日本ホラーのリスペクトに満ちたタイ産ホラーステルス「Home Sweet Home」

　マスティフは、タイの開発会社YGGDRAZIL制作のホラーステルスゲーム「Home Sweet Home」のプレイステーション 4版を6月27日に発売する。価格は4,500円(税別)。PS VRにも対応し、臨場感たっぷりでプレイできる。

日本のホラー映画のリスペクトを感じさせる演出

　「Home Sweet Home」はタイを舞台に、タイの文化や独特の呪術も取り入れたステルスアクション。主人公ティムは、妻の失踪後、酒におぼれる日々を過ごしていた。彼はある日、見知らぬ暗く荒れ果てた場所で目を覚ます。訳がわからないまま、ティムは家へ帰るため、出口を探してさまようこととなる。

　謎の場所で彼は過去のある事件にまつわる新聞記事を見つける。そして同時に、カッターを持ち、ティムを襲ってくる怖ろしい異形の女性ベルに追われるのだ。ティムは迫りくる悪霊から逃れながら妻を探し、無事に家へ帰れることを願い決死の探索を続けていく……。

タイの新聞。タイを舞台にした本作は、タイの文化や独特の呪術などが活かされている

　「Home Sweet Home」は、日本のホラー映画で見られる、肌にべったりと気味の悪いものが張り付き、そしてその何かが顔に向かって這い上ってくるかのような恐ろしく、生理的嫌悪を生む演出に秀でている。闇に浮かび上がる影、少女の絶叫など、その演出には日本のホラー映画への強いリスペクトが込められているという。

　「Home Sweet Home」は、Steam版が2018年9月に発売され好評を博しているが、PS4版発売にあたり、日本の声優による吹き替え音声を収録。PS4、そしてPS VRで楽しめるようになるのだ。

不条理が恐怖に変わる独特の感覚は日本のホラー映画に見られる演出だ