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TGSで幸せ見つけました! 2020年配信予定スマホ用「VRカレシ」でドキドキ恋愛体験
2019年9月12日 22:52
- 2020年初頭 配信予定
- 価格:基本プレイ無料(アイテム課金制)
IVRは、東京ゲームショウ2019において、2020年初頭に配信開始を予定しているiOS/Android用恋愛VRコミュニケーション「VRカレシ」の特設体験ブースを展示している。ビジネスモデルは、基本プレイ無料のアイテム課金制。
「VRカレシ」は、キャラメイク機能を搭載した自分だけのカレシとの恋愛が楽しめるゲーム。カレシとの様々なコミュニケーションを楽しむ中で、2人だけの絆を深めていくといった体験をスマートフォンによるVRで楽しめる作品だ。
喫茶店「はるかぜ」をイメージした展示ブース
桜が咲き誇る季節に訪れた喫茶店「はるかぜ」で、プレーヤーを出迎えてくれるカレシ。本作はそんなふたりが恋をする物語である。登場キャラクターは、主人公(私)の幼馴染「穂波アキト」、高校の後輩である「楠木ゆう」、 本気の恋愛をしたことがないという「白川奏摩」、喫茶店はるかぜのマスター「山城洋介」の4人。体験会場のブース内に案内されると、まずその中から1人を選択し、物語を始めて下さい。と案内されたのだが、まずここで筆者はかなり悩んでしまった。
どのキャラクターも魅力的でつい目移りしてしまい、さらにキャラクターを演じる声優さん達も筆者のツボをついてきている……“わたしと彼だけの恋愛”というコンセプトを無視していっそ全員選択したい! とスマホを目の前にブース内で1人頭を抱えてしまった。
本作は“あなただけのカレシに出会える”と紹介されており、筆者もカレシに出会うために体験会に参加しているのだ、ここは慎重に選んでいこう。しかし体験会でここまで悩むか? と自問自答しながら選んだキャラクターは、幼馴染である穂波アキトだ。いよいよゲームスタートと思いきや、ゲームをプレイする前にVRを楽しむ為のセッティングを行なうことに。
「VRカレシ」を楽しむ為には、スマートフォンを使用したダンボール製VRゴーグルの「ハコスコ」を使用する。「VRカレシ」用にデザインされたハコスコにスマホをセットし、ヘッドフォンを繋いだら無事にセット完了。VRの世界で待っているカレシといよいよご対面である。
もう現実世界には戻れない……存在感がありすぎるカレシ
ゴーグルを覗くと目の前には、喫茶店「はるかぜ」の店内が広がっていた。そして目の前には、穂波アキトの姿が! スマホとは思えないクオリティの高いVRの世界に驚き、辺りをキョロキョロしてみても喫茶店に居るような感覚を体感することができた。
すると鳴き声と共に、子犬が登場。アキトの足元を駆け回り、視線を子犬に合わせるとこちらに反応してくれて、床でお腹を仰向けにしながらかわいい姿を披露してくれた。か、かわいい~!
子犬に気をとられていると、アキトの姿が見当たらなくなり、再び周囲をキョロキョロ。すると右後方から囁かれ思わず振り返ると、目の前に彼の顔が! 不意をつかれ思わずドキドキ。本作はダミーヘッドフォンを使用していて、話す位置の方向から声が聞こえるようになっているので、本当にキャラクターが実在しているような感覚を体感することができる。
そして視線を合わせるマークが、アキトの唇に表示され凝視するとそっと目を閉じながら、徐々に顔を近づけてくるではないか。そんなシチュエーションについ恥ずかしくなってしまった筆者だが、もちろん視線は外さず迫りくるカレをじっと見つめ、思わずこちらも目をつぶってしまいそうになった。
本作を体験して感じたのはスマホのVRもここまできたか! と驚くと同時に、目の前に存在している“わたしだけのカレシ”に終始幸せな気持ちで満たされたことだ。VRゴーグルを使用することで、ゲームプレイ中は周りを気にせず2人っきりの世界を堪能することができ、ドキドキするような展開に顔が思わずにやけてしまうだろう。
今回プレイできたのは、ほんの数分だったのだがそれでも十分に彼と濃密なコミュニケーションを取ることができた。体験が終了した時は、別れの瞬間が寂しくてゴーグルを一生外したくなくなる……そんな現実世界で起こるような感情が、たった数分で沸き起こってきたのだから、これはもう立派にカレシと呼べる存在だろう。
2020年初頭に配信されたら、きっと筆者はダウンロードしてしまうであろう。そんな幸せな気持ちになれたVR体験であった。