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AMD、「Radeon RX 5700シリーズ」ビデオカードと「Ryzen 3000シリーズ」を販売開始
ゲーミング最強コンビがいよいよ日本にも上陸
2019年7月8日 16:33
- 7月8日 販売開始
- 参考価格:
- 「AMD Radeon RX 5700シリーズ」ビデオカード 45,900円(税込)より
- 「AMD Ryzen 3000シリーズ」デスクトップCPU 23,980円(税別)より
AMDは、「AMD Radeon RX 5700シリーズ」のビデオカードと「AMD Ryzen 3000シリーズ」のデスクトップ用CPU、「Radeonグラフィックス搭載 AMD RyzenTM 3000 シリーズ」APUの販売を7月8日から開始した。
価格は、「AMD Radeon RX 5700シリーズ」が45,900円(税込)から、「AMD Ryzen 3000シリーズ」デスクトップCPUが23,980円(税別)から、Radeonグラフィックス搭載 AMD RyzenTM 3000 シリーズ」APUが11,800円(税別)から。
「AMD Radeon RX 5700シリーズ」
「AMD Radeon RX 5700シリーズ」は、PC、コンソール、モバイル、クラウドベースのゲーミングに対応するために設計された「AMD RDNA」ゲーミング・アーキテクチャーを採用した最新のGPU。DDR6メモリーとPCIe4.0に対応し、拡張や電力効率に優れている。前世代の「Graphic Core Next(GCN)」アーキテクチャーと比較すると、クロック当たり1.25倍、ワットあたり1.5倍の性能改善を達成することにより、リアルかつ応答性に優れた高フレームレートのゲーミング体験を提供する。
「Radeon Image Sharpening(RIS)」
DirectX 9および12、Vulkan対応のタイトルに対して、他のポスト・プロセス・エフェクトでは失われてしまうビジュアルの明瞭さや鮮やかさを再現する。Radeon GPUのアップスケーリングと組み合わせることにより、高解像度のディスプレイ上で鮮明なビジュアルとスムーズなフレームレートを実現する。
「FidelityFX」
ゲームデベロッパー向けに高品質なポスト・プロセス・エフェクトをオープンソースのツールキットとして提供する。ゲーム表現を整えると同時に、ビジュアルの忠実性とパフォーマンスの最適なバランスを達成する。「GPUOpen」を通じて提供される「FidelityFX」は、「Contrast-Adaptive Sharpening(CAS)」を採用することで、コントラストの低い部分でもディテールを引き出し、画像を鮮明化する際のアーチファクト(データの歪み)を最小限に抑える。
「Radeon Anti-Lag」
eスポーツ向けに最適化された機能。入力からディスプレイ表示までの時間を最大31%短縮することができる。
【ラインナップ】
製品モデル | CU | ストリーム・プロセッサー | TFLOPS | GDDR6(GB) | ベースクロック(MHz) | ゲームクロック(MHz) | ブーストクロック(MHz) | 販売価格(税込) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Radeon RX 5700 XT50th Anniversary Edition | 40 | 2,560 | ~10.14 | 8 | 1,680 | 1,830 | ~1,980 | 448USD |
Radeon RX 5700 XT | 40 | 2,560 | ~9.75 | 8 | 1,650 | 1,755 | ~1,905 | 51,300円 |
Radeon RX 5700 | 36 | 2,304 | ~7.95 | 8 | 1,465 | 1,625 | ~1,725 | 45,900円 |
最強の呼び声も高い「第3世代AMD RyzenデスクトップCPU」
新しい「第3世代AMD RyzenデスクトップCPU」は、電力効率の高い7nmベースのテクノロジーで構成され、シングルスレッドとマルチスレッド両方のワークロードで優れた性能、電力効率、コア数を提供する。
優れたゲーミング・パフォーマンス
クロックスピードの向上、クロックあたりのパフォーマンス強化、前世代と比較したL3キャッシュの拡大、「Windows 10 May 2019 Update」とのシナジー効果により、1,080pと1,440pのいずれの解像度においても、強力でスムーズなゲーミング体験を実現する。
卓越したコンテンツ制作性能
レンダリング、エンコーディング、カラー・グレーディングに関して、競合製品を大きく上回る性能を提供する。
低温で静かなPCエクスペリエンス
電力効率に優れているため、競合製品と比較したワットあたりのパフォーマンスは、「Ryzen9プロセッサー」で最大58%、「Ryzen7プロセッサー」で最大30%の向上を達成するとともに、効率が高く、低いパワーエンベロープで動作する。
シンプルなオーバークロッキング
他の「AMD Ryzen」シリーズと同様に、「第3世代Ryzen」は、オーバークロックに対応している。「Precision Boost Overdrive with Automatic Overclocking」は、マザーボードとコミュニケーションを行なうことにより、ボタンひとつでクロック周波数を最大200MHzにまで高め、「Ryzen 3000シリーズ」の性能を向上させることができる。また、新たに強化された「Ryzen Master Software」ユーティリティーでは、「RyzenデスクトップCPU」の性能を容易に最大限引き出せるよう、ユーザー・インターフェイスが刷新され、多数の新機能が追加されている。
AMDは、「第3世代RyzenデスクトップCPU」とともに、「AMD Socket AM4」向けの新しいX570チップセットも発表し、コンシューマー製品としては世界初となる、PCIe4.0(PCI-Express Gen.4)対応プラットフォームを提供する。パートナー各社より、AMDX570チップセットに対応した50種類以上の新規モデルが登場予定で、AMDの歴史上で最も幅広いマザーボードの選択肢が提供されることになる。
【ラインナップ】
3rd Gen Ryzen Desktop Processors | コア/スレッド | TDP(Watt) | ブースト/ベース(GHz) | L2+L3キャッシュ(MB) | PCIe4.0レーン(processor+AMD X570) | 販売価格(税別) |
---|---|---|---|---|---|---|
Ryzen9 3950X | 16/32 | 105 | 4.7/3.5 | 72 | 44 (36useable) | 9月販売開始予定 |
Ryzen9 3900X | 12/24 | 105 | 4.6/3.8 | 70 | 44(36useable) | 59,800円 |
Ryzen7 3800X | 8/16 | 105 | 4.5/3.9 | 36 | 44(36useable) | 46,980円 |
Ryzen7 3700X | 8/16 | 65 | 4.4/3.6 | 36 | 44(36useable) | 39,800円 |
Ryzen5 3600X | 6/12 | 95 | 4.4/3.8 | 35 | 44(36useable) | 29,800円 |
Ryzen5 3600 | 6/12 | 65 | 4.2/3.6 | 35 | 44(36useable) | 23,980円 |
Radeonグラフィックス搭載 AMD Ryzen 3000シリーズ
「Radeonグラフィックス搭載 AMD Ryzen 3000シリーズ」は、前世代と比較してCPUとグラフィックスのクロックスピードを強化し、「Radeon Anti-Lag」をはじめとした新しいドライバーの機能を搭載。クラス最高のグラフィックス性能、1,080pゲーミングでのスムーズなフレームレート、4K HDRストリーミング機能に加えて、「Radeon FreeSync」テクノロジーに対応しているので、SFF PC、HTPCの設計に最適な製品となっている。
【ラインナップ】
Ryzen 3000 Series Processors with Radeon Graphics | コア/スレッド | TDP(Watt) | ブースト/ベース(GHz) | グラフィックス(グラフィックス・クロック) | L2 + L3 キャッシュ(MB) | 販売価格(税別) |
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Ryzen5 3400G | 4/8 | 65 | 4.2/3.7 | Radeon RX Vega 11(1,400MHz) | 6 | 18,800円 |
Ryzen3 3200G | 4/4 | 65 | 4.0/3.6 | Radeon Vega 8(1,250 MHz) | 6 | 11,800円 |
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