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ザ・和サイバーパンクADV「浮世/Ukiyo」が推せる!【BitSummit2022】
“「鳥獣戯画」とサイバーパンクが出会って超悪魔合体したような世界”が魅力ムンムン
2022年8月7日 14:39
- 【BitSummit X-Roads】
- 開催日:8月6日・7日
- 会場:京都市勧業館「みやこめっせ」 3階第3展示場
浮世絵でサイバーパンク世界が彩られる。そんなインパクト抜群のビジュアルを持つアドベンチャーゲーム「浮世/Ukiyo」が「BitSummit X-Roads」の集英社ゲームズブースにてプレイアブル出展されていた。
「浮世/Ukiyo」は、サムライネコ「カイ」を主人公としたアドベンチャー。カイは和風サイバーパンク仮想世界「UKIYO」をプレイしていたが、突然ゲームから出られなくなる現象が発生。ゲーム内のフレンドもゲーム世界の住人になっているなど、大きな異変が起こっていた。カイと仲間は現実世界に戻るため、事件の真相を負うことになる。開発はシーノットスタジオおよびFREAKY DESIGN。
本作でまっさきに目を引くのはそのビジュアルで、浮世絵のようでもありサイバーパンクでもある、あらゆるモチーフや色遣いがハイブリッドに折り重なっている。エリアのひとつひとつが、細かいところまでじっくり堪能したくなるくらいに描きこまれており、さらにそこに住まうのは動物モチーフのキャラクターたち。言ってみれば「『鳥獣戯画』とサイバーパンクが出会って超悪魔合体した」ような世界になっていて、それが魅力的でないはずがない。
デモ版では、街に隠された謎のマークを集めるというストーリーが進み、そこではセーラー服にキツネ姿のグラフィティアーティスト(超有名人)と会話したり、屋台の主人に包丁を研ぐことを依頼されたり、様々な事件が起こっていく。仲間とはテキストチャットで現状を報告し合う演出なども入り、ゲーム世界の中らしさも表現されている。
ゴチャゴチャしているのに見づらくはなく、むしろカラフルで耽美に満ちた世界は「推せる」の一言。この世界を歩き回るだけで楽しいが、その上を行くさらなる体験を思わず期待してしまう。2023年発売予定ということで、今後の情報にぜひ期待しておきたい。