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「京都国際マンガ・アニメフェア2023」イベントレポート【#京まふ2023】

会場の中も外も注目な関西のアニメ・マンガ総合見本市

【京都国際マンガ・アニメフェア2023】

会期:9月16日~9月17日

会場:みやこめっせ/ロームシアター京都/京都国際マンガミュージアム

入場料:2,000円より

 京都国際マンガ・アニメフェア実行委員会と京都市は、9月16日から9月17日の期間、アニメ・マンガを中心としたコンテンツの総合見本市「京都国際マンガ・アニメフェア2023(京まふ2023)」を開催した。

 本イベントは、関西では数少ないマンガ・アニメに注目した大規模イベントとなっており、出版社やテレビ局、映像メーカーなどが出展し、最新作のPRやグッズ販売、ステージイベントなどを行なっている。

 今回本イベントのブース出展やイベントの取材を行なうことができたので、会場の雰囲気を味わえる各ブースの写真をお届けする。

最新アニメ情報やグッズなどが目白押しなブース出展

 各企業によるブース展示では、各社で多様な展示方法でアニメの情報やグッズの情報などを展開している。例えば、グッドスマイルカンパニーのブースでは、神社をモチーフにした展示を行なっており、おみくじや紙で作られた絵馬などを飾る展示スペースが設けられている。

グッドスマイルカンパニーのブースは大きな鳥居が目立つ
左の灯篭には「初音ミク Land of the Eternal」と灯篭の上に「ねんどろいど アマテラス」が
右の灯篭には「博麗霊夢」のフィギュアが展示している
なお小ネタになるが、1日目にはなかった右の灯篭の上だが、2日目は「ねんどろいど 百鬼あやめ」が展示されていた

 各アニメ会社の展示ブースでは、新作アニメのPVやアニメをモチーフにした展示物を設置しているほか、アニメの作中をモチーフにしたガチャなど来場者が楽しめる展示物もある。

KADOKAWAブースでは10月より放送するF1を舞台にしたアニメ「オーバーテイク」や
2024年1月に放送予定の「ダンジョン飯」
アニプレックスブース「ライザのアトリエ」の錬金ガチャ
TVアニメ化が決定した「甘神さんちの縁結び」のブースは神社をモチーフにした展示

 アニメ・マンガ関係だけでなく、「Fate/Grand Order」や「勝利の女神:NIKKE」などのゲームに関するブースもあり、「Fate/Grand Order」では好きな英霊と撮影できる撮影スポットを設置しているほか、着ぐるみや公認コスプレイヤーによるグリーティング、「勝利の女神:NIKKE」では京まふ特製のオリジナルグッズを販売している。

「Fate/Grand Order」ブース写真
好きな英霊と撮影できる撮影スポットのほか
1Fのブースでは着ぐるみグリーティングも実施
アグレッシブな先輩
おとなしめなマシュ
局長のオルガマリーの着ぐるみグリーティングのほか
公認コスプレイヤーによるグリーティングも行なわれた
またゲリライベントで、みやこめっせのロビーで展示された「英霊ねぶた」とマシュのツーショットを撮影できる撮影会も実施していた
「勝利の女神:NIKKE」からはラピとアニスのボード展示のほか
着物姿のキャラクターたちのグッズを販売していた

 その他にも「赤い羽根の共同募金」や「文化庁」もブース出展を行なっており、「赤い羽根の共同募金」のブースでは、募金をすることで初音ミクやプリキュアのグッズが貰え、「文化庁」のブースでは、伝統工芸や展示会の告知を行なっているほか、京都国立博物館の公認キャラクター「トラりん」によるグリーティングが行なわれた。

「赤い羽根の共同募金」の展示ブース
初音ミクのグッズのほか
プリキュアのグッズを募金することで貰える
文化庁の展示ブース。「文化庁広報誌 ぶんかる」のキャラクター「ぶんちゃん」も発見
京都国立博物館の公式キャラクター「トラりん」も登場し
イベントの宣伝を手伝う

 まだまだ様々な企業によるブース出展や着ぐるみグリーティングも行なわれていたので、ここからはフォトレポート形式で各ブースの様子をお届けする。

ブース展示フォトレポート

ホロライブプロダクション

「ホロライブ」では大空スバルさん、癒月ちょこさん、姫森ルーナさん、獅白ぼたんさんの「スバちょこるなたん」が京都を案内
京都に合わせたアクリルスタンドや
絵馬
タペストリーなどのグッズを販売している
またブース展示会場では、メンバーの夏祭りを楽しむデフォルメチックなイラストも展示している

地下鉄に乗るっ

京都市営地下鉄をPRする地域キャラクター「地下鉄に乗るっ」の展示ブース
「京まふ」にて初出しのグッズなどを販売している

知多娘

愛知県の知多半島をPRする地域活性プロジェクト「知多娘」が「京まふ」初参加
オリジナルグッズを販売しているほか
キャラクターの声を担当している人たちも宣伝に参加していた

魔法歌劇アルマギア

歌姫音楽プロジェクト「アルマギア -Project-」より、2.5次元舞台「魔法歌劇 アルマギア」がブース出展
ブースでは実際の舞台衣装を展示しているほか
コスプレイヤー・柏木れに氏による「クルル」のコスプレも披露

着ぐるみグリーティング

猫草

猫草ブースでは秋葉原観光推進協会公式キャラクター「ちぃたん☆」が登場
脚を魅せるアグレッシブなポーズも披露

京都ハンナリーズ

京都ハンナリーズのマスコット「はんニャリン」も一生懸命宣伝している

来季放送のアニメ最新情報やトークイベントなど情報盛りだくさんなステージイベント

 ステージイベントでは、アニメ作品のほか、ゲーム作品などの最新情報を届ける内容となっており、来期に放送予定のアニメ先行上映会なども行なわれ、作品好きにはたまらない内容となっている。

 今回取材できた「『Fate/Grand Order』ゲストトーク in 京まふ2023」では、出演者によるちょっとした催し物やゲームの最新情報が公開され、会場から思わず笑ってしまう内容から、どよめきの声が聞こえてくる驚きのゲーム最新情報を公開する内容となっていた。

ステージイベント「『Fate/Grand Order』ゲストトーク in 京まふ2023」
伊東健人さん、大久保瑠美さん、高橋李依さん、田中美海さんによるお題に対し回答を合わせるチャレンジが行なわれ
相手にどのキャラを書いたか伝えるための様々な工夫に笑いが起きる
第2問は「金色のサーヴァントといえば?」
第3問は「一緒に鴨川沿いを歩きたいサーヴァント」
最後の問題は難しく伊東さんだけ他の3人とは別回答だったが、ニュアンス的には合っているとのことで全問正解に
番組の途中ではグッズの実物紹介も行なわれた

 アニメ・ゲーム作品が好きな人にはたまらない内容となっているので、参加する場合には、是非ステージイベントにも参加してみてほしい。なおステージイベントは、事前予約と当日枠の2種類で確保することができるが、人気の作品ステージは朝早くに受付終了となっていた。

他にも注目したい会場イベント・同時開催イベント

 会場の展示やステージイベントにも注目が集まる中、会場を少し離れた場所では様々なイベントが行なわれている。

 例えばみやこめっせ近くの岡崎公園にて、京都市消防局によるブースが展開され、本物の消防服や様々な小物を使用させてくれるフォトエリアや、消防官をモチーフにしたアニメ作品のフォトスポット、また時間限定で消防訓練を実施しており、リアルの消防官を感じることができる

実物の消防車が展示。実際に運転席に座り撮影することも可能
実物の防火服のほか
子供用の消防服も用意されており撮影がはかどる
10月に放送予定の「め組の大吾 救国のオレンジ」のほか
京都市消防局のイメージキャラクターのフォトスポットが設置

 また同一会場にはコスプレエリアがあり、アニメ・ゲーム作品の様々なキャラクターたちをモチーフに、コスプレイヤーによる思い思いのコスプレによってそれぞれのキャラクターが再現され、大いに盛り上がっていた。

 例えば、アニメ「SPY×FAMILY」のヨルのほか、ゲームから「崩壊スターレイル」の銀狼や「原神」のバーバラ、「FGO」の織田信長や水着メルトリリスなど、力のこもったコスプレを堪能できた。その他にも様々なアニメ・ゲーム作品のコスプレを見ることができるので、興味のある人は是非こちらのエリアにも足を運んでみてほしい。(なお撮影する場合には、別途エリア入場料がかかる場合がある。)

撮影協力:コスプレイヤー・高月きい氏による「SPY×FAMILY」より「ヨル」
撮影協力:コスプレイヤー・srk氏による「崩壊スターレイル」より「銀狼」
撮影協力:コスプレイヤー・悠樹氏による「FGO」より「アーチャー/織田信長」
撮影協力:コスプレイヤー・伊吹氏による「FGO」より「ランサー/水着メルトリリス」
同作品のため、悠樹氏と伊吹氏に協力いただきツーショットも撮影

 その他にも隣の公園では、京まふとは別のイベントを開催しており、様々な餃子が楽しめる「京都餃子大作戦」やアニメ音楽を楽しむアニソンフェス「アニメメメ」も開催、会場の中だけでなく外までも熱狂したイベントとなっている。なお「京都餃子大作戦」で餃子を楽しむ場合は1チケット700円、アニソンフェス「アニメメメ」に関しては観覧無料となっているので気軽に参加でき、大いに盛り上がっていた。

「京都餃子大作戦」
1チケット700円で15種類もの餃子から選んで購入することができる
アニソンフェス「アニメメメ」
聞き覚えのあるアニソンが流れた瞬間、観客が湧き上がる熱狂ぶり

京まふを終えて

 今回本イベントに参加させてもらい、アニメ・マンガ作品が好きな人にはたまらないイベントであること実感した。

 アニメやゲーム制作会社によるブース出展もだが、グッズ会社によるブース出展では、様々な限定グッズ、アニメ・マンガグッズが多数販売しており、作品が好きな人にはたまらないスペースとなっている。また一部ブースではガラガラ抽選会なども行なっており、運試しもできるのも面白い。

 アニメの最新PVや情報、関連グッズなどが欲しい場合には是非参加して欲しいと思えるイベントのため、関東は遠くてなかなか参加できないという人は、関西で開催するアニメ・マンガの一大イベント「京まふ」に足を運んでみてはいかがだろうか。