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スマホゲームがブラウザでプレイできる! 新プラットフォーム「now.gg」がオープン

APKファイルをクラウド化。端末を問わずストリーミングでのゲームプレイが可能に

6月4日 公開

 now.ggは、モバイルクラウドプラットフォーム「now.gg」を6月4日に公開した。

 「now.gg」はAPKファイルを用意するだけでモバイルゲームをクラウド化し、ブラウザ展開を可能とするプラットフォーム。「now.gg」により発行された専用URLにアクセスすることで、スマートフォンからでもPCからでも瞬時にゲームを立ち上げてプレイすることができる。海外向けには既に数タイトルの配信が行なわれており、現在は国内向けに参画企業の募集が行なわれている段階で、デモとしてLilith Gamesの「AFKアリーナ」、「Rise of Kingdoms ―万国覚醒―」が公開された。

 なお、現段階ではゲーム内課金の手段としてクレジットカード決済に対応。今後は他の決済方法にも対応予定だという。

□now.gg「AFKアリーナ」
□now.gg「Rise of Kingdoms ―万国覚醒―」

AFKアリーナ
Rise of Kingdoms ―万国覚醒―

 now.ggはAndroidアプリプレーヤー「BlueStacks」およびモバイルeスポーツプラットフォーム「Game.tv」のグループ会社。「now.gg」は「nowCloud OS」と呼ばれるARMサーバー上の分散型Androidスタック上に構築されており、「nowCloud OS」は既存のAndroidアプリを簡単にクラウド化することを可能とするだけでなく、将来的にはクラウドネイティブゲームの開発にも対応予定。また、エンドポイントや帯域幅の最適化、レイテンシーの課題を解決することでクラウド運用コストを抑えることができる。

Amazon Web Services EMEA Gaming Solutions ヨハン・ブローマン氏のコメント

 「now.gg」は、Amazon EC2のARMサーバーの最も魅力的な使用例のひとつだと言えます。「now.gg」およびAWS Graviton2 インスタンスからモバイルクラウドを活用することで、ゲーム開発者はモバイルゲームを他のアプリケーションを介さずにネイティブで実行でき、レンダリングされたグラフィックスをエンコードして、ゲームを端末に直接ストリームできます。これにより、すべての端末に一貫したゲーム体験を提供でき、プレーヤーはシームレスなプロセスでゲームをより一層楽しむことができます。