ニュース

次の"Prime"は「Atlas&Dethcube」!「Warframe」、日本初のオフラインイベント「東京ゲームショウ テンノVIP」を開催

スティーブ氏「機会があれば是非また日本に来たい」

9月14日 開催

 Digital Extremesは9月14日、プレイステーション 4/Xbox One/Nintendo Switch/PC用SFアクションTPS「Warframe」のオフラインイベント「東京ゲームショウ テンノVIP」をスリーモンキーズカフェ秋葉原店にて開催した。

 「Warframe」は有機的なアーマー「Warframe」に身を包み、銃や剣を用いて戦う戦士「Tenno(テンノ)」となって爽快なTPSアクションが楽しめる、「Ninjas Play Free」という文句を掲げた基本無料のタイトルだ。"Tenno"、"Ninja"というワードに始まり、ゲーム内では和太鼓をイメージしたSEが使われていたり、武器には刀や手裏剣、苦無などが存在していたりと、ゲームの世界観には「外国から見た日本」という意味での"ニンジャナイズ"が加えられた和のテイストが盛り込まれている。

 しかし、意外にも日本ではこれまでオフラインイベントが開催されたことはなく、今回の「東京ゲームショウ テンノVIP」が日本で初めて開催されるオフラインイベントとなった。会場には開催日時からして東京ゲームショウの会場である幕張メッセから駆け付けた"テンノ"もいたようで、他のテンノと交流したり、カナダの開発元Digital Extremesより来日した本作のクリエイティブディレクター、スティーブ・シンクレア氏を筆頭とするスタッフたちと談笑していたりした。食事やアルコール類を含むドリンクなども振舞われ、そこはまさに大人の社交場といった雰囲気だった。

Digital Extremesのスタッフ。中央がクリエイティブディレクターのスティーブ・シンクレア氏で、会場からは「生スティーブじゃん!」などと言われるほどの有名人
会場には感度の高いテンノたちが訪れ、熱気に満ちていた
美味しいご飯も振る舞われた
記念写真を撮れるスポット。開発スタッフと写真を取れるということもあり大混雑
ストーカーもいた!

 登壇したスティーブ氏は「やっと日本に来られて嬉しい」と感想を述べつつ、年内実装予定の大型アップデート「エンペリアン」を始めとした現在の開発状況を報告。同じく年内実装予定の「New War」ではロータスのストーリーが完結する可能性があることや、ここでは過去のストーリーが語られる可能性があることなどを語った。また、プラットフォームを跨いでセーブデータの共有が可能になるよう開発を進めていることも明かした。

スティーブ氏が話している間、直立不動でこちらを見つめるストーカーさん

 続けて本イベントのために用意された特別なトレーラーの上映や来場者からのQ&Aが行なわれた。トレーラーでは「エンペリアン」の新要素「レールジャック」などが紹介されたが、トレーラーの最後でなんと「Atlas Prime」と「Dethcube Prime」の実装も明らかに。会場からはひと際大きな歓声が沸いた。

【WF TokyoTennoVIP】

 Q&Aでは「レールジャック」の仕様やチュートリアルのリプレイや改善予定など、コアなファンが集まる場であるだけに鋭い質問が飛び交った。中でもWarframeのひとつ「HYDROID」の改善予定について聞かれると、スティーブ氏は質問を聞いた瞬間に走って逃げるという一幕もあり、後ろめたい顔をしながらステージに戻ってきたスティーブ氏は「リワークの予定はありません。ただ、トレーラーは今のビジュアルに合わせたものを作成中です」と回答した。

ステージのあとは再びフリータイムに。開発陣はステージ上でやたらストーカーと絡んで写真を撮られまくったり、会場のファンとコミニケーションを図ったりしていた

 スティーブ氏が語ったところによれば、これまで日本でオフラインイベントが行なわれて来なかったのはDigital Extremesが例年開催している大規模イベント「TENNOCON」の準備にリソースを割いていたからで、今回日本に来られそうだ!というのがわかったのもわずか3カ月前だったとのこと。

 今回のイベントは日本でのオフイベント開催を喜ぶ熱心なファン同士の交流はもとより、異様にフレンドリーな開発陣も含めて非常に雰囲気が良かった。スティーブ氏は「機会があれば是非また日本に来たいです」とコメントしていたので、是非次回開催も期待したいところだ。

インタビューに応えるスティーブ氏