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緒方孝治氏、「ダブルドラゴン」新作は「どのような形であれタイトルが生かされる事は喜ばしい事」と語る

弊誌に向け「怒り」の真意をコメント

【ダブルドラゴン外伝 ライズ・オブ・ザ・ドラゴン】

今夏 発売予定

価格:未定

 フリーCGデザイナーの緒方孝治氏は、アークシステムワークスとMODUS GAMESより今夏発売予定のPC用アクション「ダブルドラゴン外伝 ライズ・オブ・ザ・ドラゴン」について、「どのような形であれ永続的にタイトルが生かされる事は喜ばしい事」と弊誌の取材に対しコメントした。

 緒方氏は、元テクノスジャパンで「くにおくん」シリーズや「ダブルドラゴン」シリーズのアートデザインを手掛けており、今回の「ダブルドラゴン外伝 ライズ・オブ・ザ・ドラゴン」に関しては自身は携わっていないものの、「扱いが雑すぎてマジ怒ってます」とツイートしていた。

 ただし、緒方氏によれば、真意は「そんなに怒っていない」という。実際のツイートでは絵文字にこそ真意が表れていたとし、言葉とは裏腹に「新作発表に対する驚きと笑い」があったという。テクノス作品はすでに緒方氏らの手から離れており、実際は「どのような形であれ永続的にタイトルが生かされる事は喜ばしい事」だと捉えているとした。

 今回あえてツイートをしたのは、「私含め元テクノス、ARC(特に担当部署)に対する戒め」という。緒方氏自身、「ダブルドラゴン」シリーズの扱いに苦労しているアークシステムワークスを見ており、そのことが「くにおくん」シリーズの扱いで苦労したテクノス時代の経験と重なったからだとした。

 なお「ダブルドラゴン外伝 ライズ・オブ・ザ・ドラゴン」については、「敵の思考、攻撃の間合いやレスポンス、組技系、武器、地形の生かし方」などにおいて、「ゲーム性や基本的な開発コンセプトが『ダブルドラゴン』とは大きく異なるように感じる」という。しかしながら本作を購入した際は、「純粋に楽しむと思う」と語ってくれた。「仮に『ダブルドラゴン』ではないと感じても、それはそれ、これはこれ」と割り切るだろうとしている。