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非公式Switchエミュレーター「yuzu」、開発即時中止を発表

「海賊行為は意図したものではなかった」とコメント発表

【yuzu開発中止】

3月5日 発表

 Nintendo Switchの非公式エミュレーター「yuzu」の即時開発中止が、開発元によって3月5日に発表された。

 「yuzu」は、オープンソースで開発が行なわれていたNintendo Switchの非公式エミュレーター。「yuzu」を使用することで、WindowsなどNintendo Switch以外のプラットフォームでソフトがプレイできるようになっていた。

 2月末には任天堂より著作権侵害などで訴訟を起こされており、今回「yuzu」開発元より正式にプロジェクトの即時中止が発表された。開発元は、任天堂に損害を与えるつもりではなかったものの、「yuzu」が広範な海賊行為を引き起こしていると認め、発売前にソフト情報をリークするような一部ユーザーの行為にはひどく失望した、としている。

 「yuzu」開発元はエミュレーターのコードリポジトリをオフラインにし、Discordサーバー、WEBサイトなどを終了。合わせて、ニンテンドー3DSの非公式エミュレーター「Citra」も同様にサポートを終了すると発表した。加えて、「この行動が海賊行為をなくす小さな一歩となることを願っている」とコメントしている。