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「東亜プラン」のタイトルほぼすべて移植! エムツー、秋葉原にて「エスプレイドクリスマスパーティ エムツーショットトリガーズ 弩感謝祭II」を開催
2019年12月8日 16:24
- 12月7日 開催
- 会場:秋葉原・廣瀬無線ビル5階
エムツーは12月7日、秋葉原の廣瀬ビル5階にて「エスプレイドクリスマスパーティ エムツーショットトリガーズ 弩感謝祭II」を開催した。イベントは12時40分からのオープニングトークに始まり、アレンジBGM「DriveWaves2019」スーパースィープトークショー/RCベルグによる「エスプレイドψ」に関する新発表/タイトーによる新発表/コナミデジタルエンタテインメントによるPCエンジンminiトーク/BEEPによる「コットン リブート」トークショー/「エスプレイド」美作いろり・J-B 5th全1Clover-TAC氏によるスーパープレイ/M2×TATSUJINトークショー/エーエス企画「エスプレイドψ」声優トークショー/ビンゴタイムと、約5時間にも及ぶ長丁場となった。
司会を務めたのは、「エスプレイドψ」のディレクターを務める久保田和樹氏。当日は、もみの木(クリスマスツリー)の着ぐるみ姿で“もみの木さん”として登壇したほか、お馴染みエムツー代表取締役の堀井直樹氏も登場し、喋りに喋って押し気味のイベントをさらに延ばすという恒例の進行に一役買っていた。ここでは、新発表とトークショーを中心にお伝えしていこう。
エムツー、「東亜プランのゲームをほぼすべて移植する」宣言とは?
既にSNSなどで知り、今から心躍らせている人も多いであろうと思われるのが、この発表ではないだろうか。「M2×TATSUJINトークショー」と題したコーナーでは、ゲストとして東亜プランの権利を持っている「TATSUJIN」より、弓削雅稔氏が登場。
「TATSUJINでは東亜プランのライセンスを全部管理していて、復刻版や進化版を含めて今後、皆さんに喜んでいただけるゲームを作り続けていきたいと考えています」と弓削氏が挨拶すると、すかさず堀井氏が「弓削さんが最近作ったゲームがいくつかありまして……」と言いながら、手持ちのスマートフォンをテレビに接続。そこに映し出されたのは、最近リリースされたスマートフォン向け「究極タイガー クラシック」だが、「僕も皆さんと同じく、この画面を見た瞬間に『この間延びした画面はどうにかならないですか!?』と思ったので弓削さんに言ったところ、『そんなのわかってるんだ』と即座に反論されてしまいました(笑)」とコメント。
ここでゲームを始めた堀井氏だが、画面に映っている「究極タイガー クラシック」が、さりげなく縦長ではなく4:3に変更されているものに!「これはいつ頃リリースなんでしょうか?」と聞くと、弓削氏は「これ、もう作っているんですが、実は隠しコマンドでこっそり入れていたんですね。皆さんがダウンロードしたアプリでもできるんです」と、意外な事実を披露。なぜあのような画面比率になっていたのかは「アプリの審査で、画面の上下に隙間があると怒られるのでは? などとパブリッシャ側が困っていたため、間延びした画面になっていました」と、堀井氏が解説を加えてくれた。
アップデートリリースのタイミングについて弓削氏は、「近日中に行われる予定です」と公開してくれた。これにより、「究極タイガー クラシック」、「TATSUJIN classic」共にアーケード版と同じ画面比率になるので、不満を持っていた人には朗報だろう。
この後、“これからの東亜プラン”と題したテーマが提示され、堀井氏が「弓削さんなにかありますか?」と振ると、弓削氏は「来月に『スノーブラザーズ』がスマートフォン向けに配信されます」と発表。会場からは大きな拍手が巻き起こった。すると「弓削さんに負けているわけにはいかないので、我々もどういう形でどう出すかをまったく決めていませんが、会社の寿命が続く限り東亜プランさんのゲームタイトルをコンシューマに持ってきたい!」と驚きの発表を堀井氏が行ない、拍手喝采に。続けて「来年あたりには出す予定で進めています。シューティングメインでいきますが、可能な限り東亜プランさんライツのゲームは、このどさくさに紛れて全部やりたい。『ワードナの森』も、『ゲットスター』もです。皆さん、ご期待ください」として、このコーナーを締めた。
ダライアスコズミックコレクション、PS4版が開発中と発表
タイトーの外山雄一氏と、エムツーでディレクターを務める辛島由紀子さんを招いて行なわれたタイトートークショー。ここでの新発表は、「ダライアス コズミックコレクション」PS4版が開発中というニュースだ。さらに、Nintendo Switch版「ダライアス コズミックコレクション」も、2回目のアップデートが決定したとの情報もお披露目された。
それらアップデートの内容だが、具体的には、PCエンジン版「ダライアスプラス」とSuperNES版「SUPER NOVA」(スーパーファミコン版「ダライアスフォース」の海外版)、GENESIS版の「SAGAIA」が追加される。さらに、新ガジェットと新モードも増えるほか、細かい改良や変更も行なわれるようだ。そして、英語にも対応するということで、かなりの大型アップデートとなる。
なお、PS4版はダウンロード販売のみだが、両機種とも収録されるゲーム内容やゲームモードは同じだ。ただし、PS4版のみトロフィー機能に対応しているが、これについては辛島さんが「大変なんです! 大後悔しています」と胸中を吐露。119個のトロフィーを実装するのだが、1つ1つのアイコンが違うことなどもあり、「実装するのもチェックするのも作るのも地獄」と、嘘偽りない気持ちをコメントしていたのが印象的だった。
続いて、海外先行で発売されている「バブルボブル フォー フレンズ」が、日本でも2月26日に発売されることが発表された。こちらは通常版だけでなく特装版も用意され、後者には「サントラCDも付きますし、アーケードのインストカード、インストシールもあります。さらに、当時筐体に書かれていたポップも付属します」と外山氏。さらに、80ページの本も同梱されているとのことで「お値段も高いですが、そのぐらいボリューム盛りだくさんです」と、猛プッシュした。なお、現在Amazonにて開催されているサイバーマンデーの限定商品として「ファイナルバブルボブル(マークIII版)」DLCコード付き特装版・通常版が、12月9日23時59分まで販売中だ。当時のソフトということで理不尽な部分が若干あるが、そこがわかるようにヒント機能を搭載したとのことなので、あのときのリベンジを果たしたい人などは、ぜひ購入してほしいとのこと。
最後のスライドは、先日新タイトルの追加も発表された「スペースインベーダー インヴィンシブルコレクション」。増えたのは「スペースインベーダー ギガマックス 4 SE」と「Super Space Invaders '91(「マジェスティック トゥエルブ」海外版)」だ。外山氏によると「「Super Space Invaders '91」は最初基板が見当たらなかったんですが、とある大学教授からご提供いただき、移植することができました」と、実現に至るまでの裏事情が説明された。さらに「スペースインベーダー ギガマックス 4 SE」は、そもそも「スペースインベーダー ギガマックス」がアトラクションとして20人同時プレイで稼働していたものを、4人バージョンにチューンしました。開発は、タイトーとスクウェア・エニックスさんと行なっています。アトラクション版よりプレイ人数は減りましたが、ステージは増えていますのでよろしくお願いします」と解説し、「ぜひご期待ください」としてタイトートークショーコーナーは終了となった。
スーパースィープ細江氏出演のトークショーでは、フラグへし折りが3連発!?
アレンジBGM「DriveWaves2019」スーパースィープトークショーには原作者の井上淳哉氏と、スーパースィープより細江慎治氏、アツシオハラ氏が参戦し、細江氏が手がけた楽曲に関連するトークなどで大いに盛り上がった。
まず話題に上ったのが、「エスプレイドψ」に“小野亜莉水”がシークレットボスで参戦するというトピック。ところが、すかさず堀井氏が「バラしたら、シークレットじゃないじゃん」という鋭いツッコミを入れ、会場は大爆笑に。
この後、もみの木さんによる解説が行なわれ、小野亜莉水戦のBGMは「『魔法大作戦』の楽曲などを手がけた溝口哲也氏による描き下ろしで、ボスの形態変化に合わせて曲も動的に変化する」と語られた。また楽曲コンセプトとしては、井上氏より“クラシック音楽・クリスマスの要素を入れて欲しい”というのと“少女たちの合唱”を提案されたそうで、それを反映したのが今回収録されているBGMとなった。
このタイミングで細江氏とアツシオハラ氏がステージに招かれ、最初に「DriveWaves2019」の紹介がオハラ氏によって行なわれた。作品には10名の方によるアレンジ曲が収録されており、その収録数は全部で30。楽曲一覧を掲載しておいたので、以下の写真を参考にして欲しい。発売日は、先行発売が12月19日で一般販売は12月25日となっている。なお、SweepRecordSHOPにて予約すると、特典として「エスプレイドψ DriveWaves2019」ノンストップミックス(メドレー)を収録した“Extra Disc”がゲットできるとのことだ。
ここからは、細江氏が大好きという井上氏より出された3つの質問に、細江氏が答えていくトークショーとなった。「エスプレイドψ」にまったく関係ないが、堀井氏が「このあたりのことが、井上さんの今の世界観を作ろうというところに繋がっているのでいいんです!」と、ナイスフォローを入れるうまさを見せた。井上氏もそこに被せて「絶対に関係あります! メロディの1面リズムの2面、3面でトーンを落とすという構成は『ドラゴンスピリット』、『ドラゴンセイバー』にあるじゃないですか。もう、そのまま『デススマイルズ』ですから」とキッパリ言い切ると、会場は笑いに包まれた。
井上氏からの最初の質問は、曲作りのスタイルなど。これに対して細江氏は「いきなり夢をポキッとへし折るような回答で申し訳ないですが、『ドラゴンスピリット』は僕が入社する前から作られていました。基板も1回か2回変わっているんです。最終的に出たシステム1版だけでなく、前のシステム86基板版と、その前の基板でも多分ありました。元々は1人のプログラマがコツコツ作っていた実験作で、システム86基板版あたりで自分が混ざりました。
その前は『ローリングサンダー』で絵の仕事をしていまして、こっそり合間を見つけては近くにいた弓達さんという『ワンダーモモ』の作曲などを手がけた人に入力の仕方を密かに教わり、いつの間にか『ドラゴンスピリット』に音が入っていた(笑)。それを、ナムコのサウンドチームは人手が足りないこともあり誰も知らなくて、『BGMが勝手に出てるぞ!』と。後から、キミは絵のバイトでしょ? と聞かれました(笑)。
なので、世界観はある程度できていて、それを見て勝手に僕が楽曲を作ったので依頼もされていないし、会社の仕事としても認められていないんです。ちなみに、この時点でのエンディング周りは無音で絵が動いているという演出だったので、これ一声くらい喋った方が良いよねと言って同期の子に「アムルー!」と喋ってもらいました。そんな感じで、美しい話ではないです(笑)」と、サバサバと回答した。
続いての質問は、その当時の音楽スタイルと、他社メーカーで見られたライブ活動について。この疑問には細江氏いわく「『アサルト』、『メタルホーク』の時に一緒に組んだ野口(和雄)くんという人がいて、その彼がプログレやフュージョンが大好きで、これは“しめた”と思って好き放題やろうと。普通のロックとかではなく、プログレッシブというちょっと小難しいような曲調を使って演出をしようということが決まったんです。そして、サウンドチームに人数が足りないのはここまで続いていて、それまでクリスマスコンサートとしてミニライブをやっていたのですが、あるとき人が倒れちゃって。徹夜続きで仕事をしているので、そこにライブは無理ということに」とコメント。まさかの理由に井上氏が「人手不足だからライブができなかった?」と驚いて聞き返すと、「そうです!(笑)」と元気に返答する細江氏に、会場からは笑いが巻き起こった。さらに「今考えると、ダブルブラック企業です(笑)。当時は、余ったタイトルが全部新人の自分に来たので、残らずやらされて……そのときは新宿のゲームセンター『キャロット』の1階が、全部自分の曲が流れるゲームでした。またへし折っちゃいましたね(笑)」と笑顔で返し、集まった観客は意外な事実に驚き、そして大いに笑っていた。
最後の質問は、最も手応えを感じたジャンルまたはタイトルと、「ギャラクシアン3」のコンセプトについて。これに関して細江氏は「『ギャラクシアン3』の頃は、ナムコの開発部署を大型筐体チーム、家庭用チーム、それ以外に分けようということで、大型筐体チームに挙手したら1人でした(笑)」と、またも未来の苦労が垣間見えることになったとコメント。それは現実となり「できあがった基板と回路図とアドレスマップを渡され、3日後に発表だからと。ところが、最初音も出ないんですよ。おかしいなと思ったら、基板の配線が間違っていた(笑)。自分でパターンカットするなど、そんなところから始めました」と、驚くべき発言が飛び出した。
これには井上氏も「3日で絵を描けと言われて、1日目に紙を濾しているようなものですよ!(笑)」と驚愕。続けて細江氏は「基板にはCPUとして68000が載っていたんですよ。でも触ったことがない。経験があるのは6809ですが、プログラムを書いたことがない。本屋に行き調べながら3日後の発表まで寝ずに作り、やっと音が出た(笑)。その発表が終わってから、ようやく音楽に入りました。時間が取れず、ざっくり1週間くらいでプロットを書き雑に作ったため、翌年にニューバージョンとして全部入れ替えました。それが花博バージョンと、途中で切り替わった二子玉バージョンなんです」と語ると、会場は感心を通り越して笑いっぱなしに。
そして質問に対するオチは「ほとんどの仕事を1人でやっているので、指示をされることがまずなくて、指示する余裕もない。そんな状態でいつも作っていたので、意識もコンセプトもないです(笑)」と、大変な答えに。これに堀井氏が「僕も細江さんに渾身の質問をしたことがあって、『スターブレード』でコマンダーが登場すると始めて曲が流れるのが滅茶苦茶格好良くて、ここまで曲がなかったのが生きてますね!と言ったら、「あっそれ容量不足だったからそうなっただけ(笑)」と言われたと、やはり夢をへし折られた経験を告白。なぜそうなったのかという理由については「『スターブレード』は、容量のほとんどを声で使ったので、残り1割くらいしか音楽に使えなかったんです。なので、コマンダーのところしかBGMがないんです。ついでに言うと、夜中の12時くらいに『ネームエントリの曲がないんです!』と言われて、朝のROM出しまでに数時間くらいで急いで作りました」と、これまたとんでもないエピソードを披露してくれた。
質問にあった、最も手応えを感じたジャンルかタイトルに関しては「タイトルでいうと『F/A』か『サイバースレッド』ですね」と答えた細江氏。ここで「DriveWaves2019」スーパースィープトークショーは終了となり、最後に堀井氏が「みんな忘れていると思うけれど、今日はナムコの思い出を語るイベントではなく、エスプレイドクリスマスパーティですよ!」という素晴らしいオチを決めて一区切りとなった。
従来の移植作品とは一線を画す“こだわり”が伝わってきた、「PCエンジンminiトーク」コーナー
コナミデジタルエンタテインメントによるPCエンジンminiトークと題したコーナーには、コナミデジタルエンタテインメントの吉室純氏と、エムツーよりPCエンジンminiのディレクターを担当した松下佳靖氏が登壇した。この日は試遊台として2台が展示されていたが、そこに接続されていたターボパッドは吉室氏いわく「工場から送ってもらったばかりなので、ほかほかです」と力説した。
ここでまずは、なぜ「天外魔境II 卍MARU」や「SNATCHER」が“入って当然”と言われながらも、なかなか発表出来なかったのかについての解説が行なわれた。これについて松下氏は「ギリギリになって決まったのではなく、作るのが大変でした。昔のタイトルなので、あれこれ変更を要する部分がありまして……最低限守らないといけない規約がありまして、そこを直しました」とコメント。「逆に、直さないためにもCEROをDに設定しました。卍マークもそのままですし、海外版を入れなかった理由は、卍マークを変えたくなかったからです」と理由を熱く語った。さらに「『天外魔境II』は非常に難しいタイトルでして、今までの移植作は一部を変更しているものが多いんです。例えば鬼怒というキャラクターの残虐なシーンがありますが、今回はそのまま持ってきました。骨も、そのまま見えます。当時のクリエーターの方が作ったものを変えるのは、ある意味良くない。ヘタすると、キャラクター性も変わってしまいますので」と、オリジナルを大事にする移植にこだわったことを説明した。
「SNATCHER」に関しても「いろいろ危ないシーンがありました。攻めてるゲームでしたので、例えばジャン・ジャック・ギブスンという男がいるのですが、彼がスナッチャーに出会って天国に召される時に首と胴が離れ、パレットの赤が画面にばーっと飛び散ります。これが移植ものでは、モザイクがかかってしまう。ACT.2にクイーン病院があるのですが、ここも移植版ではモザイク表現です。これは許せないということで、今回はそのまま入っています」と、吉室氏と松下氏がそれぞれ熱弁を振るうと、会場からは大きな拍手が巻き起こっていた。
他にも、「ドラゴンスピリット」2周目のエンディングで解像度が変わる部分や、「ときめきメモリアル」のゲームタイトルとゲーム中、オープニングのすべてで解像度が違うといった部分にも完全対応したので、「当時の環境で見た『ときめきメモリアル』が現在のHDMI画質で一番まともに、綺麗に再現されたものになっていますので、ここも期待していただきたいです」と、二人は自信に満ちた表情で語ってくれた。そして「皆さんに“すっっっっごい”買ってもらえれば、次もやりたいという気持ちでいます。3月19日発売予定ですが続報もまだあると思いますので、ぜひよろしくお願いします」として、PCエンジンminiトークは終了となった。
この時代にMSX2用ソフトを発売!? BEEPによるコットントークショーの中身とは
「BEEPによる「コットン リブート!」トークショー」と題された時間では、レトロゲームなどを扱う店舗「BEEP」が発売するゲーム「コットンリブート!」に関する話題が語られた。出演したのは、ディレクターの近藤勇氏と、BEEPプロデューサーのRF丸山氏。
今回、「コットン リブート」という新しい名前で作ると言うことで、さまざまなモードが追加されることが2人から発表。また、クリスタルシステムの変更も行なわれるほか、ショットも変化すること、ジュエルシステムと呼ばれる“稼ぐ”システムが増えたことも明かされた。楽曲に関しては、スライドにあるように豪華作曲陣が参戦し、素晴らしい曲を提供してくれたとのことだ。発売予定は2020年初夏で、予約限定パッケージには豪華特典として「最高の湯飲みは絶対に付きます(RF丸山氏)」と明言。他にもさまざまなアイテムが付くそうなので、興味のある人は早めに予約をするのが吉かもしれない。
トークショーはこれで終わりかと思いきや「BEEP復刻プロジェクト」と題したスライドが表示され、続いて「BEEP EXTRA GAMES」との文字が映し出された。これについてRF丸山氏は「このようなブランドを立ち上げまして、第1弾としてT&E SOFTから発売されていたMSX2版『アンデッドライン』を、実機用として復活します」と宣言。「供給媒体は3.5インチ2DDフロッピーなので、MSX2以上を持っている人なら実機で遊ぶことができます。独自リサーチの結果、だいたいの方がMSX2以降の実機を持っているとわかりましたので」と語ると、会場は爆笑の渦に包まれた。
RF丸山氏は「『BEEP EXTRA GAMES』のコンセプトは、入手困難な名作ゲームを現代に蘇らせて提供すること。実機と実メディアで遊ぶことにより、手に入れる喜びだけでなくロード時間まで含めた経験を追体験することができます。第1弾としては、ほとんどの人が持っているMSX2用ゲームを選びましたが、第2弾第3弾も準備中です。MSXだけでなく、皆さんもってらっしゃるPC-88やPC-98なども考えていますし、フロッピーメディアだけでなくROMもしくはテープも出したいと思っていますので、お付き合いのほどよろしくお願いします」としてトークショーを締めた。