合はブースターを使用し、背後を取られた場合にはエアブレーキで急旋回という具合だ。

 さらに派手なテクニックを1ボタンで出せる特殊機動がある。これは機体に4種類まで装着できる特殊なモーションのことで、例えば「ロールレフト」という特殊機動を使用すると機体は左方向に瞬時に移動し、「ループ」という特殊機動を使用すると機体は大きく上昇して宙返りをする。特殊機動を利用することで、ミサイルを回避したり、敵機の背後への回りこみなどの難しいテクニックも楽に行なえる。

 また今回は体験できなかったが、体力回復用の武器も用意されている。それぞれのプレーヤーが、攻撃役、護衛役、回復役のように担当を決めることで、RPGライクな戦闘が楽しめるという。回復武器は味方を狙って当てる必要があるらしく、サポート役としてもプレーヤーの手腕が問われる面白いシステムになりそうだ。


大量の敵をロックオンしてミサイルで一掃。フライトシューティングの爽快なシーンだ触れた敵に大ダメージを与える空雷。地雷のように事前に仕掛けておく
ブースターは2段階まで発動できる。スピードはかなり速い特殊機動の「ループ」。背後に敵が張り付いている場合、宙返りをして逆に背後をとれる



■ 対人戦と協力プレイを搭載。ボスミッションは白熱する面白さ

ミッション開始時には、パイロットとNPCの交信が行なわれる

 ゲームモードは、最大4人の協力プレイが可能なミッションモード(ボスミッションに限り最大8人)と、最大8人による対人戦モードの2種類となっている。ミッションモードを選択すると、選択可能なミッションが表示される。ミッションはストーリーに沿って進むので、最初は1つのミッションしか選べないが、クリアすれば新たなミッションが現われる。さらにミッションをクリアしてストーリーを進めていくと、強力な敵キャラクターが登場するボスミッションも出現する。

 今回プレイしたミッションは、戦闘機や地上砲台などの破壊を目的としたもの。当初の攻撃目標を破壊すると、次の攻撃目標がNPCから伝えられ、それを次々に破壊していく流れになっていた。

 ミッション中は、レーダーに赤く表示される攻撃目標を撃破していく。敵の戦闘機は数機がまとまって出現するので、複数の敵を一気に倒していく。攻撃中には、様々な演出が発生し、プレーヤーを盛り上げてくれる。例えば、機銃で攻撃すれば連続ヒット回数が表示されたり、撃破数が上昇するにつれて、興奮したパイロットが喋りだすという感じだ。

 ミッション終了時には、経験値、GP(ゲーム内通貨)、機体を強化するためのカスタマイズアイテムがランダムに手に入る。ミッションを通じてパイロットをレベルアップさせていけば、新たな機体が購入可能になったり、新たなミッションが開放されたりする。


序盤のミッションはあまり敵に攻撃されないので、思いっきりミサイルを発射できる

 次に本作のゲームマスターに協力してもらい、ミッションモードのボスミッションをプレイした。通常のミッションモードとは異なり、ボスミッションでは大量の敵が出現。開始と同時に集中砲火を受けるため、始めは避けるので精一杯という感じだ。

 なんとか攻撃を避けながら敵機を撃破していくと、通常の機体とは異なる赤い色をしたボス戦闘機が出現。今回のボスは積極的に攻撃をしかけてくるわけではなく、反撃しつつ逃げ回るボスを追いかけて攻撃するという感じになっていた。ただこれは中ボスらしく、倒したあとには大ボスが待ち構えているという。

 そのほかのボスミッションには、プレーヤーの数十倍の大きさをした巨大なボスが登場するものもあるという。いずれも通常のミッションよりも手ごわいため、パーティプレイ向けの内容といえる。


ボスミッションでは大量の敵が出現するため、特殊機動が役に立つ。攻撃をかわして集中砲火すると非常に楽しい

 対人戦は、制限時間内に相手を撃墜した数を競うデスマッチ形式のものがあり、個人戦とチーム戦でプレイできる。他には、相手チームのメンバーを規定回数倒すチーム殲滅戦、大量に現われるNPCを撃墜した数を競うNPC殲滅戦がある。

 ゲームマスターと対戦してみたところ、やはりCPUの敵より狙いが上手く、的確に攻撃された。しかしミサイルは特殊機動を使えば避けられるし、追われてもブースターを使えば逃げられる。初心者でも一瞬で撃墜されるということはない印象だ。ただ特殊機動中も無敵ではなく、機銃で狙われるとダメージを受ける。こちらの攻撃もそう簡単には当てられないので、初心者が上級者にすぐ勝てるような底の浅いバランスにはなっていない。


氷山の亀裂の中に隠れたり、狭い通路に相手をおびき寄せるなどの地形効果を考えて作られたマップもある



■ 豊富なカスタマイズ要素と、協力プレイを盛り上げるシンクロチャット

プロペラ機だけでなく、ジェット機など100種類以上の機体が登場予定
右から左に字幕風チャットが流れる「シンクロチャット」。日本独自の仕様で、白熱した戦闘を和ませる要素になりそうだ

 システム周りの機能としては、ゲーム中のプレイ映像を保存して他のプレーヤーに公開できる機能が用意されている。リプレイデータを保存するには、ミッションや戦闘の終了時にリプレイデータの保存を選択するだけ。あとは自分のプレイの確認もできるし、他のプレーヤーのデータも閲覧できる。

 リプレイ再生時には、複数の視点を切り替え可能で、自由に視点が動かせるフリービューや、ミサイルを追いかける視点まで用意されている。またゲーム内だけでなく、WEB上でも公開できるように開発中だという。テクニックを披露するスーパープレイ動画や、初心者へのアドバイスとしてミッションの攻略動画を作成することで、コミュニティの形成にも一役買いそうだ。

 このほか日本独自の仕様として「シンクロチャット」の実装が予定されている。これは飛行画面でチャットをすると、入力した文字がゲーム画面上を右から左に字幕のように流れるというもの。事前にチャット内容を登録しておけば、ワンボタンで表示できる。一般的なチャットでは挨拶が形式的になりがちなものの、シンクロチャットでは挨拶や顔文字などの感情表現もインパクトのあるものになりそうだ。


ミッション終了時のアイテムを合成して、機体のアップグレードもできるメイン武器の機銃も複数用意されていて、ランクによって性能も異なるアイテム同士を合成すれば、別のアイテムに作りかえられる
リプレイデータは、戦闘終了時にワンボタンでアップロードできる。複数の視点から確認可能で、エースパイロットのテクニックの研究にも使えそうだ


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(2009年 5月 15日)

[Reported by 日高文典]