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「オバロ」公式、考察やファンアート・SNSでの感想投稿など大歓迎

“文字起こし”営利目的サイト運営者逮捕を受けての誤解を解く

11月12日 投稿

「オーバーロードIII」のキービジュアル

 アニメ「オーバーロード」の公式Xは11月12日、KADOKAWAが“文字起こし”ネタバレサイトの運営者を逮捕したことについての声明を投稿した。

 今回逮捕されたのは、アニメ「オーバーロードIII」について、作品内に描かれているストーリー全体の克明な内容を権利者に無断で文字起こしし、関連画像と合わせた記事をサイトに掲載していたネタバレサイトの運営者3名。CODA(一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構)の協力のもと、映画などの所謂“文字起こし”サイトの運営者が日本で初めて逮捕された。

 KADOKAWAの発表では、当該サイトは「作品内に描かれている登場人物名称、セリフ・動作、情景、場面展開などのストーリー全体の克明な内容を権利者に無断で文字起こしされており、関連画像と合わせた記事をサイトに掲載して広告収益を不当に得ていた」とされている。

 これを受けて、アニメ公式Xは「ファンサイトが法的措置を受けたかのように見えたかもしれない」としてファンの誤解を解くために声明を発表。「私たち『オーバーロード』に関わるスタッフ一同は通常のファン活動におけるSNSでの感想共有や、作品考察、ファンアート制作などを制限することはございません。世界観の考察や、キャラクターの心情を掘り下げ、今後の展開を予想することは本来、作品を楽しむ方法のひとつですし、『オーバーロード』もそんな風に楽しんでほしいと考えています」として、あくまでも今回の逮捕者が悪質な業者であったこと、ファン活動を制限するものではないことを明確にした。

 また、「ファンの皆様はこれまでと変わらず『オーバーロード』についてどんなことでも自由に話し、楽しんで頂ければ幸いです。なにより、皆様の感想が、スタッフ一同の作品作りのエネルギーになっていることは間違いありません」として今後も自由で活発なファン活動を楽しんでほしい旨も述べている。

□「“文字起こし”ネタバレサイト運営で初の逮捕者」

オーバーロード製作委員会による「“文字起こし”ネタバレサイト運営で初の逮捕者」についての声明