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「戦国無双」15周年を記念し「コーエーテクモカフェ&ダイニング」でコラボメニューを提供
鯉沼シリーズプロデューサー「『戦国無双』は次のステージに!」15周年について語る!
2019年2月7日 17:46
コーエーテクモゲームスは2月6日、池袋にある「コーエーテクモカフェ&ダイニング」にて、「戦国無双」シリーズ15周年を記念したコラボメニューの発表を行なった。当日は「戦国無双」シリーズプロデューサーの鯉沼久史氏も登場し、15年を振り返るコメントなどを披露したほか、シリーズ15周年を記念した生放送も配信された。
今回開催される「戦国無双 15thスペシャルコラボレーション」は、第1弾が2月11日より3月6日までで、第2弾が3月7日より3月29日までとなっている。
リラックスした雰囲気で登場した鯉沼プロデューサーは最初に、シリーズが15周年を迎えたことについて「2月11日で15周年ということで、今回はコーエーテクモカフェ&ダイニングにてコラボメニューを用意しました。派生タイトルを含め、これまで数多くのシリーズ作品を発売してきましたが、ユーザーの皆様から今後の展開を期待されている中で迎えた15周年なので、そろそろ始動しましょうということになりました。3月14日には『戦国無双4 DX』が発売となり、その後にいよいよ次のステージに入ると思いますので、皆さんの期待に応えられるべく頑張ります」とコメント。
続いて、コラボメニューに関しては「通常は最新作とコラボレーションするのですが、今回は1作目から最新作までまんべんなく入れたいと思い、それを踏まえてコラボメニューを作りました。キャラクターもナンバリングごとにコンビが変わるのですが、左近が過去作でのコンビ相手である三成とのメニューだったりするのも、それを踏襲しています。そういった部分で、15年前から遊んでいるユーザーの方でもニヤリとできるようなコラボメニューになっていますので、ぜひ来てください」と語った。
この15年間で印象的だったことを聞かれると、鯉沼氏は「ナンバリングを重ねるごとに戦国時代をどう演出するかというところで苦労しましたが、1番印象に残っているのが1作目です。「信長の野望」と「三国志」シリーズを抱えているところとしては、好調な「三國無双」シリーズにプラスして戦国時代の無双ゲームもあったほうが良いのではと言うことで作り始めました。チャレンジングなタイトルでして、同じ無双タイプのアクションゲームのため差別化をどうするかということで、城を作ったりそこに落とし穴を設置したほか、アクションも剣・槍・弓に加えて和的な創作武器を取り入れたりしました。独自路線をどう見出すか、で苦労した覚えがあります」と、過去を思い出しつつ話した。
さらに「コラボメニューのオススメは、“三成と左近のオムライス&エビフライプレート”です。三成が左近を部下にする時に、給料の半分を与えたという逸話が好きで、彼をゲームに登場させた経緯がありまして……なので、この組み合わせでカフェのメニューに出して欲しいと自分がリクエストして入れてもらったものなので、ぜひ食べてみてください」と、自らの思いを交えたメニューをしっかりとオススメしていた。
キャラクター面でも注目されてきた「戦国無双」シリーズだが「プレイステーション 2時代は、一騎当千の爽快感を出すためにハードスペックとの戦いがありました。このときは爽快感を最大限まで引き上げたことで、アクションゲームとしての気持ちよさがユーザーの方に受け入れられたと思っています。その後はテレビの大河ドラマと同じく、戦国時代をさまざまな視点で描くようにしました。途中からマシンスペックがアップしたこともあり、アクションゲームとしての爽快さは大事にしつつ、キャラクター性やシナリオ性というところを大事にして作ってきたタイトルだと思っています」とも語り、シリーズを重ねるごとにキャラクターにも重点を置くようにしていると説明した。
最新作では“神速”というシステムが導入されているが、「1作目は“戦国らしさ”ということで盾的なものを入れたり、城にさまざまなギミックを盛り込み攻略をアスレチック的にしました。しかし、PS4では無理なく敵キャラクターを多数登場させられ、爽快感も飛躍的にアップしています。そうなると、完全に敵を殲滅しづらくなるというのがあるため、“神速”を導入しました。使いすぎるとゲームとして面白くなくなってしまうバランスもありますが、チャレンジングに入れました」と解説した。
シリーズ作品を続けていく上でのマンネリ化とどう戦うかについても「象徴的な本能寺のイベントは外せないので毎回入れていますが、有名な出来事や皆さんが知っていることは視点を変えながらもやらなければ、と思っていますので、今後も入れていきます」とコメント。
気になる、冒頭での「次のステージに入る」と言う発言の真意を尋ねたところ「ナンバリング4作と派生タイトル含め、数多くのシリーズ作品をやってきました。そこで1度、今までのキャラクターを含め再考する必要があると思っています。前作から5年ほどの時間がかかっていますが、ようやくある程度の納得いく企画が練り上がってきました。従来作品からの継承も考えていますが、今までのナンバリング作品の作り方ではなく、次回作は“変えるチャレンジ”をしていきたいということですね。まだ正式に発表できていませんが、順当な進化というよりはガラリと変えたい、そのような意図で話しました」と回答。
最後に、今後の展開として「なかなか次のナンバリングタイトルが発売できず、申し訳ないです。今回は、15周年をお祝いするコラボカフェを展開していますので、ぜひご来店ください。もちろん、「戦国無双」シリーズはこれで終わるわけではなく、しっかりと次を考えながら進めています。発表できるまで今しばらく時間をいただきたいと思っていますので、ぜひ今後ともご期待ください。よろしくお願いします」とまとめ、鯉沼氏のトークは終了となった。
「戦国無双」シリーズ15周年を記念した生放送も配信
鯉沼氏のトーク終了後、同じ会場にて「戦国無双」シリーズ15周年を記念した生放送が配信された。出演したのは、MC役としてゴー☆ジャスさん、アシスタントには「戦国無双 ~真田丸~」にて茶々役を演じた声優の高野麻里佳さん、そして鯉沼氏の3名。
最新作「戦国無双4 DX」のほか、3月下旬より「戦国無双 真田幸村御朱印帳」が長野県眞田神社にて頒布されるニュースなどが告知された。また、「戦国無双」シリーズに関するクイズに正解することで、2月11日から提供されるコラボメニューを食べられるコーナーもあり、出演者の面々が一足先に味わう場面も。
「戦国無双」に出して欲しい武将をプレゼンするシーンでは、ゴー☆ジャスさんがナポレオン、高野さんは茶々をそれぞれプッシュ。ナポレオンと言われた鯉沼氏は「出演するなら、『戦国無双』シリーズではなく『OROCHI』シリーズかな」と苦笑いしながら回答。「茶々のほうが『戦国無双』シリーズにマッチしてます」とコメントしていたのが印象的だった。