MSI、「Radeon RX 5700シリーズ」搭載ビデオカード「Radeon RX 5700 XT 8G」と「Radeon RX 5700 8G」を発売

　MSIは、AMDの最新GPU「Radeon RX 5700シリーズ」搭載製品第1弾として、リファレンスデザインを採用したビデオカード2製品を7月7日に発売した。市場想定価格は「Radeon RX 5700 XT 8G」が49,800円（税別）で、「Radeon RX 5700 8G」は43,800円（税別）。

　「Radeon RX 5700」シリーズは、従来のアーキテクチャとは異なるRDNAアーキテクチャを採用。これにより、クロックあたりの性能や電力効率が向上する。さらに、より高クロックな動作を可能にすることで、ゲームパフォーマンスは大幅に向上する。

　フラグシップGPUとなる「Radeon RX 5700 XT」は、TSMCの7nmプロセス技術を採用することで、2,560基のストリーミングプロセッサを統合。256bit GDDR6メモリインターフェースを採用し、14Gbpsのメモリスピードを実現する8GBのグラフィックスメモリを搭載している。同GPUを搭載する「Radeon RX 5700 XT 8G」は、最大ブーストクロック1,905MHzの動作を実現し、HDMI 2.0b×1とDisplay Port 1.4×3のディスプレイ出力による4画面出力と4-Way AMD CrossFireに対応する。一方、下位モデルとなる「Radeon RX 5700 8G」は、2,304基のストリーミングプロセッサを搭載し、最大ブーストクロック1,725MHzの動作を実現する。

　いずれの製品も世界初となるPCI Express 4.0×16に対応。第3世代のAMD RyzenプロセッサおよびAMD X570プラットフォームと組み合わせることで、GPUの性能を最大限に引き出すことができる。さらに、AMD独自の画面同期技術であるAMD FreeSyncテクノロジにも対応しているほか、MSI独自ユーリティティのAfterburnerによって、システム環境に応じて、さらなるオーバークロックを試みることも可能だ。

「Radeon RX 5700 XT 8G」

「Radeon RX 5700 8G」

【主な仕様】