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肉筆原画の迫力がすごい! 「謎の天才画家manksy☆gataro没後100年展」内覧会レポート
渋谷パルコにて10月22日より開催。謎のコラボメニューや謎のAR体験も!
2021年10月22日 16:02
- 【謎の天才画家manksy ☆ gataro 没後100年展】
- 10月22日~11月14日開催
- 会場:PARCO MUSEUM TOKYO
- 料金:大人700円/学生500円/小学生以下無料(税込)
パルコは10月22日より、渋谷のPARCO MUSEUM TOKYO(渋谷パルコ4F)にて、「謎の天才画家manksy☆gataro没後100年展」を開催する。謎の天才画家manksy☆gataro氏にスポットを当て、とあるボロアパートの一室から発見されたという肉筆原画40点を初公開。展覧会場内だけでなく、ARアプリによって渋谷パルコの外でも体験も実現している。10月21日に同会場にて実施された内覧会の模様をレポートする。
今回の展覧会の主役であるmanksy☆gataro氏は、国籍、本名、年齢、性別、住所、享年全て不詳の謎のアーティストだ。主催者によれば、作品の発見当時は既に白骨化していて、これらの作品がいつ頃描かれたのか、何を表現しているのかも一切不明なのだという。その部屋の本棚に唯一残されたバルテュスの画集には、「絵画は見るべきものであって読むべきものではない。さあ絵を見よう。よろしく。」という部分に線が引かれていたそうだ……。
会場には「神話シリーズ」と銘打たれた肉筆のアクリル作品が番号順に40点展示されている。どこかで見覚えのあるババアや監督、太郎などが総出演する大作で、manksy☆gataro氏ならではの世界観が作品からあふれている。
筆者もmanksy☆gataro氏と画風がよく似た漫画家、漫☆画太郎氏の「週刊少年ジャンプ」に連載されていた作品の読者であったのだが、その漫画家とはまったく関係のない(!?)とされるこのmanksy☆gataro氏の肉筆作品は、目の当たりにすると本当に迫力がある。その実物を見る機会はなかなかないと思われ、ぜひその目で見てほしいもの。
また会場では限定アイテムとして、「神話シリーズ」の中から厳選された8種類の作品をB2サイズの「Edition Print」として各16万5000円(税込)で販売。他にも各種絵柄をプリントしたロングスリーブTシャツやポストカードBOX、アクリルマグネット、バンダナなどをオリジナルグッズとして販売している。
そしてもうひとつ目玉なのが、渋谷パルコB1の居酒屋「米とサーカス」との展覧会コラボメニューだ。ジビエと昆虫食を売りにしているこの店舗が考案したメニューは「ババアのおっぱいカレー」、「ババアのカラフルチーズポテト」、「うんちMUSHIだんご」、「ババアのミルク」、「うんち茶ラテ」、「ババアのパワーアップカクテル」など、これまたmanksy☆gataro氏の世界観にぴったりの、いろいろな意味で映えるメニューで、味にもかなりの自信があるとメニューを手がけたスタッフは話している。
なおコラボメニュー注文1品つき、展示作品をモチーフとしたステッカーがランダムで1枚プレゼントされる。
展示は会場のみならず、ARでも体験が可能だ。展覧会開催期間中、渋谷パルコ内「ARTWALL」及び「ナカシブ」にて、スマートフォンアプリ「STYLY」を使った「AR EXHIBITION」も実施される。
こちらは無料で体験できるサービスで、「STYLY」をインストールして該当の場所にあるQRマーカーを読み取ることで、manksy☆gataro氏の肉筆原画のキャラクター達がその場に現れるという仕組みだ。またこの「AR EXHIBITION」は上記のコラボメニュー注文時に提供されるランチョンマットでも体験できるようになっている。
知らないようで知っている、知っているようで知らないmanksy☆gataro氏が遺した(!?)「神話」の世界。展示されている作品は全て同じサイズで、それほど大きくはないのだが、全体的に統一感があり、40点という数は見応えがある。細部まで眺めてみるとその描き込みに圧倒されるのは間違いなく、これを入場料700円(大人、税込)で体験できるのは安いと感じた。実物だからこそ味わえるこの迫力を、ぜひ会場で体感してみてほしい。