「龍が如く最新作」（仮称）に出演する助演女優がついに決定！

　セガゲームスは7月10日、現在開発中のプレイステーション 4用「龍が如く最新作」（仮称）の助演女優を決める「助演女優オーディション合格者発表会」を秋葉原UDXシアターにて開催した。1,000名を超える応募者の中から見事グランプリに輝いたのは、エントリーNO,7の鎌滝えりさん。合わせて「龍が如く」最新作の詳細情報を、8月29日に発表することを明らかにした。

　発表会ではまず、シリーズ総合監督の名越稔洋氏がステージに登壇。今回のオーディションについて名越氏は、10数年前「龍が如く」をリリースした当時を振り返りながら、色んなゲームタイトルがある中で「龍が如く」ができることは何かを考えていたという。自身が学生の頃に映画の勉強をしていた為、ゲームでも映画の世界のように実在する人物を作品に登場させ、役者を選ぶ為のオーディションがあってもいいのではないかと思い、オーディション企画の経緯について語り「今回のオーディションで、『龍が如く』の世界の中で“役者”として活躍してくれる人を選出したい。」と、最新作にかける想いとともにコメントした。

「龍が如く」シリーズ総合監督の名越稔洋氏。オーディションで、ファイナリスト達がどんな演技をしてくれるかという点に注目していると話していた

　続いて、10名のファイナリストが1名ずつステージに登壇し、審査員の前で各々挨拶と最終自己PRを行ない、それぞれ個性を活かしたアピール合戦が始まった。名越氏を含む審査員を前にし、ファイナリスト達は緊張した面持ちで、英語でスピーチしたり、モノマネ、空手の板割、殺陣などといった特技を披露した。特に印象的だったのは、ファイナリストそれぞれが「龍が如く」シリーズ最新作に対して、主人公である「春日一番」と共に戦い、演技をしたいという熱い想いが伝わってきたことだ。中には、幼い頃からシリーズ作品をプレイしていたというファイナリストは、感極まり涙ながらに作品に出たいという気持ちを審査員に語りかけていた。

エントリーNO,5 安美咲さん。グランプリ獲得と書かれた木の板を素手で見事に割っていた

エントリーNO,6 北川都喜さんは、ステージ上で殺陣を披露

取り立てて特技がないと話していたエントリーNO,9 沢すみれさんは、「龍が如く」への熱い気持ちを表した演技でアピール

ついに1,000名を超える応募者の中から頂点に立ったグランプリ発表の瞬間！

　そしてついにグランプリ発表の瞬間がやってきた。また、発表の前に当初グランプリ1名のみを選出するはずだったが、オーディションを重ね厳選に審査をした結果、急遽「審査員特別賞」としてグランプリ以外に4名を選出し最新作に出演させることが明かされた。まずは審査員特別賞の発表が行なわれ、宮越愛恵さん、柳いろはさん、沢すみれさん、里々佳さんの4名に決定した。続いてグランプリの発表となり、ステージ上で10名の中からスポットライトが当たったのは……エントリNO.7 鎌滝えりさん！ 発表された瞬間は、驚きを隠せずお辞儀を一礼し、嬉しさを噛み締めている様子だった。

審査発表結果

【グランプリ】
・鎌滝えりさん（女優）

グランプリの鎌滝えりさん。受賞コメントでは「現在は女優業をしているが、ずっと声で演技することに興味があった。春日一番と一緒に演技をしていきたい」と語った

【審査員特別賞】
・宮越愛恵さん（レースクィーン・モデル）
・柳いろはさん（タレント）
・沢すみれさん（タレント）
・里々佳さん（女優・モデル）

ついにグランプリが発表される時……スポットライトが当たるのは一体!?

見事グランプリを手にした、鎌滝えりさん。応募のきっかけは「龍が如く」シリーズのファンだという姉に進められて応募したそう

名越氏より、グランプリの賞金として100万円が手渡された。使い道は？ と聞かれると、笑顔で「引っ越し費用に使います」とコメントを残した

特別審査員賞を受賞した4名。左から、沢すみれさん、里々佳さん、柳いろはさん、宮越愛恵さん。彼女達もゲームに登場する予定となっている

名越氏と固く握手を交わす鎌滝さん

名越氏は、グランプリと特別審査員の受賞者について、作品にどのように登場させるかはこれから考えていくとのこと。彼女達自身からインスピレーションを得るものが多くあり、作品も共に成長させることができるだろう。とコメントした

　今回の発表会で、グランプリまたは特別審査員賞を受賞した彼女達が、神室町を舞台にゲーム内でどのような演技を繰り広げ、新たな主人公「春日一番」とどう絡んでくるのかを楽しみにしたい。そして最後に、名越氏より発表があり、まだ正式タイトルも決まっていないという「龍が如く最新作」についての詳細が8月29日に明かされるという。どんな内容が発表されるかは未定だが、こちらも発表が楽しみだ。

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