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「ドラクエウォーク」のガチファン、田中圭さん、中村倫也さん、後藤輝基さんがゲームの内容に突っ込みまくり!
堀井雄二氏からも思わぬ情報がポロリの発表会レポート
2020年9月4日 01:47
- 9月3日 開催
スクウェア・エニックスは、Android/iOS用位置情報RPG「ドラゴンクエストウォーク」において、「『DQウォーク』1周年記念発表会」を9月3日に開催した。
本発表会は配信開始から1周年を目前に実施されたもので、「ドラゴンクエストウォーク」のプロデューサーである柴貴正氏、「ドラゴンクエスト」シリーズの生みの親でありゲームデザイナーの堀井雄二氏、そして本作の熱心なファンであるフットボールアワーの後藤輝基さん、俳優の田中圭さん、中村倫也さんが登壇し、これまでの「ドラゴンクエストウォーク」のエピソードや、今後のアップデート情報などをファンならではの視点で披露した。
また、田中さんと中村さんが出演した最新のTVCMやメイキング映像も公開された。
関東すべてのお土産を集めた堀井雄二氏と、やりこみ度はプロデューサーお墨付きの後藤輝基さん
まずステージに登壇した柴氏、堀井氏、後藤さんからは「これまでの『ドラゴンクエストウォーク』について」と題したプレゼンテーションが行なわれた。
配信日から本作をかなりやり込んでいるプレイしているという後藤さんは、そのやりこみ度は柴氏から見てもかなりのものだという。後藤さんはリュックサックにモバイルバッテリーを積み、外を歩き回り、非常にレアな「メタルドラゴンのこころ」のSランクを入手したときは、有楽町駅で思わず声を上げてしまうほど熱くなったというエピソードを紹介するなど、そのやりこみ度を披露した。
堀井氏ももちろん本作をガッツリプレイしており、配信直後に秋葉原まで足を運んでメガモンスターを倒したり、日本全国のお土産を集めたりして遊んでいるエピソードを紹介した。
後藤さん1人でも300万歩以上は歩いていると話していたが、全プレーヤーのが歩いた歩数の合計は約4兆歩、距離にすると約32億Kmにも及ぶということで、その距離は往復であれば土星くらい、片道であれば冥王星まで行けるくらいの距離だという。
また特定の地点まで行かないと入手できないランドマークを訪れたプレーヤーの数は延べ500万人以上とのこと。ランドマークに関するエピソードを聞かれた堀井氏は、お土産も意識してコレクションしているそうで「高尾山も行ったし、兵庫県の姫路城も行きました。関東はすべて持ってます」と誇らしげに語った。その中でも静岡県で獲得できる「小田原城」は新幹線に乗りながらピンポイントでゲットしたということで、そのテクニックにはやりこみ派の後藤さんも驚いた様子だった。
柴氏によると最も多くのプレーヤーが訪れたランドマークは「SHIBUYA 109」で2位が「東京タワー」とのことだ。島系に配置されているランドマークは他と比較すると少なめになっているという。
また歴代「ドラゴンクエスト」シリーズとのコラボレーションでのエピソードも紹介された。
イベントで「りゅうおう」を使いたいと打診された堀井氏は、「多くの方がプレイされているし、楽しみにしているかな」という思いでOKを出したとのこと。ちなみに堀井氏はりゅうおうのこころのSランクを2つ持っているほどの強運で、これには後藤さんも「復刻ではなく最初のイベントの時ですか、それすごいっすね!」とプレーヤーならではの驚きを見せていた。
ちなみに後藤さんも復刻イベントできっちりとりゅうおうのこころのSランクを入手したほか、ゾーマのこころ、エビルプリーストのこころもゲットしているとのことで、柴氏も改めて感心していた。
続いて「これからの『ドラゴンクエストウォーク』について」と題し、実装予定の新機能について紹介が行なわれた。
まず9月12日のアップデート以降に実装される予定の「あるくんですW」という新機能だ。これはいわゆる“ライフログ"的な機能になるのだという。以前スクウェアから発売されていた「ドラゴンクエスト あるくんです」というゲーム機をベースにした機能で、歩くだけで専用のスライムが育っていったり、消費カロリーが表示されるという機能がある。
消費カロリーの計算はタニタが監修しており、消費したカロリーを食べ物に置き換えるとこのくらいというのものが表示されるようになっている。
もう1つが9月18日のアップデート以降に実装予定の「一緒にぼうけん」機能だ。これまでは1人1人で遊ぶゲームだったが、ゲーム内でも繋がることができるという機能だ。一緒にパーティを組んでプレイするとゲーム内にも表示されるほか、助っ人にパーティメンバーが必ず入ったり、メガモンスターを一緒に倒すことができる。柴氏によるとメガモンスター討伐に必要な「とうばつ手形」がこれまで1キャラクターにつき1枚必要だったのが、この機能を使うことで1パーティにつき1枚でプレイできるのだという。友達がいるとちょっと楽しいし、もちろん1人でもこれまで通り楽しめるという機能だ。
田中圭さん、中村倫也さんからは「ドラクエウォーク」をプレイして熱くなりすぎたエピソードも
続いて本作をガッツリとプレイしているという田中さんと中村さんが登壇し、エピソードトークや新作TVCMの発表、ゲームの最新情報発表が行なわれた
まずCM出演のオファーを受けたときの気分について聞かれた田中さんは「びっくりしましたね、中村さんもプレイしていたので驚きました」と話し、中村さんは「去年の9月くらいに田中さんと兄弟役を演じている現場があり、そこで田中さんに誘ってもらってドハマリしました。そこから1年経ってまた兄弟役なので光栄です」と話した。
「ドラゴンクエストウォーク」をプレイしていて印象に残ったことについて聞かれた田中さんからは、アンドレアルのこころのSランクが欲しく“入手できるまで帰れません”という縛りを自分に課してプレイしたというエピソードが語られた。2、3時間走れば出ると見積もっていたのだが、入手できず、走り続けて膝は限界、しかも遠くまで来すぎて限界を迎えてしまった田中さんは泣きながらタクシーに乗って、帰っている途中になんとか入手できたという。
中村さんはなんとイベントの出番を待つ間に「りゅうおう」を討伐してきたとのことだ。Aランクのこころしか持っていないのでSランクが欲しいと話す中村さんに、後藤さんは思わず「イベントをちゃんと見てよ!」とツッコんでしまった。ちなみに入手できたこころはDランクだったとのこと。
「ドラゴンクエストウォーク」の魅力について聞かれた田中さんは「『ドラゴンクエスト』シリーズが好きな人はもちろん、知らなくても楽しいゲームです。ゲームなのに歩くことが大事で、ずっと携帯を見ていなくてもいいので、いつもの生活にプラスアルファで楽しみが1つ増えるのが魅力です」と話す。
中村さんも「『ドラゴンクエスト』シリーズという世界的な名作が、現代のスマートフォン、アプリという技術で現実世界と融合していて、『ドラゴンクエスト』を自分がプレイしている感覚になるので、多くの方に楽しんでもらえるものになっているはず」と話した。
続いてお楽しみのアップデート情報が公開された。出演者の3人はプレーヤーとして気になる情報だらけだったようで「なにこれ!」、「きたー!」といった感想が聞こえてきた。
まずは1周年記念クエストの情報が公開された。ナビゲート役の「スラミチ」がなぜ「スラミチ」になったのか、などのオリジナルのストーリーが展開される。また新たな基本職業「踊り子」、「遊び人」については「その先にはもちろん……」と柴氏は含みをもたせた形で発表。この回答に中村さんは「組み合わせも増える、ということですよね?」と食い気味で質問し、柴氏もそれを認める形となった。
ちなみにこの後登壇した堀井氏により「ちなみに『遊び人』を育てるとある“エモい”職業になるのはみなさんご存知だと思うのですが……」と情報をポロリ。これには柴氏も「『魔法使い』と『僧侶』を育てると『賢者』になれるのですが、『遊び人』からも『賢者』になれます。ただ既に『賢者』になっている人も『遊び人』を育てる価値があります」と話した。
「ほこら」はフィールドを歩いていると見つけることができ、見つけた後は離れた場所からでも「ルーラ」を使って敵に挑戦できる。倒すことができると「石板」を入手することができ、新たな概念の「職業熟練度」をアップさせることができる。「『ほこら』に出現するモンスターのこころもドロップするんですよね?」という後藤さんの鋭いツッコミに対しては柴氏も「どうでしょうねぇ……」と濁さざるを得ない様子だった。