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開発者「皆さんに大きな感謝を伝えたい」。「Dead by Daylight」ファンミーティングレポート

【Nintendo Switch版】

9月26日 発売予定

価格:4,600円(税別)

 3gooとBehaviour Interactiveは9月15日、東京ゲームショウ2019にて「Dead by Daylight(以下「DbD」)」ファンミーティングを行なった。ファンミーティングは全3回開催され、事前応募したファン120名が会場を埋め尽くした。

 ファンミーティングではまずMCのこりゃめでてーな伊藤こう大氏が登場。自身も「DbD」の大ファンだという伊藤氏は遠方から来場したファンの移動距離を「ナース」のワープ回数の単位で「何ブリンク」と聞いたり、キラーの物まねを披露するなど「DbD」のネタ満載で会場を温めた。

MCのこりゃめでてーな伊藤こう大氏

 本作のゲームディレクター、マシュー・コート氏が登場すると、会場が割れんばかりの拍手に包まれた。来日は3回目だというマシュー・コート氏。「このゲームに携わっているおかげで日本に来る機会を得られた」とコメント。また滞在中に美味しいラーメンが食べられたことをにこやかに話し、会場を沸かせた。

「Dead by Daylight」ゲームディレクター、マシュー・コート氏

 ここで、MCの伊藤氏が「Are you Dwight(ドワイト)?」とマシュー・コート氏に質問を投げかけた。ドワイトは大変マシュー・コート氏に似ているサバイバーのキャラクターである。しかし、マシュー・コート氏の答えは「NO」だった。ドワイトは初めて実在する人物をモデルに作られたといい、その人物は会社内でチャリティーオークションを行ない、顔のデータを入れる権利を売り出したところ、購入したある社員。その社員がたまたまマシュー・コート氏に似ていたそうだ。今ではほとんどの人がドワイトはマシュー・コート氏だと思っていると話して会場を驚かせた。

「ストレンジャー・シングス」コラボの新チャプターに強い手応え

 続けてマシュー・コート氏は「我々は『ストーリーを伝えたい』というところから始まりました。何年か前にホラームービーみたいな形でゲームを作りたい、ストーリーでやりたいという話をしました。ホラームービーというのはすごく普遍的だし面白い。そこにかくれんぼ的な要素を入れたいと思ったのが「DbD」の始まりです。もちろん私たちはいろいろな人が楽しむものを作りたいと思っています。自分たちはもちろん『DbD』を愛していますが、これをどうやってもっと大きくしていくか、皆さんに知ってもらえるかということを考えながら一生懸命頑張っています。今は本当に光栄で感謝しかありません。そしてこれからもさらにもっといいゲームにしていきたいです。」とコメント。

 「もっとコンテンツを増やしていきたいし、新しいチャプターとキャラクターを出していきたいと思っています。ここ数年我々もかなりステップアップしてきていて多大な努力をしてきたと思っています。そして、チームもとても大きくなってきていて、3年も前に30人で始まったゲームの開発チームも今は150人まで増えています。これからさらに新しいコンテンツなどを作り出していきたいと思います。去年は『断絶した血脈』という凄くカッコいいチャプターを紹介するために来日しました。今回も新しいチャプターを紹介するために来たのですが、今度Nintendo Switchでもゲームがリリースされるということで、凄くエキサイティングだと思っています」と語った。

 『新しいチャプターを紹介するために来た」という言葉通り、ここで新チャプター「ストレンジャー・シングス 未知の世界」の最新トレーラームービーが上映された。

【Dead by Daylight | Stranger Things | トレーラー】

 今までは20年30年前のレジェンド級ホラー映画とコラボしていたが、今回は、本作で初めて今現在配信されている作品が取り上げられた。マシュー・コート氏は「『ストレンジャー・シングス』は本当におもしろいので観ていない人は是非観て欲しい。」とコメント。「ストレンジャー・シングス」の世界感は「1980年代のノスタルジーや古い映画へのラブレターの様だ」と表現した。

「ストレンジャー・シングス」を語るマシュー・コート氏

 今回のチャプターは今までの中でも1番大きなチャプターとなる事が発表された。また新キラー「デモゴルゴン」が初めて人間以外のモンスターで「ポータルを作ってポータル同士を瞬時に移動」、「生存者を見つけると飛びついて抑え込む(パンサーアタック)」性能があることがわかった。加えて新サバイバーとして追加される「ストレンジャー・シングス」の登場人物で みんなが安全に街に帰れる様に気を回してくれる 「スティーブ・ハリントン 」と、意志が強く、1度決めたら絶対にやめないという強い女性「ナンシー・ウィーラー」というキャラクターの特徴も伝えられた。

新キラー「デモゴルゴン」と新サバイバー「スティーブ・ハリントン 」、「ナンシー・ウィーラー」

 ちなみに伊藤氏に「強い女性は好きですか?」と聞かれたマシュー・コート氏は「YES!!」と力強く答え、会場が笑いに包まれた。

 また、マシュー・コート氏は「我々はいつも最高のものを提供したかったので、今回のチャプターでそれが証明できた」と確かな手応えを語った。

マシュー・コート氏が参加者と対戦!予想外の結果に

 参加者との実機プレイに入る前に、マシュー・コート氏は「皆さんに大きな感謝を伝えたい。自分の人生が本当に素晴らしいものになっている。『DbD』の話をするために世界中飛び回れるし、自分やオフィスのみんながこの素晴らしい仕事ができるのも皆さんのおかげです。ファンの方がサポートして楽しんでしてプレイしてくれるからです」と感謝の気持ちを語った。

 実機プレイではマシュー・コート氏が来場者の中からランダムに選ばれた4人のユーザーと実際にNintendo Switch版をプレイした。マシュー・コート氏がキラーで来場者がサバイバーという形で対戦が開始された。

 マシュー・コート氏が選んだキラーは「デモゴルゴン」、サバイバーも2名が新キャラクター「ナンシー・ウィーラー」を選んだ。マシュー・コート氏のプレイ画像がプロジェクターで映し出されると、来場者はその新キラーの動きを食い入る様に見つめていた。

 ゲーム序盤にキラーが「ナンシー・ウィーラー」を使っていた1人のプレーヤーをダウンさせると、マシュー・コート氏から「よっしゃー!」っと日本語が飛び出した。また、マシュー・コート氏がサバイバーをダウンさせて吊るすごとに会場では拍手と歓声が湧き上がった。

 慣れない日本語版の操作ということで、苦戦したマシュー・コート氏は3人のサバイバーを1回づつ吊るし、1人のサバイバーを殺害することに成功するも、サバイバーに発電機を起動されて3人のサバイバーに脱出されてしまった。

 実機プレイ後マシュー・コート氏は「楽しかった!」と、一緒にプレイした参加者に感謝を述べた。

「よっしゃー!」の声が会場に響く
サバイバーを殺害して歓声が上がる
参加者に感謝を伝えるマシュー・コート氏

「好きなキャラクターはまだ答えられない!」マシュー氏への質問タイム

 その後の質問タイムでは、「私はキラーをよくプレイするのですが、キラーをするときの心構えが聞きたい」という参加者の質問に「忍耐強くあってほしいと思います。サバイバーを殺すことを目的とせず、楽しむことを目的としてほしい。相手に負けないことに執着しすぎると、楽しめなくなる。自分はウロウロするぐらいの気持ちで楽しんでいる。毎回できるストーリーを楽しんでほしい」とアドバイス。

 「1番お気に入りのキラーとサバイバーはだれか」と聞かれると、少し悩みながら「飛びかかって驚かせるのが楽しいという理由で『ハグ』」としながらも、「おどけたルックスの『クラウン』も好きだしパワフルな『スピリット』も捨てがたい。」と回答。サバイバーは「『ニア』と、まだ名前は出せないが次に出る新サバイバーのキャラクター」と答え、会場がどよめいた。

 日本映画とのコラボレーションはあるか尋ねられると「日本のレジェンド級の映画にも好きなものがあるが、どの作品がコラボレーション可能かは探っていきたい。」とコメントした。ここで伊藤氏が手を上げて「新サバイバーどうですか?」と立候補すると、マシュー・コート氏は「あとで話そうか!」と答え、会場は大いに盛り上がった。

 ファンミーティングの最後には、マシュー・コート氏と参加者全員で記念撮影をして、「DbD」ファンミーティングは幕を閉じた。来場者には今後発売予定の特製のピンバッジが配られた。

今後発売予定のピンバッジ

Nintendo Switch版「DbD」無料体験回も実施

 同フロアではNintendo Switch版「DbD」の無料体験会が開催された。会場では3つのテーブルが用意され1テーブルに5つのNintendo Switchが置かれており5人のプレーヤーが顔を突き合わせて、時折笑い声や「あぁ!」、「えー!」という悲しみがこもった声が飛び交っていた。また、体験会会場には2020年発売予定のキラーのフィギュアも展示されていた。この体験会では、9月14日と15日の2日間で述べ1,000人のプレーヤーがNintendo Switch版「DbD」を体験したという。