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こういうのが欲しかった! PUMAとのコラボで誕生した次世代のゲーミングチェア「PUMA game seat」発表

8月20日発表

価格:229ユーロ(約27,000円)

 ゲーミングチェアを扱うオランダのPlayseatは、ドイツのスポーツ用品メーカーPUMAと共同開発したゲーミングシート「PUMA game seat」をgamescom 2019で正式発表した。11月発売予定で、価格は229ユーロ(約27,000円)。

 「PUMA game seat」は、PCデスク用のゲーミングチェアか、レースゲーム用のレーシングシートの2択だったゲーミングチェア業界において、そのどちらでもなく、これまでありそうでなかったリビングTV向けに最適化された“ゲーミングシート”となる。

【Developing the PLAYSEAT I PUMA Game Seat】

 まるでゆりかごのような独特の形状をしたシートは、ゲーミング用途に最適化された様々な工夫が凝らされている。

【PUMA game seat】
PUMAの靴とセットで飾られた展示
カラバリは赤と黒の2色

 最大の特徴は3段階のポジションで使えるところだ。1つは標準ポジション。形状に沿ってシートに体を預けながらプレイする。もう1つはシートを体ごと後ろにリクライニングさせる。「PUMA game seat」足回りがロッキングチェア(振り子椅子)のようになっており、この状態だとシートの先端部分が浮く形になるが、それで不思議とバランスが取れ、ソファーに体をダラッと投げ出して遊んでいるようなリラックス感がある。そして3つ目は逆にシート後方を浮かせ、前のめりでプレイするスタイル。普通のテーブルチェアに座る感覚に近いため、eスポーツタイトルのように真剣にプレイする時や、格闘ゲームのように膝にアーケードスティックを置きたい場合に重宝するポジションだ。

【傾けたまま使えるシート】
標準姿勢に加え、グッと後ろに倒したり、前に倒したりして使える

【実際に使うとこんな感じ】
PUMA game seatを説明してくれた担当者に実演して貰った。これは標準姿勢
ググッと後ろに倒す。足はほぼ投げ出した状態だが、これで不思議とバランスが取れている
真剣に取り組みたいときは前傾姿勢。これはこれで楽なのだ。よく考えられたシートだ

 筆者も実際に使ってみたが、PUMAと提携しているだけあってまるでスポーツ用品のような堅牢さとスタイリッシュさを兼ね備えており、TVでコンソールゲームを遊ぶときに「まさにこういうのが欲しかった」という印象だ。

 今後9月から10月に掛けて一般ユーザーを巻き込んで評価テストを実施し、11月頃に日本を含む世界でリリース予定。価格はまだ確定していないということだったが、200ドル台を想定。カラーバリエーションは初期時点は黒と赤のみだが、青や黄など、スポーツグッズらしいカラバリも揃えていきたいという。

【収納ギミックも○】
両サイドと前部にコントローラーなどを収納できるポケットが付いている。こういうこだわりが嬉しいところだ