「旅鉄BOOKS054『電車の顔図鑑5』」2月17日発売

　インプレスグループで鉄道・旅・歴史メディア事業を展開する天夢人は、「旅鉄BOOKS054『電車の顔図鑑5』」を2月17日に刊行する。価格は1,760円（税込）。

　本書は、鉄道車両の顔を精緻に描く「電車の顔図鑑」シリーズの第5弾。第1弾のJR現役車両編、第2弾の国鉄車両編、第3弾の国鉄・JRの特急・急行編、第4弾のローカル線編に続く第5弾は関東の大手私鉄編となっている。

　取り上げられている鉄道会社は、東武鉄道、西武鉄道、京成電鉄、京王電鉄、小田急電鉄、東急、京浜急行電鉄、相模鉄道の8社。現役車両はもちろん、戦後間もない時代に使用されていた車両から最新の電車まで掲載されている。塗色変更や改造などによる変化も描き分けられており、イラストに添えられた解説文からどう変化したのかを理解することができる。

　また、イラストのサイズは基本となる図が1/80、大きな図が1/45、小さな図が1/150とすべて鉄道模型のスケールで描かれており、鉄道車両の大きさの違いが一目でわかる。さらに、同じ形式や似た前面についても、異なる車体断面などが表現されているため、細かく見比べることができる。

「旅鉄BOOKS054『電車の顔図鑑5』」誌面構成

　大手私鉄8社を、鉄道事業者ごとに8つの章に分けて掲載。それぞれの章では、通勤車・特急車・その他（路面電車、機関車、事業用車など）の順に、カテゴリー内で古い車両から順に掲載する構成を基本としている。鉄道車両の進化はもとより、塗色変更や改造による表情の変化なども分かりやすい構成となっている。

【京成電鉄の新しい通勤車の書面】

右ページの3000形は原形（上）、増備車の3050形（右下）、塗色変更車（左下）を描き分けている。左ページは京成電鉄で最も新しい3100形

【東武鉄道の古い通勤車の書面】

インターナショナルオレンジとロイヤルベージュのツートンカラーからセイジクリーム単色へ、そして現在も8000系で走っている白地にブルーの帯へと変化する車体色や、屋根上のクーラーの有無など、登場から引退まで変化を重ねていった顔が分かる

【西武鉄道の特急車の書面】

最初の特急車の初代「レッドアロー」、2代目の「ニューレッドアロー」、最新の「Laview」へと進化し続ける特急の姿が分かる

「旅鉄BOOKS054『電車の顔図鑑5』」

2月17日 刊行予定
価格：1,760円（税込）
仕様：A5判 160ページ
著者：江口明男氏