AMD、新型CPU「Ryzen 5000シリーズ」を11月発売

　AMDは10月9日、新しい「Zen 3」アーキテクチャーを搭載した「AMD Ryzen 5000シリーズ」プロセッサーを発表した。11月5日よりグローバルで販売開始となる予定。

　本製品は、負荷の高いワークロードと電力効率に優れており、上位モデル「Ryzen 9 5900X」と旧モデル「Ryzen 9 3900XT」の比較では、ゲーム性能は最大26%向上した。最上位モデルである「AMD Ryzen 9 5950X」では、最大16コア、32スレッド、72MBのキャッシュを搭載する。なお、「AMD 500」シリーズ・マザーボードは、簡単なBIOSアップデートにより、「AMD Ryzen 5000シリーズ」デスクトップ・プロセッサーに対応する。

「AMD Ryzen 5000シリーズ」デスクトップ・プロセッサー

　「Zen 3」アーキテクチャーは、前世代のPCワークロードと比較してIPCを19%向上することで、ゲームやコンテンツ制作のパフォーマンスを引き上げる。高速化されたコアとキャッシュ通信でレイテンシーを低減し、直接アクセス可能なコアごとのL3キャッシュを2倍に拡大する。また、ワットあたりのパフォーマンスも向上している。

【「AMD Ryzen 5000シリーズ」デスクトップ・プロセッサーのスペック】